サファイアが宝塚市民に-。開館十五周年を迎えた宝塚市立手塚治虫記念館(同市武庫川町)
で二十五日、手塚さんの代表作「リボンの騎士」の主人公、サファイアが同市に住民登録
するという設定の式典がある。名誉館長である手塚さんの妻悦子さん(77)が“代理”
として転入届を提出。同館は「歌劇のある宝塚にサファイアはぴったり」として、同日から
「特別住民票」の販売を始める。
「リボンの騎士」は、天使のいたずらで男と女の心を持った王女サファイアが主人公。宝塚
歌劇ファンだった手塚さんが、男装の女性による舞台の影響を強く反映させた作品とされる。
同市では本年度、サファイアをイメージした観光大使の選定を進めている。
特別住民票はサファイアのイラストが描かれ、「生まれた時」として「『少女クラブ』19
53年1月号(講談社)」、サファイアの言葉として「宝塚の観光大使として市民になりま
した」などと記されている。就任したばかりの中川智子市長の名も入っている。特別クリア
ファイル付き。一枚四百円で、限定一万枚。販売は館内のみ。
二十五日午前九時半からの式典では、サファイアの代理人の手塚悦子さんが、中川市長から
特別住民票の交付を受ける。
同館は手塚さんの業績をたたえ、青春時代を過ごした同市に一九九四年四月二十五日に開館。
マンガ作品が展示されているほか、関連グッズなども販売している。水曜休館(二十九日、
五月六日は開館)。入館料は大人五百円、中高生三百円、小学生百円。(以下電番略)
サファイアの特別住民票とクリアファイルの見本=宝塚市役所
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/Images/01851238.jpg ソース(神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0001851237.shtml 手塚治虫記念館
http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/