「関西のオタク街」で知られる大阪・日本橋(にっぽんばし=通称・ポンバシ)で生まれた
萌え系イメージキャラクターが、“聖地”の東京・秋葉原に殴り込みをかける。
“萌えキャラ”といえばアキバ発がほとんどで、今回のような逆輸入は初。
関西では爆発的な人気を誇るキャラだけに、聖地での動向に注目が集まる。
萌え系イメージキャラクター「音々(ねおん)」は今年2月、日本橋の活性化を目指して、
人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」「灼眼のシャナ」などの原案で知られる
人気イラストレーター、いとうのいぢさんが描き下ろした。
音々は、日本橋の照明屋の娘で高校1年という設定。さっそく「かわいい」の声が
ネット上などで殺到し、先月開催された地元最大の祭典「日本橋ストリートフェスタ」では、
150着限定のオリジナルTシャツやタンブラー、タペストリーなどの
関連グッズが即日完売。その後、ネットオークションに出品されている。
そうした人気を受け、Tシャツ製作を手がける企画会社「マーズ・シックスティーン」(大阪市福島区)の
北山友之社長が、音々の版権を管理する「日本橋まちづくり会社」(大阪市浪速区)と協議し、東京進出を決断した。
北山社長は「音々ちゃんがゴールデンウイークを利用して東京へ遊びに行く設定です」と説明する。
秋葉原の雑貨店「三月兎」3号店で25、26の両日に開催される「ワンダーTシャツフェスティバル」で、
音々の「東京おでかけバージョン」Tシャツを90着限定で販売するという。
もしも売れ残った場合は、5月2、3日に東京・千代田区の「科学技術館」で開催される「Tシャツ・ラブ・サミット」でも
販売するが、「すでに問い合わせが殺到している」(北山社長)とのことで、アキバでの完売は間違いない。
まちづくり会社も「アキバで、ポンバシをアピールする絶好の機会にしたい」と期待を寄せている。
人気アニメキャラ「音々」のTシャツ
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