【コラム】「世界のアニメファンの欲求を満たし、市場に貢献するには作品がまだまだ必要」――クランチロール日本代表インタビュー

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1あやめφ ★
世界最大級のアニメ配信サイトを運営するクランチロールには今、日本のアニメ業界から
熱い視線を注がれている。日本のコンテンツを開拓し、世界の「OTAKU」に向けて発信する
日本法人の代表・ビンセント・ショーティノ氏にビジネスモデルや事業戦略を聞いた。

「初めて日本に来た頃、文化や言葉を学ぶために『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』を
よく見ていました。それが今の仕事につながるなんて」−−。クランチロールのビンセント・
ショーティノ氏は、人懐っこい笑顔で語る。

■ 大手アニメ会社と相次ぎ提携

2008年11月、テレビ東京が発表したニュースは、世界各国のアニメファンが待ち焦がれた
ものだった。

「世界的に人気のあるアニメ『NARUTOナルト』を月極め有料会員に対して、日本の放送後、
約1時間後に、英語字幕付きインターネットストリーミング配信することを決めた。海外の
会員向け同時配信するのはキー局としては初めて」(テレビ東京のニュースリリースから)

テレビ東京がパートナーを組んだのは、わずか3年前に米サンフランシスコで創業した
ベンチャー企業、クランチロールだった。2008年9月に設立した日本法人、クランチロールの
代表であるビンス氏は、テレビ東京との契約が「大きなマイルストーンになった」と、笑顔で振り返る。

「テレビ東京は、特に米国のアニメファンにとって憧れのテレビ局。弊社にとっても
大きな一歩になりました」

同社は設立からわずか半年で、テレビ東京をはじめ、GDH社や東映アニメーションなど
日本の大手アニメ会社と次々に契約を交わしている。

「私たちは、海外のコアな日本のアニメファン、つまりOTAKUを基盤にしているのが強みです」

現在の登録会員は440万人。国別でみると米国やカナダなど北米が半数以上を占め、
フィリピンやシンガポールなど東南アジア、ヨーロッパ諸国が続く。核となる年齢層は
14〜24歳の若者たちである。

「ユーザーは1日平均2回アクセスし、滞在時間は15分強と、一般的なサイトよりも
スティッキー(粘着質)。有料でもアニメを見たいというファンは世界中にたくさんいます」

現在、クランチロールでは、『NARUTO』や『銀魂』など日本で放送された新作人気アニメを
同日配信している有料会員向けアニメが9タイトル。広告付きで無料配信しているアニメ
60タイトルを揃える。そのサイトは、月間2億2500万PVを誇っている。

「タイミングが良かった」と、大手アニメ会社との提携について語るビンス氏。たしかに、
その背景にはアニメ業界の低迷がある。日本動画協会によると、日本のアニメ産業の
総売上は、2006年がピークで、2007年には前年を割っている。『ポケモン』や『遊戯王』などの
世界的なヒット作がない状況も、それを後押ししている。

日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20090312/188971/
続き >>2
2あやめφ ★:2009/03/16(月) 19:42:55 ID:???
■ グローバル化が迫られるアニメ業界

「日本のアニメ業界は飽和状態。ビジネスモデルを切り替え、海外にいるファンにも視点を
向けるべき。アニメ会社とのミーティングは半年で、200回にも及びましたが、それは、
私たちが業界にいかに貢献できるかを、説得する作業でした」

従来までの日本のアニメ作品は、国内での初回放送から海外での吹き替え版リリースまでに
相当な時間を要していた。「そのスタイルでは、アニメファンは納得できない」と、
ビンス氏は主張する。

「世界のOTAKUは、リアルタイムで日本のアニメを求めています。だから、コアなファンは、
違法と知りながらも、日本で放送したアニメを録画し、24時間以内に字幕をつけて、
無許可でサイトにアップしていくのです」

これまで日本のアニメ会社にとって、ネットは無法地帯との認識が強かった。動画共有サイトで
違法ダウンロードが横行し、DVD販売を落ち込ませてもいた。最新作品を時差なく世界中の
ファンに提供することで、問題になっていた海賊行為も抑制できる──。自前でネット流通網を
構築するのが難しかったアニメ業界にとって、クランチロールは、まさに渡りに船かもしれない。

「長年、日本で仕事をしてきましたが、古い体質や物事が進むスピードの遅さに苦労して
きました。特にネットビジネスでは大きな摩擦を生みました。しかし、アニメ業界の経営者たちは、
新しいことをやりたいという熱意を持った方が多い。しかも、非常に速い決断をしてくれました」

契約までの驚異的なスピード。クランチロールにとって、順調な船出だった。
「ところが…」と、苦々しくビンス氏が続ける。

「世界のアニメファンの欲求を満たすために、また、アニメ業界を成長させて市場に
貢献していくためには、私たちには作品がまだまだ必要です。そのためにはアニメ会社との
ミーティングをもっとしなければなりません。そう、3カ月で400回くらいでしょうか」

業界に新しい風を吹き込もうとしているクランチロールこそが、大きく舵を変える
必要が出てきたのだ。
(続きは次回記事にて)
3なまえないよぉ〜:2009/03/16(月) 19:47:47 ID:9mpfLIr+
>日本のアニメ業界は飽和状態。ビジネスモデルを切り替え、海外にいるファンにも視点を向けるべき。

これを狙ったGonzoさんは死にかけました。
4なまえないよぉ〜:2009/03/16(月) 19:51:37 ID:/tNicNRE
GONZOさんはもっと早くパンツだけが持つ無限の可能性に気付いていれば。
5なまえないよぉ〜:2009/03/16(月) 19:53:48 ID:+emEn5ER
Perfumeとかの日本音楽の方がこれからは儲かるんじゃないかとオモテル
6むみょー ◆eroS...jpg :2009/03/16(月) 19:59:43 ID:Gj3VhB+X
海外向けの作品を作るのはもうこりごりだと宮崎さんと高畑さんがゆってた
7なまえないよぉ〜:2009/03/16(月) 20:00:59 ID:+SI9PvkC
何で欲求を満たす作品や、市場に貢献する作品を作らなきゃいけないんだ?
別にこっちはそんなもの目当てに作った覚えはないし
オタ向けだけで充分市場は回るわい。
8なまえないよぉ〜:2009/03/16(月) 20:51:13 ID:C+7xxnCY
>>6
・・・どれが海外向けだったんだ? ホームズ?
9なまえないよぉ〜:2009/03/16(月) 20:51:31 ID:44/iAwO/
今更テレビ東京とか
10なまえないよぉ〜:2009/03/17(火) 03:42:09 ID:HwuU2B2y
海外向け=お色気なし
11なまえないよぉ〜:2009/03/17(火) 05:24:28 ID:6wbCtzIW
>1
海外は市場にならんよ
12なまえないよぉ〜:2009/03/17(火) 07:28:41 ID:fgOtKuby
ここは番組買うのにどれぐらい出してるんだ?
初放送後すぐなんて条件ならかなり出してそうだけど
13なまえないよぉ〜:2009/03/17(火) 08:16:19 ID:gTURtKYs
海外より宮崎と沖縄のアニメ環境を何とかしてほしい
14なまえないよぉ〜
海外向けで作ると爆死
なぜ人は未だに気づかないのか