エンタテイメント番組放送局のディズニーチャンネルは、CS専門主要39チャンネルで行う4月の接触率調査で、
主要6ターゲットの全日(6時-24時)平均接触率1位を獲得した。チャンネルを運営する
ウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナル ジャパンが明らかにした。
この調査は衛星テレビ広告協議会がビデオリサーチに委託して行う「機械式CS専門チャンネル接触率共同調査」
に基づくものである。無作為に抽出されたCS専門チャンネルを視聴可能な600世帯の家庭の個人ごとの
視聴状況を調査する。地上波テレビの視聴率にあたるものだ。
今回ディズニーチャンネルは、全体の動向を示す個人全体、それに未就学児童(4-6歳)、キッズ(4-12歳)、
F1(女性20歳-34歳)の全日と終日(5時-29時)で1位となった。さらにF2(女性30歳‐49歳)と
M2(男性35歳-49歳)の全日でも1位となっている。
全体に子供と若い女性に強さを発揮していることが分かる。また、個人全体の調査結果は、
2007年10 の調査開始以来、ディズニーチャンネルにとっては過去最高となる。
ディズニーは、開局5年目で幅広い世代に支持されるキッズ・ファミリーチャンネルへと成長したとしている。
こうした好調な結果は、ピクサー・アニメーション・スタジオの特集プログラム
「ディズニー/ピクサー 魔法のしくみ」が好調だったためである。
『トイ・ストーリー』などの映画がファミリー層での視聴されたほか、
ピクサーの秘話を語るドキュメンタリー『ピクサー・ストーリー〜スタジオの軌跡』などが、
F1、F2 M2層で高い支持を獲得した。
また、ディズニー・ジャパンが日本国内で製作した『スティッチ!』が、未就学児、キッズ層で
継続的に人気を集めた。同社の掲げる日本での独自コンテンツ製作の戦略が、
当初の見込みどおり成功したかたちだ。
さらに『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』などの海外ドラマは、F2 層で
高い人気となった。米国で人気の女性向けドラマが、日本でも支持を集めた。
ディズニーチャンネルの特徴は、未就学児童やキッズに向けたアニメーション番組と
若い女性に向けたテレビドラマを得意とすることである。いずれもディニーが得意とする
良質なエンタテイメントのコンセプトに沿ったものだ。
日中から夕方にかけては子供たちに人気の番組を、夜からの時間はヤングアダルトを狙った
テレビドラマという戦略が、4歳から12歳の子供たちとF1、F2層という全く異なった
ターゲットでの月間1位の視聴者獲得に成功していると言える。
ディズニーチャンネル
http://home.disney.co.jp/tv/ 【2009年4月1 日ディズニーチャンネが獲得した視聴者層ターゲット】
■ 個人全体(4歳以上) 全日(6−24時)/終日(5−29時) 1位
■ 未就学児(4-6歳) 全日(6−24時)/終日(5−29時) 1位
■ キッズ(4-12歳) 全日(6−24時)/終日(5−29時) 1位
■ F1(女性20-34歳) 全日(6−24時)/終日(5−29時) 1位
■ F2(女性35-49歳) 全日(6−24時) 1位
■ M2(男性35-49歳) 全日(6−24時) 1位
animeanime.jp
http://animeanime.jp/biz/archives/2009/05/ch41.html