連覇は果たすも、タイトル数に異変!?
1月ももう20日を過ぎ、そろそろあちこちで2008年の
販売データなどがまとまりはじめている様子。――ということで突然ですが、日々是でも
「2008年でもっとも発売タイトル数の多かったメーカー」がどこだったのか調べてみました。
前置きは抜きにして、さっそく順位を見てみましょう。ちなみに調べていただいたのは、
いつもランキングデータでご協力いただいているメディアクリエイトさん。
2008年メーカー別発売タイトル数TOP5
1位 バンダイナムコゲームス 89タイトル
2位 エレクトロニック・アーツ 88タイトル
3位 セガ 62タイトル
4位 KONAMI 56タイトル
5位 コーエー 53タイトル
参考までに、2007年メーカー別発売タイトル数TOP5は、
1位バンダイナムコゲームス(91タイトル)、2位KONAMI(78タイトル)、
3位エレクトロニック・アーツ(60タイトル)、4位がカプコンとコーエーで57タイトルとなっている。
※ベスト版も1タイトルとしてカウント
※複数機種で発売されているタイトルについては機種ごとに別タイトルとして集計
※限定版、および「KORG DS-10」などのネット専売タイトルは含まず
ということで接戦の末トップに輝いたのは、
発売タイトル数ランキングではもはや“常連”とも言えるバンダイナムコゲームス。
とはいえ今年は昨年に比べてリリースタイトル数がかなり減っており、
バンプレストとの事業統合がなければ連覇は難しかったとの声も。
ちなみに2007年は、バンプレスト(22 タイトル)も
含めると113タイトルとぶっちぎりの1位でした。
2位以下はエレクトロニック・アーツ、セガ、KONAMI、コーエーの順。
中でも躍進著しいのがエレクトロニック・アーツで、
1位のバンダイナムコゲームスとの差はわずか1タイトルという健闘ぶり。
世界市場では最大手に位置する同社ですが、日本でも着実にその市場を広げつつあり、
このまま行けば来年にはトップの入れ替わりもありそうです
(そのわりに多作な印象がないのは、ほとんどのタイトルが
マルチプラットフォームで展開されており、
1タイトルで複数回カウントされるものが多いからとのこと)。
またメーカー別「販売本数」についてもこっそり聞いてみたところ、
こちらは任天堂がダントツの1位で、以下、バンダイナムコゲームス、
KONAMI、カプコン、スクウェア・エニックスの順で続くとのこと。
特に任天堂、カプコン、スクウェア・エニックスの3社は発売タイトル数こそ少ないものの、
販売本数では上位にランクインしており、1タイトルあたりの期待値という点では
かなり優秀と言えそう。反面、販売本数で見るとエレクトロニック・アーツは大幅に
順位を下げており、まだまだ日本における
“洋ゲーの壁”が厚いことをうかがわる結果となりました。
ちなみに年間総発売タイトル数は、
2007年が1245タイトルだったのに対し、
2008年は1205タイトル。新ハードの発売ラッシュも一段落し、
市場規模でも前年割れが予想される2008年ですが、
発売タイトル数の方も今年は微減となった模様です。
ITmedia +D Games
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0901/23/news089.html