日本では「テニミュ」の名前でファンの間で親しまれている『ミュージカル・テニスの王子様』が、
フランスパリの第10回ジャパンエキスポで紹介される。
6月16日にジャパンエキスポは、今年の日本からのゲストとして『ミュージカル・テニスの王子様』に
出演した俳優秋山真太郎さん、平田裕一郎さん、加藤良輔さんの3人を新たに発表した。
3人は7月3日にジャパンエキスポの会場で行われるパブリック・コンファレンスにて、
自らが参加した『ミュージカル・テニスの王子様』の魅力を紹介する。
ジャパンエキスポはヨーロッパ最大の日本のポップカルチャーイベントで、アニメやマンガを
中心に日本の様々な文化を紹介する。日本のストリートファッションやJ-POPなどの音楽シーンも
主要なトピックスである。
『テニスの王子様』は許斐剛さんによる中学校のテニス部を舞台にした人気スポーツマンガだ。
マンガからアニメ化、CD化、ゲーム化など様々なメディア展開が行われている。その中でも
ミュージカルは、アニメ・マンガ発のミュージカル文化を大きく根づかせたものとして特筆すべき
存在となっている。
『ミュージカル・テニスの王子様』は2003年にスタートし、現在まで継続的に上演され続けている。
マンガ、アニメから離れた独自のエンタテインメントを築き上げ人気が高い。
これまで韓国や台湾での海外公演も行われているが、アジア以外の地域で出演者と伴に公式に
作品が紹介されたことはなかった。今回は、日本の生んだ独自のエンタテインメントの世界を、
パリで紹介する。
これまで多数の俳優が登場し、人気俳優を輩出してきた『ミュージカル・テニスの王子様』だが、
今回、渡仏するのは3人だ。氷帝学園の忍足侑士役で人気の高い秋山真太郎さん、青春学園
海堂薫役の平田裕一郎さん、そして六角の木更津亮役の加藤良輔さんである。青春学園だけ
でなく、ライバル校も交えた混成チームでの登場となる。
人数と会場の規模から本格的なミュージカルの披露は難しいが、3人の個性があれば作品の
魅力を伝えるのは十分であろう。
近年は、世界で注目される日本のポップカルチャーとして、アニメ、マンガが大きく取上げられる。
しかし、こうした音楽や舞台、ファッションといったより広い文化への興味も大きくなっている。
『ミュージカル・テニスの王子様』のフランスでの評価に期待したいところだ。
アニメ!アニメ!
http://animeanime.jp/news/archives/2009/06/post_797.html