【コラム】ゲーム機は「テレビ番組」をどう変えるのか?

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1あやめφ ★:2009/03/06(金) 19:11:45 ID:???
2009年のデジタル・エンタテインメント業界で、もっとも注目すべきポイントは、ゲーム機が、
どんどん「ゲームを楽しむだけのもの」ではなくなっていくことです。

もっともわかりやすい例が「映像配信ビジネス」でしょう。ゲーム機はリビングに置かれる
ようになり、あるいは外出先に持ち運べるものになりました。そこで「映像を楽しむ」という
使われ方が、日本でも、ゆるやかに一般化していくと考えられます。

北米では、据え置きゲーム機は、すでに映像を受信するための端末として認知されています。
Xbox 360は、大手映画配給会社と組み、映画やテレビドラマなどを見られるようになっています。

そして、遅ればせながら、日本でも「みんなのシアターWii」などのシステムが、昨年から
スタートしました。ゲーム機を介して、特撮番組やアニメ番組などを中心に、過去の
人気コンテンツを購入できるようになっています。

好きなときに、好きな映像を眺めて、楽しむことができる。ゲーム機は、そういうサービスを
受けるための端末になりつつあるのです。

■ ドラマは「配信」されたほうが自然なのかも

これは、テレビ放送というシステムに、ささやかな打撃を与えることになるでしょう。

たとえば今後、ドラマや映画を楽しむだけならば、テレビ放送を見る必要性が薄まっていくかも
しれません。

もともと、テレビは「用意されていた映像(たとえばテレビドラマなど)」の放送には不向きです。
週に一度しか放送されないため、視聴者は毎週、同じ時間にテレビの前にいなければなりません。
あるいは、視聴者側が「録画するための機械を用意し、自分で保存する」必要があります。
楽しむために、視聴者は大きな負担を強いられているのですね。

こんな商品、他のメディアでは、考えられません。

あらゆる商品は、できるかぎり「よりお求めやすくする」「買っていただける手段を増やす」ために
努力するのが当然です。でも、テレビ番組という商品は、特定の日時にしか提供されず、
ユーザーがそのチャンスを逃したら、そちらの責任なのだからあきらめてください! という
スタンスをとっている。よく考えると、とてもオカシイのですよ。

これらのコンテンツを楽しむのなら、オンライン接続されたパソコンやゲーム機などのほうが
有利なんですよね。好きなときにダウンロードして楽しめるようになるため、視聴者の負担が
大きく軽減するからです。

日経ビジネスオンライン(野安ゆきお)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090305/188123/
続き >>2
2あやめφ ★:2009/03/06(金) 19:11:52 ID:???
■ テレビ放送側が得るメリット

もちろん、ゲーム機が進化・発展することは、テレビ放送に大きなメリットをもたらす
側面もあります。

ゲーム機が普及するということは、受信端末が増加することとイコールだからですね。
いまではケータイでワンセグ放送を見るのはあたりまえ。ニンテンドーDSでもプレイステーション・
ポータブルでも、ワンセグ放送は受信できます。

テレビ放送は、もともとリアルタイム性の高い映像には強さを発揮するメディアです。
たとえばスポーツ中継とか、コンサートとか、あるいは時事性の高いニュースなどですね。
「同じものを、リアルタイムで全国に一斉に提供できる」という強みが最大限に発揮されるのです。

ゲーム機やケータイなどが普及したことにより、わたしたちは、それらを逃すことなく
見られるようになっています。ゲーム機が「映像を受信する端末」になったことにより、
テレビ放送は大きなメリットを受けているのですね。

■ ゲーム機が「番組」を持つ時代へ

さて。さまざまな形で、ゲーム機が「映像を楽しむ機器」としても活用されるようになると、
ゲームビジネスの様相は、少なからず変化していくでしょう。

ゲームビジネスは、長い間三つ巴の戦いが続いていました。現在は任天堂、マイクロソフト、
ソニーの3陣営がしのぎを削っている状態ですが、ゲーム機が「さまざまなコンテンツを
楽しめるマシン」になると、戦場は一気に拡大します。iPodを武器にコンテンツ配信ビジネスに
参入しているアップルも、こちらの戦場では強大な陣営ですし、ケータイ各社もライバルに
なっていく。

また、ゲーム機が、本格的に映像配信ビジネスに乗り出すと、さらに大きな変化が訪れる
可能性があります。

なぜなら、それはゲーム機側が「番組」を提供できるだけのポテンシャルを持つということ
だからです。ありものの映像ではなく、自前の番組を作ったとしたら、それはゲーム機でしか
楽しめない「番組」になります。すると、そこにはテレビ番組と同じように、広告ビジネスが
生まれる可能性があるのです。

これは遠い未来の話ではありません。かなり近いうちに姿を見せるビジネスだと
考えていいでしょう。

そこでテレビ番組・映画などで提供されてきたようなコンテンツが潤沢に提供されるように
なったとしたら、わたしたちは帰宅すると同時に、テレビではなくゲーム機(を含むデジタル機器)の
電源を入れて、そこで番組を楽しむ(あるいは携帯用機器にデータをダウンロードし、
楽しむ準備をする)ようになっているかもしれませんね。

将来は、ユーザーが参加できる番組が作られる可能性もあります。たとえば、ユーザーが
参加したオンラインのゲーム大会が、そのまま番組として編集され、配信されるといった
具合です。あなたが操る主人公の活躍が、いろいろな人が楽しむコンテンツになっていく。
ちょっと楽しそうです。
3なまえないよぉ〜:2009/03/06(金) 19:26:17 ID:YqLgec43
テレビ放送以外の大きな選択肢が出来たのは重大
テレビ局製作でないアニメがボッタクリBD/DVD販売のビジネスモデルしかとれず
萌えというライトポルノに収斂してしまってる閉塞状態を打開する可能性に期待
4なまえないよぉ〜:2009/03/06(金) 19:36:34 ID:PvET4okn
トロ・ステーションのことか?
テレビ放送もゲームもしないが、これはほぼ毎日みてる。
5なまえないよぉ〜:2009/03/06(金) 19:46:52 ID:Nel9e95L
そしてみんな広告を飛ばして視るようになっていくだろうねえ
6なまえないよぉ〜:2009/03/06(金) 19:47:09 ID:sCrGqi1o
トロステいいよね
時事…というか身近な話題とか、もちろんゲームの話もあるけど
ときどきへぇーと思うのをやってくれるのが嬉しい
7なまえないよぉ〜:2009/03/06(金) 19:54:21 ID:XMsT7dZ+
未来ったって、構想として二十年、事業計画として十五年は過ぎているんだがw
8なまえないよぉ〜:2009/03/07(土) 05:46:46 ID:72uKp25Q
>>3
アニメ内宣伝するにしても限界がある
国内消費では低価格なんて不可能だし
9なまえないよぉ〜:2009/03/07(土) 09:44:47 ID:vymN036D
現状、アニメに関してはテレビ以上に集客率の高いメディアはないよ。
ネット配信なんて微々たるものだし。
ネットやゲーム機配信の収益レベルじゃまともなアニメは作れない。
なんだかんだで金を出してくれる局や電痛を無視してアニメは作れない。
10なまえないよぉ〜:2009/03/07(土) 11:18:34 ID:I5iztqoZ
トロステはいいよな。毎日ささやかだが面白い話題が提供されてて。
アレでレシピを学んだり、面白い店を知ったり、バカ盛りの店に挑戦したりと、俺の生活にもささやかな影響を与えているし。

ただまぁ、井上トロくらいの知名度がないと難しいよな、ああいう番組は。
あの白猫、めざましテレビでレギュラー持っていた影響か、けっこうゲームやらない人にも知名度があるし
11なまえないよぉ〜:2009/03/07(土) 14:21:21 ID:yjJfxmEO
テレビはゲームのCMやめたらどう?
視聴者どんどん減っちゃうよw
12なまえないよぉ〜
>>8
そりゃ無料配信じゃ無理だ
三者とも有料だろ
>>9
それはテレビ局製作者が基本の全日帯アニメだ