タカラトミーの富山幹太郎社長は9日までにインタビューに応じ、一層の景気悪化が見込まれる
2009年度の経営方針について「消費者マインドを考えると高価格品は相当難しい」と述べ、
低価格品の開発を強化する意向を示した。主なやりとりは以下の通り。
−年末年始商戦の手応えは。
相当厳しかったなというのが実感。小売店の売上高ベースでみると前年比で8割前後。
今年はみんな苦労している。金融不安が相当消費マインドに影響を及ぼしている。
客入りは悪くないが、高額商品は苦しかった。特に年末の新製品は夏前に企画したので、
原油高、材料高の影響で価格が少し高めになっている。
−具体的には。
カラオケ機「ハイカラ」は当初より計画を絞ったが、その中ではいいかなという状況。
「リカちゃん」は好調で昨年対比をクリアし、品切れも起きた。復活基調が感じられる。
海外は英国が流通大手破綻の余波で相当厳しい。米国も値下げして売ったようだが、
決して喜べるクリスマスではなかったと聞いている。
−09年度は厳しくなるが、どう乗り切るか。
時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2009010900325