4月から放映を開始するテレビアニメ『戦場のヴァルキュリア』を、カナダ・ケベック出身の
HIMEKAが歌う。2月26日に、都内でHIMEKAの歌う主題歌「明日へのキズナ」が、初披露された。
HIMEKAは、昨年アニマックスが開催した第2回全日本アニソングランプリの優勝者、圧倒的な
歌唱力から見事に優勝を勝ち取った。今回は、そうした実力を見込まれてのメジャーデビューだが、
「絆」をテーマにしたこの歌を伸びやかに歌い、その才能を再びみせつけた。
しかし、記者会見では、そうした歌とは対照的なシャイな女の子の一面をのぞかせた。
一言ずつ言葉を選びながら、「デビューはするけれど普段の日常は変わらない、現実的でな
く夢のよう」と現在の自分の気持ちを語る。
それでもアニメの歌手になりたいと思う気持ちは、長年蓄えられてきたものだ。子供の時は
『鉄腕アトム』、10歳の頃は『宇宙船サジタリウス』に夢中になった。ディズニー作品も
好きだったというが、15歳の時に出会った『美少女戦士セーラームーン』が大きな転機となる。
「その後は、あまりにもたくさん作品をみていて・・・、好きな作品は『ふしぎ遊戯』、『鋼の錬金術師』
ほかにもたくさんある」と、日本のアニメが大好きな様子だ。アニソンだけで300曲は歌えるという。
本名でなくHIMEKAの名前でデビューすることについて聞かれると、「HIMEKA」は自分が
16歳の時に作りだした自分のストーリーのキャラクターの名前だと明かした。「わたしにとって
大切なキャラクター。わたしはHIMEKAになりたいと思っている」とその思い入れの深さを語った。
最後にHIMEKAは、今回のメジャーデビューについて「今までいろいろな人たちが応援して
くれました。ありがとうございます。夢は叶ったけれども、これは私ひとりのものではありません。
これからもみんなでHIMEKAの世界を作りたい」と語り、今後への決意をあらたにした。
アニメ!アニメ!
http://animeanime.jp/report/archives/2009/02/_himeka.html