【コラム】「理屈が欲しい、ロジックがほしい、ルールがほしい」 「マクロスF」河森正治監督インタビュー5
1 :
あやめφ ★:
―― 職場の温度を上げるために、管理しやすい均一化した人材ではなく、バラバラな個性を
持つ人を集めて、好きなことを自分勝手にやってもらう。主体的に動く個人をたくさん束ねて、
活気のある“生態系的”な組織や作品作りをなさっているということでしたが。
河森 でも、いろいろな個性を持つ人を集めてやるというのは、面白いんだけれども、
空中分解もしやすいんですよね。ただ自由にやってもらっただけでは、船頭多くして
何とやらになってしまう。
―― そうですよね。皆が「俺が俺のやり方でやる」と言い始めてしまったら、組織は機能
しなくなりますね。だから、言葉にできて、紙に書くことができるような「ロジック」で
管理したくなる。
河森 しかし、アニメの場合ですと、制作に関わる人数が膨大になってくるので、「一つ一つに
ついてその都度きちんとみんなで話し合って考える」というロジックだと破綻するんです。
―― 関わる人数が多いから、物理的に無理になってしまいますね。
■ 「紙に書ける」ロジックでコントロールしたい!
河森 それに、組織でも作品でも、ロジックだけで作っていくと、視野が狭くなって、幅が
狭くなっていってしまうんですよね。それは僕の経験からそう思うのですが。
油断していると、僕はついつい設計図を考えてしまうんですよ。元がロジック大好き人間なので(笑)。
昔、初代「マクロス」の頃は、設計図を書いて、計画を立てて、できるだけ緻密に構成をして、
そのゴールに向かっていくというロジカルな作り方をしていたつもりなんですが、そうすると、
だいたい設計通りにいかないわけですね。多人数で作るから。その設計通りにいかない
ところが、もう嫌で嫌でしょうがなくなっちゃって。
―― コントロールできない状態は、ストレスになりますよね。
河森 ストレスになります。けれども、その大人数というコントロールの効かなさが、
僕の描いた設計図を“越えて”くれた部分もあるんですね。
それから、「マクロス」が終わって、いろんな国に取材旅行に行って、多様性があった方が
面白い、むしろロジックだけによるコントロールはやめたほうがいい、という思いに繋がったんです。
―― ロジック通りに作ることを目指したけれども、ロジックを越えたところのほうが面白かったと。
日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090724/200874/ 続き
>>2-6 関連スレ
【コラム】ピラミッド型で「仕事が面白い」のは、頂点の人だけ 「マクロスF」河森正治監督インタビュー4
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1248146726/
2 :
あやめφ ★:2009/07/28(火) 12:49:42 ID:???
■ 紙に書いて貼っておくかわりに「最低限の手」をいれる
河森 そうですね。だから今は、「設計図」を考えるんじゃなくて、「生態系作り」を
考えるんだとという。そこに気をつけています。
―― ただ、前回仰っていたことからすると、生態系的な組織では、個々人が自由な動きを
するわけですが、やはりこれを束ねるのは難しそうですね。ロジックに逃げ込みたくなりそうな。
河森 やっぱりキモはフィールド、環境作りですね。最初に、みんなが勝手にやっても
大丈夫なように受け皿を作るんですね。
このフィールドは生態系なんだと考えると、「人間が手を貸さなくてもうまく機能していた
時代があった」ということですよね。その前提の中で、じゃあ、「最小限の手」にしてみよう、と。
―― 最小限の手、とは何なのでしょう。
河森 自然農では、作物は勝手に育つわけだけれども、ほかに何をする必要があるかと
いったら、時々見に行ってあげること。見てもらえること、見ることが最低限、最小限の手
という、そういうことです。
やってみると難しいんですけどね。でも難しい中にも、サテライトで“実験”を始めた10年の間に、
手探りで少しずつやり方を見つけつつあって。
―― そのひとつが、前回お話しいただいた、組織にリーダーを置かず、「ファシリテーター」
(促進役)を入れることでしたね。
河森 人材が好き勝手に動いて、生態系として機能させるには、ファシリテーション役をする
人間が、彼らに対して「もっとやっていい」「もっと暴走していい」、ただし、「他の人の生長や
楽しみも同じだけ尊重して」と言い続けないといけない。
芽を摘み取ったりとか、均一化していこうという思考がわずかでもあったら失敗します。
そんな乱暴な、と思われるでしょうが、そういうとらえ方にならないと、うまく機能しないんですね。
―― 前にお話しいただいた「空を青く塗らない」人材づくりですね。
河森 そもそもうちに来てくれる人たちだって、均一にまとまるように日本で教育を受けて
しまっているわけで。学校や企業はルールを教えることはしますが、ルールを疑うことは
教育しないですからね。
■ 「ルールが絶対だ」「ないと困る」という人々
だから自分は、クリエイティブな組織や作品を作る際に、いろんな要素や人材が入るように
考えるんですが、ひとつだけ、入れてはいけないものがあるんです。
―― それは何ですか。
河森 「ルールが絶対な人」なんですね。
「この規則に、ルールにのっとらなきゃ絶対だめだ」という人が入っちゃうとアウトなんです。
3 :
あやめφ ★:2009/07/28(火) 12:49:53 ID:???
―― ルールが絶対というのは、いったいどんな人なんですか。
河森 ひとつには、せっかくうまく行きかけても、すぐに、越権行為だ!とか言い出す人ですね。
そうなると、あっという間にトーンダウンしてしまうわけで。それから「与えられたルールが
ないと動けない」人もそうですね。
僕が20代の頃はそういう人は少なかったです。僕なんかも、とにかく大人から「やるな」と
言われることをやりたくてしょうがなかったんですね。それは失敗するぞ、売れないぞとか
言われると、じゃあ、売ってみせると言ってやっちゃう(笑)。そういう感じで、やるなと
言われたことをするのが大好きだったんですよ。
でも、いつの間にか、言われたことしかやらない世代といわれる人たちが増えて。
―― なぜそうなったのでしょう。
■ ツールの枠の中から頭が出ない
河森 この辺言いたいことが多いので、話が広がり過ぎちゃうとよくないんですけど、教育の
現場で○×テストが導入されたり、家庭用ゲーム機がどの家にも入ったり、コピー機が
子供のころから存在するようになって。とどめはパソコンとネットワーク。
現実体験がベースにある人が、こうしたものをツールとして使うのはいいと思うんですけれども、
現実体験がないのに使うのはまずい。仮想的な「創造」ができるツールとしては非常に
優れているけれども、その比重が逆転してしまうと危なくて。実体験をベースに、ツールで
拡張するならいいですよね。でも現実には、ツールの枠の中で思考が止まっている。
言い換えると、実際にやる前に、「まず理屈をくれ、マニュアルを紙に書いてくれ」という人が
増えている。
―― では、入れてはいけないのは、「理屈が欲しい、ロジックがほしい、ルールがほしい」と
言う人なんですね。
河森 現場で何かあったときに、ルール絶対じゃなく、ルールが多少変わっても平気な
スタッフをそろえないと危ないんですよね、少なくともメインスタッフでは。
特に日本では、「ルールがないと動けない」という状態にどうしてもなりやすいんですよね、
これだけ実体験なしで、実体験と錯覚させる使えるツールが増えると。
ルールの枠を守って上からコントロールされている方が楽、という気持ちもわかるんだけど、
そこは頑張って、今自分が居るところのルールの枠を外していかないと。
―― 海外旅行の体験がそれに気づくきっかけになったというのは、別のルールに触れる
機会だからなんでしょうか。
■ 自分のルールが通じない体験をしてみるべきなんだけど・・・
河森 うん。アジアで貧乏旅行をしたときに面白かったのは、日本のルールがまるで
通じなかったことなんですね。
日本とか欧米社会ってやっぱりルールがはっきりしている社会で、国ごとの微妙なメンタリティの
違いはもちろんあるんですけれども、そうはいっても基本ルールが一応あるじゃないですか。
ある程度の近代社会といわれるものを成立させたところは。
4 :
あやめφ ★:2009/07/28(火) 12:50:06 ID:???
インドとか中国の奥地に行ったらそんな近代的ルールはないですからね。特に僕が
行き始めた頃なんかはそうでした。あれはスリリングで面白かったし、最初はびっくりする
わけですけれども。最初に中国に行ったとき、トイレの中に敷居がなかったりとか(笑)。
時々、日本とか欧米のルールじゃないところに行かないと、どうしても生まれ育った国の
ルールに戻ってきちゃうんですよ。我々が生まれ育った国は人工ルールでがっちりだから、
そこにできあがる組織もロジックありきであって、生態系ではないんですね。生態系じゃない
感覚を持ち込むと、やっぱり幅が広がらないんですよ。
■ 脳が優位、というのも錯覚かもしれない
―― それが閉塞感にもつながっているんじゃないかということですね。
河森 ○○してはいけないという、「ルール」ばかりが優先されるようになっていますよね。
近代社会として仕方がないことなんだけれども、脳優位社会、脳の中でも前頭葉優位
みたいな社会になっているなと思うんです。
―― 脳優位社会、つまりルール、ロジックばかりが優先される社会。
河森 生物の「個性」といわれるものの始まりは、消化管、消化管の腸壁の吸収特性の違い
―― 何の栄養分を吸収するかの特性というのが、「好み」ひいては「個性」の始まりだという
説があって。人間の好みというのは、脳が好みをつくっているだけじゃなくて、消化管が
好みをつくっている、その消化管が最も短時間で次の食物を得るために脳が発達したという、
そういう説なんですね。消化管のために脳ができたという。ところが、いつの間にか脳が
肥大化して、自分が身体全体の主人のように思っている。これって実は錯覚じゃないかと。
脳さえあれば、ほかはいらない。脳以外を排除しようという感覚は、やっぱり「枠から出ない」し、
「単一の作物だけを作る」ことと同じ感覚なんですよね。もしくは、「ある単一の文化以外は
排除していこう」ということと同じ感覚ではないかと。でも、生き物として考えると、脳だけ
じゃなくて、腸も肺も心臓も等価であると。どれも同じだけの価値があるという方が、
生き物としては当たり前なんじゃないか。
―― 社会の中の人間のあり方も?
河森 そうですね。近代の、自然のままではいられなくなった生態系のあり方と、今、
社会で起きていることや現代社会の価値観は、根っこが同じだと思うんですよね。
今の世の中には、脳=ロジック以外のところが、欠けているなと。
それで僕は、作品を作るときに、脳=ロジック以外のところに届くものを作りたいと思ったんです。
アニメに限った話ではありませんが、今はロジック化が加速している時代ですよね。
マーケティングとか、理屈優先でものを作ることが多くなって。
ロジック以外のところで感じる快楽とか欲望がオミットされやすい時代と考えるならば、
逆に今は、そうした快感をお客さんに提供するチャンスですよね。
―― 「ロジック以外のところで届く快感」というのは具体的には……。
河森 歌もそのひとつだと思います。
―― なるほど、そこに繋がっていくのですね。
5 :
あやめφ ★:2009/07/28(火) 12:50:18 ID:???
■ 盛り上がっている打合せは非言語のコミュニケーション
―― 「歌」には何があると思いますか。
河森 何でしょうね。純粋に「音楽」の部分と肉声という「言語」の部分と、両方の側面を
持っているのが面白いと思うんですよね。
もちろん、音楽自体は、非常にロジカルな数学的な側面も持っているわけですが。歌には、
歌った人の精神状態や意識が、音としての歌にも乗っているけれども、もしかしたらそうじゃ
ない部分も伝達されているんじゃないかなという幻想を抱いていますね。
―― 「マクロスF」にもそういう設定がされていました。
河森 物語ではSF設定として描いていましたが、潜在意識の伝達というのは、起こりえない
ことではないと思うんですよ。
例えば、盛り上がっている打ち合わせでは、みんなが同時に同じようなことを思いついたり
しますよね。まるで自分で思いついたように認識しているけれども、あれも他者の意思が
伝わってきたという可能性もあると思うんです。意識の伝達のひとつの形ですよね。
―― 盛り上がっているミーティングは、意識がなんとなく共有されている場であると
いうことですね。
河森 自他の領域に区別がない状態になっていると、他人の考えだと思わないんですよね。
できれば、組織の中で、潜在意識が共有された状態をつくりたいんです。共有意識を使って
物を作るのに挑戦しているという(笑)。
「こういう方向にいきたい」という意志のベクトルを持って舵を切っていくと、みんなが
共振するような形になって、自分が言わなくても、他の人が「あたかも自分で思いついたように」
言ってくれる状態になる。その逆ももちろんあって、他の人が思っていたことを、僕が言える
ようになる、とか。
意識が共有されたネットワークができあがって、まるで1つの生物のように物を作り始めるという。
そんな組織や作品作りができないかなと思っています。それこそが「生態系のような組織」ですね。
■ そもそも、快感って論理で説明しにくい
―― ワイルドな言い方をしますと、今、さまざまな組織が「脳(ロジック)で分かる話」という
ところに集中しているときに、監督は、「マクロスF」で、ロジック以外の部分を、こういうものも
面白いだろうとお出しになったわけですね。
河森 脳主導だけで考えていくと、人間が本来持っている欲求を「そんなことはあり得ない」と
言って否定してしまう。ルールや制限をやたらと作ってしまうのが、マーケットが広がらない
理由なんじゃないかなと思うんですよ。
―― 感覚的なものということで言えば、個人的には、たくさんの戦闘機が空を飛び交う
シーンや、そこに歌がかぶさってくるシーンが気持ち良く感じます。その気持ちよさに、
何か理由があるのではないかと思うのですが。
河森 たぶんフィルムに、生物的に心地よく感じる快感みたいなものが入れられたのだと思います。
戦闘機のシーンなんですが、「マクロスプラス」を制作したときに、実際に練習機に乗って、
操縦を習って、模擬空中戦をやってきたんですね。1日だけなんですけどすごく面白かったし、
やっぱり実際の体感を伴ったものを作りたくなっていったわけですよね。
―― 実感が、面白さや快感を盛り込むことにつながったのでしょうか。
河森 そうなのでしょうね。けれども、フィルムで快感を追求するときには気をつけている
ことがあるんです。単一の価値観で“洗脳”しないようにしたいんです。
6 :
あやめφ ★:2009/07/28(火) 12:50:25 ID:???
―― 洗脳、といいますと?
河森 ある1つの理念とか考え方、例えば、熱狂を、あるいは涙を呼び起こすために特化した
フィルムを見て興奮するのは嫌なんです。コントロールされるんじゃなくて、それぞれが
好き勝手に自分の好きなポイントで盛り上がってくれて、その好きなファクターがいくつも
作品の中にあって、それが組み合わさって盛り上がってくれたらいいなという。
スタッフにしても、見てくださる方にも、その快感が、洗脳されたファシズム的快感原則じゃなくて、
多様性で、それぞれの人が別々のところで喜んでくれているのが集まっている、となれば
いいなと思っています。
―― ばらばらな多様性を保ちつつ、「盛り上がっているミーティング」のような、全員が
なんとなく意識を共有するということは可能なんですか。
河森 それぞれの人が面白がるけれど、面白さのポイントは人によってばらばらで、
でも他人の面白さが「分かる」みたいなことですね。
■ 見る側の、個別に違うツボを押す
―― 作る側が個人個人の面白さを反映して作品を作ることで、お客さんもそれぞれ個人的な
ツボを押され、それでいて、共通でおもしろがれる部分もある、と。
私自身も、「マクロスF」を観たときの面白がり方が、観る人によってさまざまだったところが
興味深かったです。世代によって、性別によって、全然違う感想を聞くんですね。女性ですと、
シェリルやランカの歌や生き方がいい、初代「マクロス」世代の男性ですと、初代のテイストを
忠実に受け継ぎつつ、なおかつ表現方法は今風であるというところにシンパシーを
感じているという。
世代や性別で感想はばらばらなんだけれども、ランカの歌の振り付けである「キラッ☆」の
ポーズが、みんなの共通の話題になったりするんですね。
河森 その辺が意識の多様的共有化でしょうか。そういうことができたらいいな、という
トライではありましたね。そうじゃないと、ここを楽しんでほしいということを押しつけてしまう
ことになっちゃうだろうなというのがあって。単一の楽しみ方を強いるのではなくて、
多様な遊び場になってくれたら。
―― 作品は視聴者に提供している遊び場ということですか。
河森 はい。視聴者にとっても、作り手側の各セクションにとっても、遊びがいのある
フィールドを作りたいわけです。また、アニメは単一の面白さを押しつける道具としては
非常に機能しやすいから、意識していないとすぐにそういう方向に走り出してしまうんですよ。
(次回に続く)
7 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 12:54:21 ID:MMudFn6P
>>1-6 長すぎ。
3行とは言わんが、要点だけ抜粋して20行くらいでまとめろ。
8 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 12:55:23 ID:nwfrnmFM
正直今の河森はどうかしてると思う
9 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 12:55:26 ID:iFzUQozt
なげえ。
10 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 12:56:22 ID:a1MAeQv/
11 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 13:04:08 ID:mZaJ6qyx
ロジクールがほしい、だけ読んだ。
取りあえずPCショップへGO!!
12 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 13:08:33 ID:PEyVUc6w
頭が悪いんだろうなあ
本当に徹頭徹尾、紋切り型の人なんだなw
> 河森 この辺言いたいことが多いので、話が広がり過ぎちゃうとよくないんですけど、教育の
> 現場で○×テストが導入されたり、家庭用ゲーム機がどの家にも入ったり、コピー機が
> 子供のころから存在するようになって。とどめはパソコンとネットワーク。
こういう論調を久しぶりに聞いたw
声を出して笑ってしまったw
ルールを信奉するのは今の若者じゃないだろ。
40前後の中堅が一番問題。若者に問題を押しつけるな
15 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 13:20:09 ID:a0D9bVMs
河森、おまえはロジックがどうの言うなら、バスカッシュをだなry
江戸時代のころから官僚的な人間や
地方や職場独特ローカルルールに縛られた人は相当数いるだろう
> 河森 ひとつには、せっかくうまく行きかけても、すぐに、越権行為だ!とか言い出す人ですね。
> そうなると、あっという間にトーンダウンしてしまうわけで。
これ個人的な昔の経験なんだろうなぁ……
> せっかくうまく行きかけても、すぐに、越権行為だ!とか言い出す人
こういうやつ、うざいよなあ。
結婚すればよく解るが、誰しも、それぞれ勝手なルールとかマナーがあるもんだ。
問題は、人に押し付けたがる奴。
>>1 は確かに長くて読みにくいけど、監督の雑談だと思えば、腹は立たないかった。
いいこと言ってるけど全部読む気にはならんな
参考になりますです。
ただ批判してる香具師は多人数で何か作った事なんてないだろ
23 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 13:50:00 ID:5m15Szmu
ちょっとやばいところに行ってるな
だいじょうぶか?
24 :
23:2009/07/28(火) 13:53:38 ID:5m15Szmu
具体的には、ここね。
河森 物語ではSF設定として描いていましたが、潜在意識の伝達というのは、起こりえない
ことではないと思うんですよ。
例えば、盛り上がっている打ち合わせでは、みんなが同時に同じようなことを思いついたり
しますよね。まるで自分で思いついたように認識しているけれども、あれも他者の意思が
伝わってきたという可能性もあると思うんです。意識の伝達のひとつの形ですよね。
>>24 それ読んで本当にテレパシーの存在を信じてるというように読み取れる?
26 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 14:03:32 ID:Sb3R+hoR
集団作業ならではの高揚感を普通に表現してるだけに見えるな
ロジクールにしか見えない
28 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 14:17:02 ID:PY8HZ9Ov
>>26 ほら
河森が言っている現実体験がない云々ってのが
こういう事なんだよ
>>25 いや、俺も
>>24の箇所はちょっと危うい表現だとは思った。
知識や経験を共有する集団(夫婦とか、兄弟、家族)では、相手の考えがわかったり、
同時に同じことを考えるなんてよくあるけど、こういう河森みたいな表現はしないから。
「意識の伝達」とは全然ちがうし、ましてや「伝わってきたという可能性」なんて表現は
変だ。せいぜい「思考回路が同調する」とか、そういうのならわかるんだが。
>>29 細かすぎ。重箱の隅をつつくようなお前の方が危うい。
>>29 > せいぜい「思考回路が同調する」とか、そういうのならわかるんだが。
何この厨二病みたいな表現
河森は富野になりたいの?
>>31 ちょっと待てw
それはダメで、「他者の意思が伝わってきた」「意識の伝達」はいいのかよw
>>33 如何にも攻殻にでも出て来そうな表現だと感じるがな
でもまあお前が「他者の意思が伝わってきた」「意識の伝達」を
なんだかおかしいと感じる自由はあるし、別に普通の言葉に
感じるのもオレの自由
こういうスレでは良くいるよな
文意では無くて、文字の選択にケチをつけて
その文章そのものや発言者を否定する手口って
マスコミの政治家発言を否定の材料にしたり
2chのスレタイだけで反応したり
最近の流行なんだろ
36 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 14:37:45 ID:LiANYynd
>>29 彼は「意識の伝達」があると思っているし
あなたは「意識の伝達」などないと思っている
ということでしょうね。
さてさて、事実はどちら?
おいおいw
じゃあ、河森の他に「意識の伝達」があると思ってるヤツ、いるのか?
いるんなら、手を上げてみてくれよ。そして、納得いくように説明してくれ。
>>37 お前がそうなんじゃないの
>知識や経験を共有する集団(夫婦とか、兄弟、家族)では、相手の考えがわかったり、
>同時に同じことを考えるなんてよくあるけど、こういう河森みたいな表現はしないから。
って言ってるじゃん
それが「意識の伝達」か「思考回路が同調する」かは
言葉選びだけの事じゃん
意識が伝達されたんでなく同じような状況だから同じような回答が出ただけとか言ってみる
>>38 前者と後者では、全然意味が違うんだが。「会議で一緒に盛り上がってると、
同じような思考回路になって、同じようなことを思いつく」ことは、「意識の伝達」
ではないよ。全然、伝達してないしw
>>39 おー、俺が言いたいのは、それ。
チンコロリシティ
>>40 会議ってのは意志の伝達の場じゃないか
>>39みたいな事を河森は言葉にするときに「意識の伝達」と言う言葉を選んだ
それだけの事だ
河森さんも総監督みたいな立場でやることが多くなって
組織運営論は切実な問題やろな
>>42 そりゃおかしい。というか、河森ははっきりと、
> 河森 物語ではSF設定として描いていましたが、潜在意識の伝達というのは、起こりえない
> ことではないと思うんですよ。
って言ってるんだぞ。「潜在意識の伝達」なんだから、「意志の伝達」とはまったく違う。
>>37 以心伝心みたいな言葉もあるし、そういう事もあるかもしれんなーで
済ませりゃいいだけのことだろ
ルールを問題視するひとには定義を変えてみせるといいんだよ!
例:中学生は大人だから中学生好きの俺はロリコンじゃない
>>44 そりゃおかしい。というか、おまえははっきりと、
>知識や経験を共有する集団(夫婦とか、兄弟、家族)では、相手の考えがわかったり、
>同時に同じことを考えるなんてよくあるけど、こういう河森みたいな表現はしないから。
^^^^^^^^^^^^^^^
って言ってるんだぞ。お前自身が表現の問題だと言ってるようですが、なにかw
ロジックというより、こじつけが好きなんだろ
計画性のない男ナンバーワンが何をほざくか・・・
>>47 前段の「〜なんてよくあるけど」と、後段の「こういう〜みたいな表現はしないから」は
逆接でつながってるんだよ。つまり、「〜ということはよくあるけど、そういう場合、〜み
たいな表現はしなから、はっきり別の現象だよね」と言ってるわけ。それで、次の段落
の、「意志の伝達」とは全然違ちがうし、という言葉につながる。
日本語ぐらい、ちゃんと読めよ。
>>49 そう言うのだったら、コラムの文意くらい読み取れよ
ロジックや文章やルールでじゃなくも
やりたい事、やらせたい事、伝えたいことを
伝えられるよね
って事だろ
それを、単語の選択にこだわったのはお前だ
そして、その論法をお前のレスに当てはめた
単語じゃなくて文章を、ちゃんと読めよ。
51 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 15:36:41 ID:VQZ0cc3/
/  ̄ ̄ ̄ \ 俺様は日本人の財産が欲しいんだよ!!
/ / vv 民主党(旧社会党)の言うこと聞かないと拉致して北朝鮮中国に送るぞ。
| | |
| (|| ヽ _______
,ヽヘ / | >_____ |
/\\ /  ̄ |⌒ v⌒ヽ |__|
/ \\ __ / | .| . ノ )
/ `\| < ` o `- ´ ノ
| ヽ > /
| | l | /▽▽\ だまされた日本人
____
\ ───___
<  ̄ ̄ ̄ ̄|
> _________ | わかったよ 日の丸、君が代は廃止。
 ̄ ̄ | / \ | | 外国人に選挙権を付与。1000万人移民で過疎自治体乗っ取り完了。
| /⌒ヽ /⌒ヽ | | 竹島は放棄。対馬も放棄。 全て朝鮮人のもの。
| | ‘ | i ‘ | | 沖縄は中国領。 中国の教科書どおりさ。
| ヽ.__ノ ヽ._ ノ レ⌒ヽ 軍事機密はすべて中国、北朝鮮、韓国に公開。
ノ o 6 | 不正競争防止法も廃止。 産業スパイやり放題。
/__ \ _ノ 北朝鮮の核開発に協力。 不審船の臨検拿捕はしないさ。
> ノ 日米安保条約は破棄。 台湾は中国のもの。 虐殺OK。
<、___ イ 日印安保条約も破棄。 日本はインド洋を通航しません。
|───┤ 中国がチベットや東トルキスタンで虐殺しても無視。
/ |/ \ / \ 戦地売春婦にすぎない従軍慰安婦に永久賠償。 強制だったと捏造。
南京大虐殺もあったことにする。 証拠も捏造。
阪神大震災のとき社会党村山総理は自衛隊を出動させず被災者を見捨てようとしたけど内緒だね。
テレ朝、TBS、NHKに更に朝鮮人を入れ日本人を洗脳します。 ニュースや韓流では不十分。
教科書、朝日・毎日新聞の中身はそちらで事実を捏造してよ。 後は日教組が洗脳します。
批判する者は「人権擁護法」で逮捕さ。
52 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 15:36:48 ID:LiANYynd
>>37 納得が行くかどうか判らないが書いてみる。
私はもともと「意識の伝達」などない派だった。人間などただの電気化学機械
だと思っていたし、心など脳によって生じた機能の一つでしかないと思っていた。
しかし、初対面の人間に思っている事をズバズバと当てられるような体験をしたんだ。
その時思っていたことは、ありふれたことではなかったので、偶然当たるとは思えなかったし
頭に浮かんでいる情景が変化しても、ちゃんとその人は的確に言い当てて行った。
そのことがあってから、何か情報を共有するような仕組みがこの世にはあるのかも
思うようになった。ひょっとすると物質がすべてではないのではないかと。
体験した自分自身が半信半疑なんだから、人に判ってもらおうとも思わないけど。
まぁ、こんな情報もあるということで。ある種、ありふれた話だけどね。
>>52 へえ、面白いね。俺はそんな経験したことないから、むしろ面白い体験をしたことが
羨ましいぐらいだ。納得というのとはちがうけど、「個人的な経験」や「個人的な考え」
ってのは、尊重するよ。他の何ものにも代えがたい。
そういう人がオウムにはまったんだぜ
気をつけろよ
55 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 17:06:33 ID:LiANYynd
>>54 ありがとう、気を付けるよ。
基本的に懐疑派だし、宗教はまず信じろと押しつけるから嫌いだ。
懐疑的なやつが
>>52みたいに神秘体験をして仰天してオウムにはまるんだよ
河森自身が「ルールが絶対な人」になっている件について
懐疑的なひとを「知らないのに否定するのはイクナイ(・д・)」と言って会場に連れ込むのはカルトの常套手段
59 :
なまえないよぉ〜:2009/07/28(火) 17:42:01 ID:LiANYynd
>>56 あれは神秘体験だったのか。でも大丈夫、仰天してないから。
>>58 「知ってるから否定しない、でも付いていかない」じゃ駄目ですか?
ロジックが好きな人間とは思えん
メカデザにおける設計は好きなんだろうけど
物語の設計は常に破綻する人じゃないか
頑なに拒絶する人と、過剰に信じる人は実は同じタイプだからな。
ひっくり返ると極端に傾きやすい。
ほどほどに信じて受け止める奴の方が意外と大丈夫。
>>60 スレタイだけでなく、中身をちゃんと読まなきゃ。
ロジックで作らないように頑張ってるって話じゃない。
宗教的で思想的でシナリオ破綻上等なところは確かに富野に似てる。
まだ下界に未練が感じられるのが未熟だけど。
この人も絵やお話を理詰めで作ることに飽きてしまって、
コントロール出来ないものを取り込んで延命しようとしてる
それが宗教だったり芸能だったりで、ところどころツギハギ感が
あるのがご愛敬。
マクロスゼロの島民の描写なんか、山岳民族のほうを手本にしてるのが
アリアリで変だったよね。
ゆとりって自由に育てられて自由な発想で仕事するのかと思いきや
考えるのすらめんどくさくて前例やルールがないと何も出来ないんだよね。
まあ結局は普通の人だ。
>でも、生き物として考えると、脳だけじゃなくて、腸も肺も心臓も等価であると。
これは、「ある視点から見ると脳が一番優位に立っているが、
別の様々な切り口を考えれば、最も重要な臓器は心臓だったり肝臓だったりして
結局のところどれも重要である」という理解で話しているのなら納得だ。
しかし、それら全てを表舞台に出そうとしているような気がしてならない。
というか「時間軸」を考えに入れていないのか
67 :
なまえないよぉ〜:2009/07/29(水) 00:37:07 ID:TQJ1dhj1
>>66 現代社会では、脳を特別扱いしているが、本当はすべての臓器がそれぞれに重要な
働きをしているんだ。だからすべてで一つなんだよ、と言いたいのでしょう。
>>67 問題は臓器同士の「つながり」だ。各要素を主張させるだけでは不十分で
そこに有機的な連関がないと「面白そう」で終わってしまう。
それと、特定の価値観によらないものを狙うなら
「おとぎ話」(神話や寓話とは異なるらしい)を下敷きにすればどうか。
実際そういう気運があるらしいし。
これについては巖谷國士『シュルレアリスムとは何か』が面白い。
http://www.amazon.co.jp/dp/4480086781/
河森が体について語るとなんか怖いな
70 :
なまえないよぉ〜:2009/08/02(日) 17:58:40 ID:6/iXqFvZ
>>62 ほどほどが出来たらこんなに私は人生苦労しませんよ。
ほどほど人間になりたい
決して茶化しているわけではないんだが、
小腸が個性と位置付けるならばよく腹を壊す人間は個性が強いとみていいのか?オレとかw
ドグラ・マグラの脳は考える所にあらず、ですね
それと、記憶の遺伝
SFの世界では、意識の共有なんて良くある概念だけどな。
宗教とは違うよ。
大宇宙は一つの意識体で、深い所では根っこが繋がっていて、
個人個人の意識は、地表に現れた一部分という考え方。
それが真実がどうかは問題ではなく、不特定多数の人間の心を
感動させるには、単純な計算を超えた何かの要素が必要で、
それを作品に盛り込むにはどうしたらいいかを探っているという話だろ。
74 :
なまえないよぉ〜:2009/08/02(日) 19:49:48 ID:kNV1/c2Z
行き過ぎた個人主義になれてしまうと
社会的活動時に自己中となってしまう、他人との天秤になれていないため
スポーツにも云える気がする、限られた範囲内でのルールを守ればいい
点数で勝てばいいスポーツになれると
それ以外のことが、ルールと点数に頼るようになる
マラソンや、自転車ロード競技の様に常に他人の目がある競技ならば
練習時点で他人との間で活動していて、勝負けるはどれだけ仕事をしたか
ほぼ他人が決める形の紳士ルールがむしろ勝負になる
他人にわかるように、なおチームに貢献しないと、評価の対象にならない
ただし、駆けっこだけどね
どっちも俺の翼だ!なんて言葉で後にひっぱっといて何を偉そうに・・・w
76 :
なまえないよぉ〜:2009/08/02(日) 20:34:44 ID:dz23+fTe
若い頃ルール無用のロケット花火大会しているのに年取ると説教ですね
>>75 三角関係はどっちか選んで終わりにしなきゃいけない、なんて
ルールに縛られた考え方だよねwww
ってことか
三角関係ねえ。
マクロスFを偏見なしに見てれば分かることだが、アルトさんは
第一に、どちらかと付き合わなければならない状況には追い込まれていない
第二に、どちらと付き合おうかこれっぽっちも悩んでいない
第三に、女の子といっしょにいるより本物の空を飛んでいるほうが明らかに幸せそうである。
どっちかを選ぶほうがずっと不自然なんだよね。アニメを見ている限り女の子に走ること自体が不自然。
なんというか、どっちかを選ばないという理由で怒っている人に刷り込まれた固定観念は強いんだな、としみじみと思う。
>>78 第一にアルトはランカを守るためにSMSに入った。
SMSにはいるという事は命を捨てるという事。
それなのに好きでないなどの感情がないのはおかしい。
第二にミシェルにおまえは俺と違うよなといわれた時に
悩んでる仕草をしないで特にどっちも好きでないといえばいい。
第三に空を飛んでる方があきらかに幸せそうというのはおかしい。
アルトはガリアで 大気圏内の空を飛んでいる。
なぜか最終回で、またアルトは「これが本物の空」と言っている。
一番問題なのが、何も考えてないで作った癖にえらそーにするな。
■ アニメーションは、「観客に先を読まれたら終わり」
こういっといて手抜きのやっつけ脚本という事が読まれてた。
ttp://changi.2ch.net/test/read.cgi/anime/1220868994/664 664 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 01:51:12 ID:E7TOQ2Qg
>>651 別にそれはいいんだけど、フロンティアが壊滅的打撃を受けてるのに
何で今それをやるのかとw
あれこれ忘れてたから、バトルの前に一気に片付けたやっつけ脚本だよ。
このアニメって、とにかく何でもひっくり返して、予想を裏切ればいいと思ってる。
シェリルも、なんか奇跡パワーで助かるんじゃねえの?w
アイくんの裏切りも、「実はさらったつもりでランカ助けた」ってパターンだろ?
本気で訴えたいことなんか、別にないんだよな。
メカやCGや女の子のビジュアルを、いかに気持ちよく見せるかというのが目的で
舞台設定やストーリーは、そのための手段という感じではあったな。
三角関係の解消法としては、エルガイムが面白い事やってたな。
>>79 > このアニメって、とにかく何でもひっくり返して、予想を裏切ればいいと思ってる。
すべて、この一文に尽きるなwww
河森の本質www