パブリッシャーのTake-Two Interactiveは、2008年10月31日までの事業年度会計報告を行い、主に
Grand Theft Autoシリーズによって生まれた同社の記録的な収益の数値を発表。Rockstar Games
とは長期の独占契約を結び、来年度以降も多数のビッグタイトルを用意して、さらなる発展を計画
しています。
Take-TwoのCFOであるLainie Goldstein氏によれば、今年度のGrand Theft Auto IVをはじめとする
GTAフランチャイズの収益は、同社の総売上のうち実に60%を占める、トータルで7億1千万ドルを計上。
GTAシリーズは、今年の第4四半期だけで4千万ドルの収益を生んでおり、Take-Twoのセールスの
およそ17%を占めているそうです。
http://www.gamespark.jp/_files/images/7559_a.jpg ▲7億ドルのアメリカンドリームを生んだ男、Nikoさん。
また、Take-Twoは、GTAによって同社に多大な恩恵をもたらしたRockstar Gamesと新たな長期契約
を結んだと発表。創設者であるSam Houser氏とDan Houser氏をはじめ、Rockstarのキーメンバー達は、
2012年の1月まで、Take-Twoの下で独占的にゲームを開発することになります。
GTAシリーズ最新作の話題はまだ早すぎるようですが、Rockstar Gamesは現在トリプルAクラスの
タイトルを開発しており、2009年中のリリースを目指しているとのこと。
2007年度は事業損失を報告していたものの、GTAの強力なセールスによって今年は大きな飛躍を
遂げたTake-Two。2009年には、Grand Theft Auto IV: The Lost and Damned、L.A. Noire、
Grand Theft Auto: Chinatown Wars、BioShock 2、Mafia II、そしてBorderlandsといったビッグタイトル
のリリースが控えており、さらなる成長が期待されそうです。
GameSpark
http://www.gamespark.jp/modules/news/index.php?p=7559