2009年6月20日に、日本初となるIMAXのデジタルシアターが、
東急レクリエーションが運営する109シネマズの川崎、菖蒲、箕面3館に登場する。
3館は最新技術を盛り込んだIMAXデジタル・プロジェクション・システムを設備する。
これはカナダのIMAX 社が開発した上映システムだ。IMAXシアター特有の巨大画面で、
スクリーンは床から天井まで、さらに壁から壁まで横に広がり、
観客を包み込むように湾曲して設置される。
従来もIMAXシアターは日本国内にあったが、今回は国内初のデジタル映像のIMAXシアターとなる。
デジタルデータならではの高画質映像と独自のサラウンドシステムが特徴となる。
東急レクリエーションはこのオープニング作品として、
6月20日に世界に先駆けて日本で公開する『トランスフォーマー/リベンジ』を決定した。
『トランスフォーマー/リベンジ』は、IMAXカメラを使用した撮影シーンを含んでおり、
これまでの劇場では再現が難しかった映像を映し出す。
オープニング作品は、全く新しい映像経験を提供するものとなる。
IMAXは次世代の劇場上映システムとして、期待されている。
現在は、ハリウッドの大作映画を中心にIMAXフォーマットの作品が急増している。
またIMAXの劇場は、通常の劇場よりも高い入場料が取れることから興行側からの関心も高く、
世界的に普及が進んでいる。
しかし、日本では従来のIMAXシアターは多くがイベント施設に設けられたもので、
一般的な映画興行に利用されていない。世界のIMAX化のムーブメントに乗り遅れつつある。
今回は、そうした中で、日本のIMAX導入の新しい流れとなりそうだ。
また、このIMAXシアターは3‐D(立体映像)映画にも対応する。
3‐D映画は、とくにVFX映画、アニメーション映画の分野で現在急激に導入が進んでいる。
米国のドリームワークスアニメーションは、国内では7月に公開する『モンスターvsエイリアン』を始め、
今後の作品は全て3-D映画とする予定だ。ディズニー/ピクサーも同様に、作品の3-D化に急シフトしている。
独自技術を用いたIMAX3‐Dの映像は、これまでの3‐D映画をはるかに凌ぐという。
IMAX、3‐D、新しい劇場のテクノロジーを楽しむうえで、
109シネマズのIMAXデジタルシアターが今後目を離せない。
IMAXデジタルシアター特設サイト
http://www.109cinemas.net/imax/index.html 東急レクリエーション
http://www.tokyu-rec.co.jp/ animeanime.jp
http://animeanime.jp/biz/archives/2009/04/imax6.html