“OGC 2009”で、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(以下、SCEJ)のネットワーク
ビジネス&サービス部部長の正田純二氏が“「プレイステーション」をさらに楽しくする
オンラインサービス PlayStation Network”と題する公演を行い、PlayStation Networkの
各種サービスの登録アカウント数などの数字を披露した。
正田氏によると、 PlayStation Storeの目的は、eコマースのほかに、プロモーションもあるとの
ことで、そのため、無料体験版やプロモーションビデオなどの配信も行われている。Newゲーム
(新作タイトル)のほか、かつて発売されたプレイステーション向けのタイトルもゲームアーカイブス
として販売され、現在、270タイトル以上が揃うに至った。「ときどきびっくりするようなヒットも
出ている」(正田氏)という。最近急上昇しているのが、ディスクで発売されたソフトの追加コンテンツで、
追加ストーリーや追加マップなどが、ゲームの企画段階から視野に入れられるようになった。
そのほか、ビデオコンテンツの販売がアニメーション作品を中心に2008年秋からスタート。
独占配信が続いている『亡念のザムド』は、HDクオリティーで配信されているが、このHD画質で
配信できるところがプレイステーション3のいいところだと、正田氏は言う。
このPlayStation Storeの登録者数は国内で190万アカウント(2009年1月末日のデータ、以下同)。
1週間で約30万ユーザー、1ヵ月間で約70万ユーザーが訪れる。「非常にアクティブなユーザーを
多く抱えている」(正田氏)サービスだ。これまでに約3200種類のコンテンツが配信され、
累計3500万回のダウンロードが行われた。なお、ワールドワイドのアカウント数は
国内の約10倍となる。
続いて、2008年12月12日(日本国内)に正式サービスがスタートしたPlayStation Homeについて。
2009年2月3日にカプコンの『バイオハザード5』と『ストリートファイターIV』との連動が発表されたが、
ほかにも「すでに24社のライセンシー(ゲームメーカー)とSCE内部制作ソフトが参画を表明している」
ことが明らかにされた。今後発売されるタイトルとの連動も大いに期待できることになる。
ワールドワイドでは約360万アカウント、日本国内では約35万アカウントが登録されている。
PlayStation Storeの約190万アカウントに比べるとまだ利用者数は少ないが、今後、
連動タイトルが増えるにしたがって利用者が増加する可能性を秘めている。
プレイステーション3を介して、遠隔地のPSPユーザーが対戦や協力プレイを楽しめる
アドホック・パーティは、国内で約18万人が利用。SCEJではすでにPSP向けの196タイトルで
動作を確認している。
最後にプレイステーション3の発売と同時にサービスが開始された『まいにちいっしょ』について。
正田氏によると『まいにちいっしょ』のコンセプトは“基本無料”、“カンタン”、“飽きない”の3つで、
インターネット経験の浅いユーザーが気軽にネットに触れられるコンテンツとしてリリースされたが、
プレイステーション3向けの新しい機能やサービスのテストをする場としても機能してきたとのことだ。
現在までの登録アカウント数は国内で約55万。800回以上の情報配信が行われてきた。
ファミ通.com(一部略)
http://www.famitsu.com/game/news/1221840_1124.html