ドラクエ9にFF13のパーティー会場を入れて持って帰る
ステージに向かって左側前の方にエンターブレイン代表取締役社長の浜村弘一さんがいらっしゃったので、ここぞと
ばかりに近づいて通信を試みてみましたが、駄目でした。プレイされているのか、されていないのかは知りませんが、
あの場にはお持ちでなかったようです。
帰り道、1人でタクシーを捜されていたので、よっぽど声をかけて、名刺でもお渡ししてみようかと思いました。でも、や
っぱり有名人だからと言っていきなり声をかけるのもどうだろう、浜村さんにとってみれば煩わしいだけかもしれないと
思ってやめました。
今回、ご紹介させていただいた方々、それにご紹介していない残り13人の方々も、僕は一切面識がございません。山
本モナさん以外はお顔も分かりません。もちろん、声もかけていません。浜村さん同様、どころかそれ以下です、お互
い全く知らない状態。まさにすれ違いです。
でも、交流しました。プレイ時間を見て感心して、なさっているお仕事に興味を持ったりもしました。もちろん、思い出に
なりました。今、僕のドラクエ9のリッカの宿屋は、1階と2階をパーティー参加者が完全に占領し、まるで「FINAL
FANTASY PREMIERE PARTY」会場になってしまったかのようです。みんなテーブルを囲んで歓談しています。司会
の山本モナさんもいます。もしかするとコクーンに扮したGeo-Cosmos(ジオ・コスモス)も飾られているのかもしれま
せん。
すれ違い通信って本当にすごいです。この、場の共有感、絶妙な距離感、触れるか触れないかの際で交差するコミ
ュニケーション。nintendogsの頃から新しいコミュニケーションの形を模索したメディアアートに思えてしょうがありませ
ん。
芸術の世界、現代美術の世界でもこういうコミュニケーションを考える人はきっといると思うんです。でも、1度に300万
人以上にばら撒いて実行するなんて不可能に近いですよね。これはエンターテイメントのパワーです。ダイナミックで
す。そして芸術的です。
ドラクエ9にFF13のパーティー会場を入れて持って帰り、今この記事を書いています。ゲームの凄さに触れることがで
きました。ああ、本当に今日は楽しい1日だったなあと、余韻に浸ります。
引用元
http://www.hiromutaori.com/2009/09/08/20090909/