塩釜高(宮城県塩釜市)の文化祭で毎年展示されている人気アニメ「機動戦士ガンダム」などの
段ボール製巨大模型が、今年も3体完成した。5日の文化祭で新作と過去の作品計7体が
勢ぞろいし、男子校として最後の文化祭を飾る。
塩釜高は2001年から毎年、段ボールアートで巨大模型を作っている。今年はガンダムの
テレビ放映30周年を記念して原点に戻り、ガンダムシリーズ第1作に登場するガンダムと
ザクを作った。体長約3.5メートルの2体は過去のノウハウが凝縮され、ひときわ完成度が高い。
アニメ制作会社の依頼で、来年完成予定のアニメ「戦国驍刃デュラハン」に登場する
伊達政宗をイメージしたロボットにも挑戦、組み立てると体長4.5メートルになる巨大模型が
完成した。
3年から1年までの13人が制作に携わり、設計から完成まで1カ月を費やした。3年の
大場俊拓君(18)は「ガンダムの顔の表情作りに苦労したが、完成させることができて
充実した夏だった」と振り返る。同じく3年の佐藤豪君(17)も「きれいに設計できて、
細部までしっかり作り込めた」と満足そうだった。
塩釜高は10年4月から塩釜女子高と統合、男女共学校になる。
文化祭の一般公開は5日午前9時から午後2時まで。
河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090902t15003.htm http://www.kahoku.co.jp/img/news/2009/20090901014jd.jpg