ゲームに込めた開発者の思いを聞く「開発陣に質問状」。
今回は、WiiのファンタジーRPG「アークライズ ファンタジア」です。
マーベラスエンターテイメントの水谷英之プロデューサーに話を聞きました
(回答はほぼ原文のまま掲載)。
−−ゲームのセールスポイントは?
シナリオの実弥島巧さん(テイルズ オブ シンフォニア)、
メーンキャラクターデザイン原案の吉田健一さん(交響詩篇エウレカセブン)らが生み出す新世代RPG。
多彩なキャラクターが織り成す物語は、中村悠一さんや牧野由依さんら豪華声優陣が多数出演。
RPGならではの戦闘のだいご味は、「トリニティ・バトルシステム」。
仲間と連携して技の効果を上げたり、追加攻撃などをすることで敵に大ダメージを与えます。
簡単かつ戦略性も兼ね備えたバトルになっています。
−−開発でこだわった点は?
RPGは長時間やるものですので、快適に遊んでもらうことを心掛けました。
例えば、ロードが短い、コントローラーが3種使用可能にするなど利便性を考えています。
物語にもこだわっていて、キャラクターは物語を背負っています。
戦闘時の掛け合いなどは、豊富なバリエーションを用意しており、
同じ魔法でもかける相手によってボイスも変化。
衣装の着替え、それによって派生するドレストークなど、
システムも含め、物語にいかに入り込んでもらえるかをテーマに、
快適で、刺激的なものを目指しました。
−−今だから笑って明かせるけれど、当時は大変だった開発時のエピソードをお願いします
大変なことは必ずありますが、それを見せずに頑張るのが、良き開発だと思っていますので。
この手の質問は、本当に困ります(笑)。
小さいネタですが、RPGは名前をつけるのが大変です。
開発初期は「プロジェクト・レイ」と呼ばれていました、
「アークライズ ファンタジア」に至るまでは、2年近くかかりました。
その間にボツになったタイトルが死屍累々(ししるいるいかばね)です。
他にも魔法や技名とかですね。
分かりやすく意味を伝える言葉って、他のゲームで使用されていたりして、とても悩みます。
本当「ス○○ウォーズ」っていいタイトルですよねぇ。
−−ファンへ一言お願いします
敵が強いと、戦闘開始時に「なんだか嫌な予感がするな」と話すなど、
細かな反応がヒントになっていたり、自由度の高いカスタマイズを含め、
気づいた人にはより戦いが豊かになるようになっています。
そんな、世界に入り込んでいくための発見を散りばめていますそ、
隠し要素や、やりこみ要素も用意されていますので、見つけていただければと思います。
RPGは最後はユーザーのみなさんが完成させる物語です、
ぜひ、この“旅”をお楽しみいただければ幸いです。
マーベラスエンターテイメント プロデューサー水谷英之
アークライズ ファンタジア(Wii) 1人用 CEROレーティングA(全年齢対象)
マーべラスエンターテイメント 6月4日発売 7140円
まんたんウェブ
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20090605mog00m200079000c.html ARCRISE FANTASIA -アークライズ ファンタジア-
http://www.mmv.co.jp/special/game/wii/arcrise/