10月22日から25日まで、デジタルコンテンツの最先端の作品と技術、動向を紹介する大型イベントデジタル
コンテンツエキスポ(DIGITAL CONTENT EXPO)2009が東京・お台場地区で開催される。
魅力的な企画が盛りだくさんのDC EXPOだが、CGアニメーション、そして人材育成も主要なテーマだ。
その中で昨年、大好評を博したワークショップが今年も開催される。「Animation Master Class in Japan」である。
「Animation Master Class in Japan」の講師となるのは、ハリウッドの数々のスタジオで劇場アニメーションに
従事してきたKyle Balda氏である。同氏は、ピクサーやILM、そしてWetaデジタルスタジオ等の名だたるスタジオ
で多くの実績を築いてきた。『マーズアタック』、『ジュマンジ』のスーパーバイザー、『トイ・ストーリー2』
ではディレクターを務めた。
今回のワークショップでは、10月23日と24日の2日間、トータルで十数時間にも及ぶ時間を取り、アニメー
ションの原理と動きについて集中的に講義する。昨年は1日のみのワークショップであったが、参加者のニーズの
大きさから講義時間を大幅に拡大し、より深く掘り下げる。
現在、日本でも数多くのCGアニメーションのワークショップが設けられている。しかし、「Animation Master
Class in Japan」の特長は、現在、CGアニメーションの中心となっているハリウッドのトップクラスの教育が
日本にいながらそのまま受講出来る点である。
グローバルスタイルのCGアニメーションの考え方を知りたい専門家だけでなく、日本のCGアニメーションと
ハリウッドのスタイルや考え方、制作の進め方の違いを知るのにも有効だろう。
受講には教材費3万円がかかるが、昨年の講座は短期間で埋まっている。今年もかなりの人気が予想される。
このため主催者は、応募者多数の場合、抽選により受講者を決定するとしている。定員は80名、DC EXPOの
公式サイトにて事前予約を受付けている。
Digital Content Expo2009
「Animation Master Class in Japan」
日時: 10月23日(金)〜24日(土) 10時〜17時
場所: 東京国際交流館 メディアホール
教材費: 30000円
Kyle Balda HP
http://www.kylebalda.com/ 申込:
http://www.dcexpo.jp/symposium/workshop.html 【カリキュラム】
1.基礎
1-1.アニメーションにおける基礎概念
1-2.これまでのアニメーション原理の再考
1-3.グラフエディタ
2.キャラクターの身体的特徴の認識
2-1.運動学とキャラクターセットアップ
2-2.物理学に基づいたアニメーション:体の内側から
2-3.歩行周期
2-4.歩行周期のデモ
3.キャラクターの動作・しぐさ
3-1.キャラクターが何を考え、何を感じているか(ストーリーの筋書きを研究する)
3-2.会話や言動の背後に隠された意味
3-3.リップシンク
3-4.演技に基づいたアニメーションへのアプローチ:ポーズからポーズ
3-5.演出
3-6.総括デモ
【引用元】
アニマックス
http://www.animax.co.jp/news/index.php?proc=detail&ID=2865&Offerer=