【アニメ】『喰霊-零-』放送終了企画、「-零-」に込められた思いがついに解き明かされる!【スタッフ特別座談会】
(1/7)
視聴者の方々からの大きな反響を頂きつつ無事に最終回を迎え、TV放送が終了した『喰霊-零-』。
結果としてこの作品は「原作コミックの話をアニメ化する」のではなく、「原作コミックでは描かれていなかった、
原作コミックの話よりも過去を描く」という形で制作されることになった。
以前、当『喰霊-零-』公式サイトにおいて、スタッフ座談会を掲載した。そちらではネタバレを避けるため、物語
の内容に直接言及することは避けられていた。だが実はこの座談会の直後、ネタバレも含めて『喰霊-零-』に
ついて思い切り語って頂くため、仕切り直して座談会を再開していたのである。さらにそこからは、ロケハンにも
同行されていた、桜庭一騎役の声優である白石稔さんも座談会に参加していただいた。
TV放送が終了した今、その「ネタバレあり」座談会の内容を改めて公開したい。
なおこの座談会はロケハン取材の合間の宿泊所にて行われたため、発言は全てアニメ制作中の段階のもの
であることをご了承頂きたい。
【参加者】
監督:あおきえい
シリーズ構成:高山カツヒコ
キャラクターデザイン・総作画監督:堀内修
アニメーションプロデューサー:平松巨規(アスリード)
アニメーションプロデューサー:松嵜義之(AICスピリッツ)
桜庭一騎役:白石稔
(インタビュアー:桝谷直俊)
※敬称略
喰霊-零- オフィシャルサイト
http://www.ga-rei.jp/new_special/discussion090107.html ※本編は長いので
>>2以降に
(2/7)
――どうして、アニメでは原作の過去の話を描くことにしたのでしょうか?
あおき:最初に「過去編をやりたい」と言い出したのは僕なんです。元々僕は原作コミックを読んだとき、登場キャラ
クターの中で一番描いて面白そうだなと思ったのは黄泉なんです。このキャラをアニメでもうちょっと膨らませたいと
思ったんですが、原作では黄泉の過去は断片的に触れられているだけなので、そこをアニメーションで補完したら
面白いのではないだろうかと思いました。
高山:僕も、プロデューサーの伊藤(敦)さんも、黄泉について似たようなことを考えていたので「なんだ、みんな同じ
ことを考えているなら、原作から遡った話にしよう」ということになったのが、『喰霊』アニメ化企画のスタート地点で
した。原作から時代を遡っちゃうと、原作の主人公である剣輔とか、いろんな登場人物が出なくなってしまうんですが、
代わりに世界が別の方向にいろいろ広がっていったんですよね。
あおき:そうですね。僕が原作を拝見したころ、たしか映画の『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』(2005年
公開のアメリカ映画。監督ジョージ・ルーカス)が公開になっていたころだったような気がします。ちょうどその映画も
ヒントになったんですよ。
高山:僕はたしか20年くらい前に「スターログ」(SF雑誌)か何かで、『スター・ウォーズ エピソード1〜3』の設定を読ん
でいたんです(注:『スターウォーズ エピソード6 ジェダイの復讐』公開後、エピソード1〜3ではダース・ベイダーの過去
を描くということをルーカスは何度も発言していた)。ですから『エピソード1』が公開されるはるか以前から、最後には
アナキン・スカイウォーカーが火山に落ちてダース・ベイダーになるということは知っていたんです(笑)。
白石:アナキンの手がざっくり斬られちゃうこともですね?
高山:その設定を読んでいなくても、『エピソード4〜6』の映画が10年以上前に公開済みですから、アナキンがダース・
ベイダーになることはみんな知っていたんです。その上で、「アナキン・スカイウォーカーがいかにしてダース・ベイダー
になったか?」を描くのが『エピソード1〜3』の面白いところだったんです。『4〜6』を観ていない人でも、そのまま続けて
『4〜6』を観れば、さらに面白くなるという仕掛けになっていました。
あおき:ですので似たような感じで、『喰霊』のアニメでは黄泉と神楽の過去の話を詳しくやったら面白そうだなと思った
んです。原作を読んだとき、自分の琴線に触れた点として、「黄泉と神楽は元々凄く仲が良かったのに、どうして敵対
することになったのだろう」ということがあり、その理由が知りたかったんです。その点は原作コミックでは断片的にしか
触れないようにして、現代の話を重点的に進めていたので、この原作で描かれていない過去をアニメーションで補完
したら面白いのではないかなという気がしたんですね。
高山:それに『喰霊』アニメ化企画開始当時、まだ原作の話数が少なかったので、今後ストーリーがどのような方向性に
向かうかが確定できませんでした。また、アニメは制作に時間がかかる上に原作よりも先に結末を迎えねばなりませんが、
原作の連載はアニメ制作中も放送終了後も続きますので、大きなタイムラグが出ます。そのため作品によっては「アニメ
を原作通りの話として初めても、最終回近くでは、アニメの話は原作と離れざるを得ない」ということがあります。それは
それで創作のひとつの形なのですが、「まだ原作が描いていない、なおかつ原作との距離感が遊離しないエピソードを
アニメでやりたい」。それと「原作を知らなくても楽しめて、それでいて原作を読むとよりアニメを楽しめ、アニメを観ると
より原作が楽しめるエピソードを作りたい」というのがあったんです。「黄泉と神楽の過去」というのは、まさにそれに
あたるエピソードだったんです。 この構想を原作者の瀬川先生に話したところ「実は黄泉と神楽の過去のエピソードは
原作で描きたかったけど、話全体の構成のためにあまり表現できなかったので、是非やってください」と言われたので、
「じゃあ是非アニメでやりましょう」となりました。そうすることで原作の黄泉のバックボーンも補強されると思ったんです。
黄泉と神楽の過去には面白いエピソードが沢山埋もれていそうな気もしましたし、そこがみんなの琴線に触れたのも一緒
だったらしいので、「じゃあこれでいこう」ということでしたね。
(3/7)
松嵜:僕も原作を見たとき、やはり最初に印象に残るのは神楽なんですけど、読み進んでいくとどうしても黄泉の方に
感情移入してきましたね。
白石:僕としても、黄泉と神楽の関係性がアニメでどういう形で表現されていくのか、楽しみです。
――アニメにおける、神楽と黄泉のキャラクターデザインについて話していただけますか?
堀内:原作であまり描かれていない時代の話なので、当時の神楽や黄泉がどんな人物だったのかはっきり
しなかったため、キャラ作りの探り方が非常に難しかったです。特戦四課のメンバーと絵柄の整合性を合わ
せる必要もあって、原作の絵とは変わったものにならざるを得なかったという部分もありましたし。黄泉の方
はまだ原作に近いイメージになったと思うんですけど、神楽は全然原作と違うんですよね。
あおき:神楽は正直なところ、デザインを発注する僕達の方も、キャラクターの設定を決めかねていたんです。
退魔師として活躍している原作の時代よりも前の、まだ一人前じゃない神楽をどう描けばいいのかということ
とかを、シナリオを組みながら考えていたので、発注の段階でもキャラがまだはっきりしていなかったんです。
高山:アニメの第2話に出てくるのが原作の2年前の神楽で、アニメの3話に登場するのが原作の5年前の
神楽ですね。そのころの神楽については原作ではちょっとしか描かれておらず、どんなキャラだったのか
謎が多かったので、性格などについても試行錯誤しながらキャラクターを作っていきました。
平松:神楽は、自分の中に白叡が封印される前でしたし。
高山:そうですね、神楽の母親が死んで、父親に白叡が封印された直後になりますからね。
堀内:神楽は最初わりと、原作に近い髪型や雰囲気でアニメ用のデザインを作っていたんですけど、途中で
「髪型をショートにしましょう」という話が出てきて、その辺をすり合わせる作業もありましたね。
あおき:正直なところ、神楽のデザインは難航したんですよ。
堀内:アニメ版の神楽の髪型デザインの元は、高山さんに見せてもらった某アニメのフィギュアの写真だった
んです。目鼻立ちは原作を参考にしましたけど、原作だと髪が長いのにアニメではショートヘアですから、
雰囲気が変わりましたね。アニメ用のデザイン設定が落ち着いて、僕自身も描いてしっくりくるまでに時間が
かかりました。 黄泉の方も、シルエットについてはアニメと原作であまり変化はないんですけど、わりと細か
い部分で難航しまして。キャラクターデザインの作業については、この2人が全てだったと言っても過言では
ないですね。
高山:同じく原作にもアニメにも登場するキャラでも、岩端とかは5年や10年経っても変わらないような顔を
していますからね(笑)。
堀内:現時点では、岩端のデザインはあまり形になっていないというのは秘密ですけど(笑)。今は、対策室
室長とかアニメの新キャラの人たちのデザインを先行させていますので。
あおき:室長については「原作から室長を変えてほしい、原作の室長の峰不死子は怖い」という伊藤プロ
デューサーの命令があったので「わかりました、新キャラを考えます」ということになりました(笑)。
ただ、原作の対策室の人ってごつい人ばかりだったので、「神楽と黄泉以外にも、もっと女性キャラが
欲しい」という話はその以前からあったんですね。そこで室長を車椅子の女性という新キャラにして、さらに
室長の秘書兼介護である二階堂桐という女性キャラをもう一人作ることにより、女の子分を補充して
「これで大丈夫でしょう」ということになりました(笑)。
高山:おっさんばかりじゃなくなったんですね(笑)。
白石:「男女比率的にも問題ないでしょう」ということで(笑)。
(4/7)
あおき:あと室長は、当然対策室の中では一番偉い人になるんだけど、身体的に弱い部分があるとちょっと
面白いかなと思って車椅子にしたというのもあります。個人的に、そういうギャップがいいんじゃないかなと
思ったんです。 また、原作の2年前の話なので「原作と違う対策室のメンバーがいてもいいんじゃないです
か」という話もありましたし、「ストーリーを進める上で、こういうキャラがいないと話を動かしにくいですよね」
ということもあって、アニメーション用に何人かのキャラを対策室の中に新作したという感じです。
平松:白石さんの演じることになる一騎も、原作にいない新キャラですからね。
高山:一騎は、原作にも登場している飯綱紀之とマブダチというポジションですね。
堀内:飯綱は、原作よりも昔のもっと真面目だったころという話だったので、その対比でデザインしました。
平松:僕はキャラの中では飯綱が一番好きです。
高山:ほう! 飯綱が!
白石:納得いかないんですか?(笑)
平松:飯綱って格好良くて人間性があって、凄くいいキャラだと思いますよ。
高山:へぇー(笑)。最初に飯綱から来るというのが、僕には意外ですね。
――白石さんは、ご自分が演じるキャラの桜庭一騎をご覧になったときの印象はいかがでしたか?
白石:まだ脚本を見ていないので、この場で初めて聞く話が色々ありました(笑)。一騎がカバンを武器に
するという話はちらっと聞いていたんですが、鈍器のようにカバンをぶん回すんですか?
高山:いや、しません(笑)。
あおき:カバン自体が武器になっているんです。
白石:『デスペラード』(1995年公開のアメリカ映画。監督ロバート・ロドリゲス)みたいに、カバンからロケット
ランチャーが出てくるとか?(笑)。
あおき:違いますね(笑)。でもそれぞれのキャラが使う武器に「『デスペラード』みたいなものを」というコンセプトは
ありました。『デスペラード』は、アンちゃんがギターケースを開けると銃が沢山入っているとかミサイルが出てくる
とか、ギターケースがマシンガンになるとか、「馬鹿っぽい設定なんだけどかっこいい」というアクションになっていて、
それを『喰霊』のアニメでもやりたいと思いましたね。瀬川先生の感性も似ていると思うんですけど、変なものを格好
良く使って、それを個性的に見せるというテイストをアニメーションの方に生かす形にしていきたいと思っています。
岩端の武器のドリルとかも、その考えから生まれましたね。
高山:実際に作中に登場するかわからないですけど、今ホン(脚本)で書いているのは、カバンの中にCDプレイヤー
みたいなのを入れていて、そのCDが摩尼車と同じ原理で、回ると霊的にありがたいカバンになって怨霊をやっつけ
られるようになっているんです。さらに、敵の特性によってCDの種類を入れ替えることができるというものですね。
(5/7)
白石:でも、それなら別に武器がカバンでなくてもいい感じになってきましたね(笑)
高山:体にマントラを書いて、自分でぐるぐる回るとかですか?(笑)
白石:最終的には自分で自分にマントラを書いて「超電磁スピン!」?(笑)。
いやでも、絵を見たら男前でしたよね、一騎は。キリッとした表情しか見てないですけど(笑)。
高山:でもそのキリッとした顔は、ほとんど画面には出てこないですから(笑)。
堀内:ピリッとした男前のデザイン案ばかり描いていたら、「もっと崩してくれ」と言われました(笑)。
高山:あと、性格は男前じゃないかもしれないです(笑)。
白石:そうなんですか?(笑)
あおき:一騎は、黙っているとかっこいい男の子ですね。でもしゃべると軽い感じで、どちらかというと、原作における
剣輔の役割を一騎が負っている部分が非常に多いです。表情豊かな2.5枚目の、いい感じの兄ちゃんですね。
白石:ついに僕に、そういう役の依頼が来ましたか!(笑)今まで僕は、アホで女に全力投球して振られるのが仕事の
ような3枚目キャラが多かったので、2.5枚目のキャラを演じられるというだけでも十分です(笑)。それに「僕が演じる」
というところで、賑やかしキャラというんじゃないですけど、やっぱりちょっとエロいキャラだったりオチがついていたり
するのではないかと何となく想像していましたから(笑)。
高山:同じ対策室の岩端がホモで、いつも一騎を狙っているという設定もあります(笑)。
白石:狙われている?(笑) じゃあ僕も敵と向かい合いつつ、前も後ろもガードしながら頑張っていきたいと思います(笑)。
平松:モテる役だからいいじゃないですか、男にですけど(笑)。
白石:そうですね、僕のファンになってくれた方は8割男性なので(笑)。今回この作品で、女性ファンを3割に増やしたい
と思っています。むしろ減ったらどうしようかという心配はありますね(笑)。
ただ、無理に格好良くキャラを演じるということは考えずに、そのキャラが持っている特性とか人間性とかを追いかけ
ていけば、自然とかっこいいところは格好良く、駄目なところは駄目な感じとして出るのではないかなと思っています。
あおき:でも、僕らが白石さんと初めて会って一緒に食事したとき、あの時に見せていただいた白石さんのキャラクター
というのがホンに生きていると思うんです。
白石:ああ、文章にはとても残せないような馬鹿話をみんなでしたときですね(笑)。
あおき:あの時、仕事についての話は全然しなかったんですけど(笑)、白石さん本人の人柄がわかったのでとても
良かったなと思いますね。白石さんは、『喰霊』のような世界観の中でのキャラクターを演じたことはないんですか?
高山:陰陽師とかのキャラですね。
白石:ないですね。でも僕自身マンガの『孔雀王』とかを読んでいて、基本的に独鈷杵とか梵字とかいうガジェットが
大好きだったんです。僕達の世代は、宗教とかに興味がなくても臨兵闘者ができることにみんな憧れていましたから、
その知識を生かしたいですね(笑)。だから、今回こういうファンタジーのお話に参加できるのは光栄です。
(6/7)
――現段階での、現場での苦労話などをしていただけませんでしょうか。
一同:……。
白石:おおっと、みんなが一斉に目を伏せ始めた!(笑)
堀内:どこから話していいのか(笑)。
高山:沢山ありすぎまして(笑)。
堀内:僕としては、「オリジナルキャラがいっぱいいて大変だなあ」というところです(笑)。これから作画を
していく段階で、キャラも深まっていくんじゃないでしょうか。苦労した分感情移入もありますし、神楽と黄泉を
うまく描きたいと思っています。
あおき:全体としては、やはり作画作業が大変というのがありますね。アクションシーンが入っちゃうとどうして
もカット数も動画枚数も増えるので、限られた制作時間の中でどうやってそれらをクリアしていこうというのが
一番の悩みの種です。3話以降は、どちらかというと剣を使ったアクションが中心になってくる感じですね。
高山:原作よりの、退魔師としてのバトルですね。
あおき:ただ、僕はやっぱり神楽と黄泉の関係性をどうしてもやりたかったんです。退魔アクション物の
アニメではあるんですけど、それだけを売りにするのではなく、血が繋がっていないけど仲のいい姉妹の
愛が最終的にどう崩れてくるんだろうというところに凄く興味があってうまく描きたかったので、2人のシーン
は高山さんにもお願いして、エピソードのアイディアを出してもらっています。
高山:凄い大変です(笑)。作業的にはとてつもなく大変ですが、でも1話ずつ進んでいくごとに、キャラクター
の色がどんどん深くなって、新しいものが見えてくるんです。しかもそれは原作と違うキャラではなく、原作と
同じ神楽と黄泉であり、その過去の再現なんです。「2人の過去はこうだったのか」と、「作っている」という
より「発見してしまう」という感じで出来上がっていくんです。
白石:自分が意図していなくても、元々あったものがどんどん出てくるような感じですか。
松嵜:こちらのスタッフの方々が凄いなと思うのは、原作にはない話を作っても原作とぶれていないというか、
最初から原作にこういう話があったかのごとく物語がマッチしているんですよね。
高山:キーボードをカタカタ打っているうちに、「実は原作の1話の前はこうだったんじゃないか」というのが、
芋づる式に自動的に見えてくる感じがありました。もちろん何度も手探りして試行錯誤して、「これは違う」
とか「あれはどうだろう」とかやっていますし、自分がうまくできたと思っていても、最終的に視聴者や読者の
方々にどう見られるかもわからないですけど、エピソードやキャラクターの色々なパーツが繋がる所が見つ
かった瞬間は、ミケランジェロの「彫像は既に石の中にあり、自分はそれを掘り出しただけ」という言葉の
ようでした。そういう意味では、大変だけどやっていて面白い作品ではあります。
松嵜:『喰霊』というオリジナルエピソードを作る上で、スタッフの皆さんそれぞれのイメージがあるので、
それを1話につき何回も何回も検討しています。だから制作に時間がかかってお腹いっぱいでもあるんです
けど(笑)、その分裏付けというか説得力がある、深いものができてきています。言っちゃいけないけど時間
とか予算とかの制約もあるんですが(笑)、何とかスタッフ全員のやりたいことを可能な限り成就させてあげ
ようと、平松さんと仕事しています。
今回のアニメは、平松さんの所属するアスリードさんと僕の所属するAICスピリッツという2社の共同制作に
なっていて、ちょっと変わっているんですよね。こういう形式での制作は僕も平松さんも初めてなので、お互い
「どうしたものか」と思ってしまうこともあるんですが、ひとつのものを作るのに2つの会社で考えているみたい
なことがあるので、面白い体験でもあります。
平松:僕としては、よく「人間ドラマ的に作りたい」と言うんです。その点から監督や高山さんの作業を脇から
見ていると、神楽と黄泉の成長をうまく引き出していただいているので、凄くいいなあと思います。あとは
これをアニメ完結までどれくらいやりきれるかというところですが、原作との違う部分を描いているけど、
どなたにも納得してもらえる『喰霊-零-』ができるんじゃないかと思いますね。
(7/7)
――ずばり、このアニメの見所はどこだとお考えでしょうか?
あおき:最終的には、視聴者の方がそれぞれの気に入ったところを見つけていただければいいと思うん
ですが、僕としては、今回の企画を「過去編にしよう」と言ったときから、「神楽と黄泉の2人の話」だと
いうところはぶれていないですね。仲のいい2人が最終的にいかに決別していくのかを描きたかったので、
そこが伝わってくれるといいかなと思います。
高山:最初のコンセプトからそうでしたね。
平松:2話と3話を見ていただければ、神楽と黄泉の関係のギャップがわかると思います。
高山:そこでこの作品のテーマを大体感じとってもらえると思いますね。
平松:あと、やっぱり女の人の視聴者が増えてほしいなというところはあります。
あおき:前に僕が監督をさせてもらった『GIRLSブラボー』という作品でイベントをやったとき、お客さんに
男の人しか来なくて「こんなイベントは初めてです」と言われまして(笑)。
白石:その点では僕はあまり力になれないと思います、最初に謝っておきます(笑)。
高山:女性ファンを呼んできてくれないんですか?(笑)
白石:無理ですね(笑)。僕は女性のお客さんを呼べないので(笑)。
あおき:神楽と黄泉というキャラクターに、同性の女の子が共感してくれると嬉しいなというのはありますね。
この作品は退魔ファンタジーのフィクションではあるんですけど、ヒロイン2人が抱える悩みや葛藤などの
要素がいっぱい入っているので、10代中頃から後半くらいの女の子に見てもらえて、共感が得られると
本当に嬉しいと思います。
平松:神楽と黄泉を見て、何かを感じてほしいですね。
高山:女性に限らず男性でもそうなんでしょうが、進路や将来で悩んでいる学生さんとか、自分の進む道や
自分自身を捜したり見つめ直したり悩んでいる世代の人たちにも見てもらえたらいいなあと思いますね。
あおき:是非そういう人たちに見ていただきたいですね。
松嵜:原作コミックを読んで「黄泉はどういう子だったんだろう」という疑問をもった人も、アニメオリジナルの
部分を見てその点を知ることができるようにもなっているので、原作ファンの方も、原作者の瀬川さんも面白
がってくれるんじゃないかなと思います。
ありがとうございました。
8 :
なまえないよぉ〜:2009/01/12(月) 23:11:06 ID:s9baEqe3
今、アスリードや一期等をNGワードに入れてるから
記事読めなくて涙目www
9 :
なまえないよぉ〜:2009/01/12(月) 23:11:07 ID:Y+pqit7i
コレって立てて見せる意味あるん?
本スレ見てないけど4課厨って絶滅したの?
高山カツヒコはシャフトだっけ?ガンジスだっけ?
堀内修ってゴンゾのワレメ作画監督じゃないか!
なげーよ
過去の話を書きたかった?
いらん事すんな
白石稔、最終回に出られて良かったねw
しかも原作の主役キャラらしいじゃない
悩んで悩んで行き着いたところが
グリ○ィス「…げる」
だったわけだな
とりあえず昨期で一番良かったアニメだと思う
17 :
豚肉オルタナティブ ◆/FbvbJkw.o :2009/01/13(火) 00:07:19 ID:pqke7LJ5
>1
四課全滅させて話題さらってさぞ気持ち良かっただろうよ
二度とこんな糞な演出すんなボケ
何が伊藤Pは平成ライダー好きだ、まんま演出パクってるだけだろアホか
伊藤とアスリードと、…なんて名前か忘れたけど監督だけはマジで鬼門だわ、あー気分わりぃ。
最後の男いらねーよ。今までの展開ぶち壊しだよ。白石死ね
あー、マジで白石死なねーかな
>>18 l ' ._≧z-、_,ゝノjillf___/` }| 呼んだか?///
| , ヽ゚-―>T 「~|::i<・二ア l|
| } ‐-` ̄ |::l `丶‐- {|
, ‐┘j //////, 、ノl::l ///// レヽ
〃入 ヽ イ ィj {l>ヽ イ┐}
{ ハ l '",, -― - 、 ` ||フ |
ヽ\〈 } r'",,,, -‐r‐- 、 ヽ |lシ//
〉,ヽ | !f ̄ ̄ ̄ ̄}, l | ,/
とvi l |` ̄ ̄ ̄ ̄l | lJj
| ,'l | `,ニニ、 } { |
|{ ,、ノ ヾ、/ |,ノ ヽ、j
22 :
豚肉オルタナティブ ◆/FbvbJkw.o :2009/01/13(火) 00:28:14 ID:pqke7LJ5
>20
イミフ ('_')
クライシス
言い訳から始まって言い訳に終わる作品とゆう印象がまた補強されました><
作画が本当に良く頑張って一応成功して終わったって感じ
最初から話が大分見えてたけど黄泉の殺陣の美しさ残忍さで引っ張りきった
完全に黄泉アニメだったね
>>22 お前は本スレに出てくるな
アンチスレに引きこもってろよ
4課も好きな連中に迷惑だ
27 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 00:49:14 ID:hXxkIiih
みなみけで落とした評判取り戻せてよかったねアスリード
過大評価だろ。
萌豚しか喜んで無いよ
29 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 00:54:05 ID:0P3Pfzms
設定を決めてから自由に物語を展開するのは楽だけど、
終着点の設定が決められていてこのクオリティーは凄いよな。
時間かけて作って制作費回収できんのかね。
神楽のキャラが薄いということ、成長があまり感じないのは微妙だが、
黄泉の感情、気持ちをきちんと描けたのは良かったね。
30 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 00:57:48 ID:6yCoSQI7
キチガイアンチがついててかわいそうだねこのアニメ
>30
人の人格批判すんなよ
キチガイさん
32 :
豚肉オルタナティブ ◆/FbvbJkw.o :2009/01/13(火) 01:01:48 ID:pqke7LJ5
>26
なんだ、図星つかれて嫉妬に怒り狂った本スレの人か
オリジナルキャラってだけで皆殺しにするのはおかしいと思ふけど(笑)
あのつまらん原作でよく頑張ったと思う
DVDが売れても二期はやらない方がいい
若本
35 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 01:11:02 ID:0P3Pfzms
ダースベイダーか。
暗黒面への堕ち方はスターウォーズに似てるね、要因、再起不能と。
暗黒面後の黄泉の神楽への優しさ・厳しさの面は原作準拠か。
とりあえず
>>9に同意
公式行けば見れる、しかも5日も前に出てたものを今更
>>26 ここまできて言うな
2期あったら白石が主人公なのかな
てか何で白石もロケハン参加してんだw
38 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 01:38:44 ID:pZDI8HDU
なるほどね、黄泉がダースベーダー卿で神楽がスカイウォーカーか。
どうりで俺の中でヒットしたわけだ!
座談会とか言うとどうしても創価を思い出してしまう・・・・・
40 :
竜騎士:2009/01/13(火) 01:53:52 ID:aNlT9dwh
ひぐらしお勧めです
41 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 02:16:31 ID:01RUOul1
白石痩せろ!あと髪型を何とかしろ!
そうすればそれなりに女性ファンはつく
カスリードは所詮エロとか百合とかで客を釣ることしかできないのを再確認
四課全滅は意図か無意図かについて
原作つまんないのにアニメはよかった
47 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 04:52:46 ID:SpccxemH
アニメ面白かったから原作読んだら絵は下手だわ話はつまらないわでクソ吹いた
アニメスタッフがんばりすぎ
>>47 みなみけやシャッフルなどの原作つきアニメを改悪するアスリードが、絵が下手で話もつまらない(らしい)
原作のほうの喰霊をアニメ化したらマイナス×マイナスでプラスになるかもしれない
あおき監督や脚本の高山が優秀なんだよ
原作が糞つまらないから過去話という形で
ほぼオリジナルやらせてもらいましたとはっきり言え
シャッフルは原作より好きだな
なんかエロかったし
原作はまじですぐ終わるししょーもない
総じておもしろい作品だった。
最終話の最後に登場した神楽ちゃんになれなれしい、あのいけすかない
野郎は誰?と思いつつ、後に原作を手にとってみたら、そいつが本編の
主人公だと知り、盛大に吹いたっけ…
54 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 09:03:20 ID:YbdvoRlr
とんだ中二病糞アニメですた
56 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 09:40:44 ID:ELojFjz5
これはいい原作レイプでした
単なる粘着に墜ちた四課厨が活動を再開しましたw
こういう駄スレを立てるから信者が馬鹿にされるって事に
なんで気付かないのかね〜
60 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 10:53:07 ID:StotCizb
61 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 11:32:07 ID:6QeM/j+o
俺達の戦いはこれからだ!ENDだと思ってたら
最後の男が本来の主人公なのか
昨日、ヒマだったから満喫で原作全部読んだが、なかなか気に入ったぞ原作主人公は。あと、紀之についても外伝とかでのいい師匠ぶりに、アニメでの扱いが不憫だと初めて思えました、まる
あーあ、黄泉が凌辱されるエロ同人誌でないかなー ('_')
64 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 14:05:40 ID:C7n1pCuu
白石の演技の下手さ&浮き具合が目だった
アニメが原作の過去の話というのを知らないと終わり方に不満が残るだろうなw
66 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 15:45:58 ID:StotCizb
不満より、疑問の方が大きかったよ、最後の男のせいで
67 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 16:19:52 ID:aCZlmfKK BE:776844195-PLT(12223)
白石は白石過ぎてキャラを喰っちゃうからダメなんだよな
漫画だと神楽は全然剣使えないんだよな、なんつーか無理に糞な原作に繋げなくても良かったのに
白石は結構いい仕事してたと思うけどなぁ、彼はこれからはらき☆すたのノリを消し去って真面目にやったらいいと思うよ
もともとあの人はまじめでしょ
カラオケEDに執着してるやつがいるのか
71 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 16:55:24 ID:rsqLWolt
72 :
なまえないよぉ〜:2009/01/13(火) 16:57:13 ID:rsqLWolt
これがいつもの鈴木細田コンビだったらここまで高評価を得られたかw
細田は5話、ラブコメ回のコンテやってたけどな
76 :
なまえないよぉ〜:2009/01/14(水) 06:55:54 ID:ugJe1biE
>>70 執着どうのの問題ではなく印象の問題だろ
一度ついた印象はなかなか消せない
ましてやラジオや声優の顔出し番組は見ない人の方が多いんだし
あれはネタで本当はまじめと思ってほしいとかなら
人よりお固いぐらいで取り組んでかなきゃ印象なんて変わらん
いいアニメだった
79 :
なまえないよぉ〜:2009/01/15(木) 18:03:47 ID:s7DRWdVa
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>
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82 :
なまえないよぉ〜:2009/01/18(日) 21:52:07 ID:MuKjSpjU
ベルセルクってまだやってるの?
84 :
なまえないよぉ〜: