日本企業が国際展開しているブランドの価値をランキングにした「Japan’s Best Global
Brands 2009」を、ブランドコンサルティング業を行っているインターブランド社が18日(木)に
発表した。同発表によると1位はトヨタ、2位はホンダ、3位はソニーと、おなじみのブランドが
そろっているが、世界景気の減速により、ブランド価値は軒並みダウン。唯一、5位の任天堂のみ
『Wii』や『ニンテンドーDS』のヒットによりブランド価値を高め、ブランド価値前年比5%上昇
という結果になった。
同ランキングは日本発のコーポレートブランドを対象に、「財務力」、「ブランドが消費者の
購買意志決定に与える影響力」、「ブランドの将来収益の確かさ」の3点で評価。ランキングは
30位まで発表されており、自動車・エレクトロニクス関連企業のブランドが多くを占めた。
なお、それ以外の業種ブランドだと、ランニングシューズでの高い評判を持つアシックスが26位に、
早くから世界に進出し、世界に“醤油”を浸透させたキッコーマンが30位にランクインしている。
なお、世界を対象として2008年発表された「Best Global Brands 2008」にも、トヨタ(6位)、
ホンダ(20位)、ソニー(25位)など、上位7ブランドがランクインしているが、同社は「世界的な
金融危機の影響を受け、多くのブランドが価値を落とす結果となっているが、任天堂は
不況下においても最高益を見込むなど、不況下でもブランド価値を高めうることを示した」
と述べている。
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