フィギュアなど“立体物”の写真を投稿・共有するコミュニティサイト「fg」が11月初めにオープンし、3カ月を
待たずに1万人近くの登録会員を集める人気を呼んでいる。同サイトを運営するエンタースフィアの代表
取締役・岡本基氏に話を聞いた。
岡本氏は、同人誌の展示・販売イベント「コミックマーケット(コミケ)」に対して、フィギュアのイベント
「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)」があるように、イラストの投稿コミュニティサイト「pixiv」に対して、
フィギュア写真の「fg」を開始したと説明する。pixivは2008年末で50万会員を突破するまでに急成長し、
イラスト人口の大きさと同市場の可能性を示したが、「fg」が扱うフィギュアとはどのような分野なのだろうか?
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/static/image/2009/01/29/fg03.jpg ▲「fg」のサイトTOP
● 立体物なら何でもOKの写真投稿コミュニティ
「fg」という名称は「figure garage」「figure garden」を略して付けたものだが、扱うのはフィギュアの写真に
とどまらない。具体的には、プラモデル、ドール、ぬいぐるみ、鉄道模型など、「ゆるい感じで“立体物”にした」
(岡本氏)。雪だるまでもOKだという。同サイトのFAQでも、以下のように回答している。
「fgは広く立体物を愛する人達のコミュニティです。『像』であれば、仏像でも何でもオーケーです
(ただし撮影許可のある施設に限ります)。」
これら立体物の写真をユーザーが撮影し、投稿するという点で、「fg」は画像投稿サイトの一種とも言えるが、
立体物のための2つの機能を備えているのが特徴だ。 (中略)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/static/image/2009/01/29/fg04.jpg ▲1作品につき10枚まで写真を掲載可能。サムネールをマウスオーバーするだけで拡大写真が切り替わる
● 市販フィギュアを買ってきて撮影・投稿するのも可
「fg」に写真を投稿したり、閲覧するには、無料の会員登録を行う必要があるが、その際、「モデラー会員登録」
「一般会員登録」の2種類から選択するようになっている。
モデラー会員は、オリジナルのフィギュアを原型から製作している人や、購入したフィギュアを改造している人
を想定している。一方、一般会員は、閲覧だけの人や、自分でフィギュアを製作・改造することはしないが、
市販のフィギュアを撮影して投稿する人が対象だ。(中略)
● 世の中には「改造フィギュア」層が意外に多かった?
会員登録が2種類ということもあり、「fg」ではサービス開始当初、モデラー会員が投稿した写真を「自作フィギュア」、
一般会員の写真を「購入品その他」といいう2カテゴリーに分けることを想定していた。
しかし、サービスを提供し始めてすぐに、フルスクラッチで原型から自作している人と、改造を行う人では意識が
全く違うことに気付いたという。
そこで運営6日めには早くも、「自作フィギュア」と「改造フィギュア」を細分化。さらに22日めには、改造についても、
自分で小物を作ったり色を塗り直したりするのと、市販のキットやパーツを買ってきて組み立てたり追加するのでは、
やはりこれも意識が異なるということで、「組立キット」も分割した。
※本文一部抜粋。全文はソース元をご覧下さい。
INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/special/2009/01/29/22247.html