昨年末、Wiiウェアでのリメイクが正式にアナウンスされた「洞窟物語」。
残念ながら今のところ日本での発売は未定となっているが、この機会にあらためて
「洞窟物語」の魅力を紹介してみたい。
世界が認めた、傑作フリーゲーム
突然ですが、「Cave Story」というゲームを知っていますか?
またの名を「洞窟物語」。もともとは日本の「開発室Pixel」というサイトで
開発・公開されたフリーゲームだが、なぜか海外に熱狂的なファンが多く、
北米では昨年末、ついにWiiウェアとしてリメイクされることが正式にアナウンスされ、
大いにファンを喜ばせたりした(Wiiウェア版)。
ゲーム内容は、いわゆる「メトロイド」型の洞窟探索型アクションゲーム。
ファミコン時代を彷彿とさせるドット絵をはじめ、主人公の軽快なアクションや、
武器をパワーアップさせながら、ナゾだらけの洞窟を隅々まで探索していく
ワクワク感など、「昔ながらの」という褒め言葉がぴったりハマる。
謎解きや難易度のバランスも絶妙で、「メトロイド」ファンが異様に多い
海外でウケたのも、そう考えると必然だったのかもしれない。
ゲームの舞台は基本的に洞窟内だが、いかんせん巨大なので、中にはミミガーと
呼ばれるウサギのような生き物の村があったり、用途のよく分からない巨大建造物
なんかもあったりして、先へ進むたびに新鮮な驚きと発見がある。
このナゾだらけの洞窟は一体何なのか? 主人公は一体何者なのか?
かわいらしいキャラクターたちが織りなす、思いがけず骨太なストーリーにも引き込まれる。
残念ながら、日本での発売については今のところ未定となっているが、もちろん
オリジナルのWindows版自体はフリーウェアとして今でも公開中なので、こちらでいつでも
ダウンロード可能。
もしまだプレイしたことがない人は、この機会にぜひプレイしてみてほしいと思う。
ちなみに今回、開発者であるPixel氏に紹介の許可をいただこうと連絡してみたところ、
開発中のWiiウェア版のスクリーンショットも何枚かいただくことができた。
上のPC版と比較してみると、レトロな雰囲気はしっかり残しつつも、Wiiの画面解像度に合わせ、
グラフィックの描き込みがより緻密になっているのが分かるだろう。
日本でのリリースについては「努力中です」(Pixel氏)とのことだったので、いつの日か、
このグラフィックが日本の Wiiでも楽しめる日を楽しみに待ちたいところだ。
ITmedia +D Games [2009/2/17]
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0902/17/news103.html 開発室Pixel
http://hp.vector.co.jp/authors/VA022293/