アニメーション業界関係者にも、依然注目が高い中国をテーマとした専門セミナーが3月10日に開催される。
このセミナーは、デジタルコンテンツ協会が主催する「中国におけるコンテンツビジネスを考える」である。
中国のコンテンツ市場の現状、ビジネスリスクの回避、そして専門家によるパネルディスカッションで
構成される。様々な論点から中国市場を観ることで、今後の中国市場への進出の在り方について考える。
このうちセミナーの最初の講演が取り上げるテーマが、アニメーション産業である。
立命館大学映像学部の中村彰憲准教授が、「中国におけるアニメーション産業の現状と
日中コラボレーションの可能性」と題して中国のアニメーション産業を語る。
中国におけるアニメーション専門チャンネルを増加やアニメーションイベントなどの開催といった、
同国でのアニメーション産業活性化の取組みを踏まえたものとなる。
また、パネルディスカッションでは中村氏のほか、中国で積極的な事業展開を進めるマッドハウスから
新規事業部/海外事業部のプロデューサー和泉將一氏も参加する。中国進出で注目を浴びるマッドハウスだが、
これまでその内容が語られたことは少ないだけに、興味深い話になりそうだ。
さらに、マンガ家の真壁太陽氏、茶谷明茂氏がディカッションに加わるので、中国でのアニメ、マンガの
ビジネスを知るよい機会になる。さらにビジネス面からは、
森・濱田松本法律事務所の 弁護士 遠藤誠氏も参加する。
会場は東京・千代田区のホテルモントレ半蔵門、プログラムは13時スタートで、16時まで行なわれる。
参加費は無料で、事前にデジタルコンテンツ協会を通じた申込が必要となる。
中国関連のセミナーはこれまでにも少なくないが、
変化のスピードの激しい国だけに最新の情報を追うのは困難である。
今回のセミナーは、そうしたニーズを組んだものともなるだろう。
DCAJセミナー
平成20年度経済産業省アジア地域等におけるコンテンツ流通促進事業
専門家交流 中国セミナー「中国におけるコンテンツビジネスを考える」
http://www.dcaj.org/contents/frame03.html 日時: 2009年3月10日(火) 13時〜15時45分
場所: ホテルモントレ半蔵門 1F 瑠璃の間
中国におけるアニメーション産業の現状と日中コラボレーションの可能性
講師: 立命館大学 映像学部 准教授 中村彰憲
(仮)中国コンテンツビジネスにおけるリスクとその回避方法
講師: 森・濱田松本法律事務所 弁護士 遠藤 誠 氏
パネルディスカッション (仮)中国におけるコンテンツビジネスを考える
モデレーター 立命館大学 映像学部 准教授 中村彰憲
パネラー
(株)マッドハウス 新規事業部/海外事業部 プロデューサー 和泉將一
漫画家 真壁太陽
漫画家・クリエイター 茶谷明茂
森・濱田松本法律事務所 弁護士 遠藤誠
定員: 90名
参加費: 無料
参加申込:
http://www.dcaj.org/contents/frame03.html 問合先: (財)デジタルコンテンツ協会 国際室
主催: (財)デジタルコンテンツ協会
animeanime.jp
http://animeanime.jp/biz/archives/2009/03/post_564.html