【コラム】知らないのは男子だけ？ コスメ発のアニメ『美肌一族』に見るキャラクタービジネスの新手法

毎週月曜深夜25時30分、不思議なアニメがテレビ東京で放送されている。
『美肌一族』と呼ばれるそのアニメは、昭和の少女マンガを思わせる画風で異彩を放つ。
通販ショッピング番組『週間美肌一族』の冒頭10分を飾る“純愛コスメティックアニメ”だ。

ストーリーはタイトルの通り、「美肌一族」が主人公。
美肌一族とは、世界30億人の女性たちの憧れである「美肌世界大会（WBC）」を300年間勝ち続けて美肌業界に君臨する、
美肌家のことを指す。その美肌家の双子、紗羅（さら）と咲（さき）を中心に裏切りと悲恋に満ちた愛憎劇が繰り広げられる……。

声優にはナルシストキャラでブレイク中の芸人、狩野英孝と、ドラマ『ごくせん』や『仮面ライダー電王』などで活躍する、
俳優の中村優一を起用した。それにしても一体どのような経緯と目的で『美肌一族』はアニメ化に至ったのか？
そこには、コスメ発のユニークなキャラクタービジネスが中核にある。

■日本発のエンタテイメント融合型コスメ？

アニメ『美肌一族』は、ドラッグストアなどで売られている、ラブラボが開発したコスメ「美肌一族」から生まれたアニメだ。
主なターゲット層が20代女性というコスメ「美肌一族」は、プロモーションにクロスメディア手法をうまく活用してきた。
「日本発のエンターテイメント融合型コスメ」という枕詞まで付ける凝りようだ。

まず2005年9月に「美肌一族」のケータイマンガをコスメ発売の先行企画として、
1000万人以上の会員を持つケータイサイト「girlswalker.com」で発表。
その2カ月後に同サイト内限定で、マンガの主人公「美肌紗羅」がプロデュースしたシートマスクを発売すると、
1日で6万4000枚が完売した。

その半年後には、全国のドラッグストアでシートマスクを販売。
キャラクターの面白さと、パッケージの見た目からはそうとは見えない品質の高さが評判になり、
現在では20種以上のシリーズコスメを展開。累計600万個以上の商品が出荷された。
ドラッグストアを中心とする取り扱い店舗は、現在では約7000店に及ぶという人気ぶりだ。
2007年には同名の小説が、2007年に宝島社から発売され、「美肌一族」の認知度向上に一役買っている。

■キャラクターの強さと知名度に目をつけたバンダイフィル

コスメ「美肌一族」の次のクロスメディア展開がテレビ、つまりアニメ化だった。
ラブラボのプレスを担当する石田智子さんは「日本発のエンターテイメント融合型コスメと謳（うた）っている
ブランドなので、コスメだけで終わらせる気はまったくなかったです。こういう（マンガ風の）世界観なので、
初めから社内では『いずれはアニメやドラマなど、動く映像にはしたいな』という漠然とした思いはあった」と話す。

この漠然とした思いは、玩具メーカー、バンダイという“援軍”の登場で一気に実現に向けて動き出す。
バンダイのガールズトイ事業部にある成人女性向け商品の企画チーム「バンダイフィル」が2006年の夏に
アニメ化の企画を持ち込んだのだ。アニメ化に向けて動き出すタイミングは、かなり早かった。

企画を持ち込んだバンダイ ガールズトイ事業部バンダイフィルの喜多川みさおさんは元々、
美肌一族のシートマスクのユーザーだった。「当時『美肌一族』はケータイサイトのコンテンツとして話題を集め、
関連のシートマスクも売れており、知る人ぞ知る面白いブランドというイメージがあった。
コスメはラブラボが手掛けているが、コスメ以外の部分でバンダイがこのキャクターを使って、
何か女性の美につながるビジネスを展開してみたいと思った」（喜多川さん）。

さらに喜多川さんは、「マンガのアニメ化、ドラマ化がヒットするという方程式ができ上がっている当時の流れの中で、
自分は同じことはしたくないと考えていた」とも。その中で、コスメ発のストーリーがアニメ化されたら、
すごく話題になるのではないかと、「美肌一族」に目を付けた。

協議の結果、ラブラボとバンダイは「美肌一族」から作られたコンテンツを両者共有の権利・所有物とし、
そのコンテンツの価値を最大化するために協力していくことになった。
そこで、「アニメ化のプロデュースを全面的に行うことにより、『美肌一族』の認知拡大に努め、
今後は、美肌紗羅にまつわるグッズを展開・販売し、利益を上げていく。
社内およびグループ会社に向けても、マーチャンビジネスの分かりやすい一歩になるとも考えました」（喜多川さん）。

ttp://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20081111/1020817/

>>2へ続きます

ラブラボ側は「アニメで初めて『美肌一族』を知った人をコスメ購入へ誘導したり、商品自体は知っていても
ブランドの世界観を知らなかった人たちに、それを伝えたりすることができたらいいと考えた」（石田さん）という。
コスメとは一線を画し、これだけ凝った世界観を作り上げてきただけに、「一人でも多くの人にブランドの世界観を
知っていただくことで、『美肌一族』の間口を広げたい」と考えている。

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ラブラボ　プレスの石田智子さん（左）、バンダイ　ガールズトイ事業部　バンダイフィルの喜多川みさおさん（右）

■コスメとアニメの溝を埋める事前準備

ラブラボとバンダイは、アニメ化に向けて、まずは「美肌一族」のマンガ化に着手した。
喜多川さんは、「コスメとアニメの間にあった溝を浅くする狙いだった」と話す。
20代女性はマンガを読むが、アニメは見ないという点が問題だった。そこでいきなりアニメ化するのではなく、
マンガというステップを踏んだほうが得策と考えたのだ。
2007年11月に発売されたそのマンガは「業界初のコミックつきシートマスク」として、
書店ではなくドラッグストアなどの化粧品の売り場で発売され、12万部が完売したという。

マンガ化は実現できたが、そこから「アニメ化へのハードルは高かった」（喜多川さん）。
そこで、アニメ『のだめカンタービレ』や映画『ハンサムスーツ』など、20〜30歳代に向けた映像作品を
発信するアスミック・エースエンタテイメントや、ソニー・ミュージックエンタテイメントなどを製作委員会に加え、
監督と脚本家を交えて徹底的に20〜30歳代の女性に向けたアニメ作りに取り組んだ。

「『懐かしくて新しい』という美肌一族のテイストをアニメにするのは意外と難しかった。
少し古いテイストを残しつつオシャレ感を出したり、オタクっぽくならない程度にギャグを入れたりする、
その感覚を共有するまで大変だった」と喜多川さんは振り返る。彼女は作画の方向性や登場人物のファッション、
原作から脚本へのアレンジなど、多くのプロデュース業務にかかわった。

■「深夜アニメ＝30分」の常識を覆した作戦

喜多川さんは、作風だけでなく、放映時間枠や放映時間の長さにもこだわった。
「20代女性が寝る前に、シートマスクで肌の手入れをしながら見るアニメにしたかったので、深夜枠を希望しました。
24時台に放映できれば理想的だったのですが…」。
10分という放映時間の長さについては「30分のアニメだと、どうしてもストーリーにたるみが出ると思いました。
10分という短い時間のほうが、原作がアレンジしやすかった」とも。

30分という深夜アニメの放映枠を10分に縮めることはできなかったが、その代わりにアニメ『美肌一族』を
30分の通販番組の1コーナーとして放映することで、ほぼ思い描いていた放映枠を手に入れることができた。
「編成局長にアニメをすごく面白いと判断していただいたので、本来は通販がメインの番組なのにアニメを
番組の冒頭に入れてもらったり、番組の名前自体も『週間美肌一族』になったりと、ありがたい出来事がたくさんありました」（喜多川さん）。

アニメの放送開始から1カ月が経った今、「当初の放映地区が限定されていたこともあり、
コスメの売れ行きに変化がでてくるのはこれからだろう」とラブラボは予測。
放送開始当初は、テレビで視聴ができる地方が関東広域圏に限られていたが、
10月21日からは、テレビ東京「あにてれしあたー」やKDDI「LISOMO Video Sore」で映像配信も始まった。
アニメ放送期間中は、積極的にコスメの店頭売場とのリンクや、販促活動を行っていくという。

アニメ自体の手ごたえは感じている。作品のインパクトに加え、コスメ発という珍しい出自を持つアニメであること、
人気の芸人と俳優を声優に起用したことなども功を奏し、大きな話題作りに成功した。
個性的な作風は、20、30代のコスメファンのみならずアニメファンまで視聴者に取り込めた。
その結果、今後のDVDの売り上げにも明るい見通しが立ち、次のプロジェクトを発展させやすくなった。

「アニメ化はフックに過ぎず、美肌紗羅というキャラクターが今後何をしていけるかが、ラブラボにとってもバンダイに
とっても一番の課題。このキャラクターをポップアイコンとして、次のビジネスを成立させていきたい」と、
喜多川さんは先の展開を思い描く。テレビ、書籍、ネット、そして DVD…、「美肌一族」はターゲット層となる20代女性を
360度グルりと取り囲む、絵に描いたようにクロスメディア展開を成功させた。11月には小学館から美容本の発売も決定している。
コスメ「美肌一族」の売れ行きはもちろん、そのキャラクターたちがどこまで“活躍”の場を広げるか、注目していきたい。
−−−−−−−−−−　終了　−−−−−−−−−−−

ごめん3行で

>>2
> 30分のアニメだと、どうしてもストーリーにたるみが出ると思いました。

たるんでるのはオマエの肌だ！

オッサンだが「美肌一族」のアニメは毎週楽しみにしている。
商品の宣伝一辺倒になるかとおもいきや、ギャグ満載＆スキンケア自体をネタにする
アグレッシブさは大変面白い。
まあアニメ終わったら寝るから通販部分は見てないし、商品の売り上げにも
さっぱり貢献しないんだけどね。

SPEEDの某に勧めてあげてください。

バカ女スイーツ(笑)向けアニメ？

なげーよ！！

だが

＞美肌一族とは、世界30億人の女性たちの憧れである「美肌世界大会（WBC）」を
300年間勝ち続けて美肌業界に君臨する、美肌家のことを指す。

おっさんなんだが、この一文で超興味を惹かれたｗ
すげー見てえええええええ！

あと>>5はもっと評価されていい

>>1
男女とも知ってる人間の方が少ないです

>>8
おまえな、そもそもスイーツが深夜にアニメなんか見るかと(ry
というかあれは立派なギャグアニメだな
実況スレ見る限りでは視聴者はアニヲタがほとんど

CMみてポイントあげるサイトでみたあれかな？

あれって純愛なのか？
３話位まで見たがどう見ても昼ドラっぽかったが…

>>6 こんな時間に何をしている!!

>>12
そもそもアニオタしか実況行かねえだろｗ
でもやっぱり本来のターゲット層も見てないだろうな

深夜アニメなんて見てたら肌が荒れるって。
せめて平日の昼間にしろよ。

>>5
だれ　うま

>>14
4話辺りから主人公が壊れ始めるのに残念だな

アニメのスレを見ていると、住人は男性ばかりな気がしますわ。

毎週楽しみにしてるが視聴者の七割がたは俺も含めて>>6みたいなやつばっかじゃないか

実況用語「美肌った」を生み出した

むらさきのイモの人…

新型のプリクラマシーンですか？>美肌一族

>美肌一族とは、世界30億人の女性たちの憧れである「美肌世界大会（WBC）」を
>300年間勝ち続けて美肌業界に君臨する、美肌家のことを指す。

まだ日本は鎖国してたんじゃ…

瞬き禁止よ〜！

＞オタクっぽくならない程度にギャグを入れたりする、

今週のガンダムネタはいいのか？
まあファーストだからOKなのかな

ttp://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20081111/1020817/05_px450.jpg

右……？

>>28
美肌よりも顔が…((((゜Д゜;)))

実況行くととりあえず30分見るから
通販も面白く感じる

商品の宣伝が目的ならニコとかでは消さなければいいのに
やっぱバンダイか

こういうアニメってどうでもいいからこそ面白いと思うんだけどなーギリシャ神話なんかもそうだけど。

前回観た










何で食わず嫌いで切ってたんだorz

http://find.2ch.net/?BBS=ALL&TYPE=TITLE&ENCODING=SJIS&STR=%83o%83%93%83_%83C

>>21
前々回の実況の時。
紫イモをのどにつまらせたサラが飲んだ水のパッケージ見て
「コントレックスだ」って実況してた人がけっこういた。
その人たちはたぶん女だと思う。コントレックス飲む男って見たことないから。

30分という深夜アニメの放映枠を
10分に縮めることはできなかったが

プラトニックチェーンの様に
最初から10分枠を買え

通販アニメといえば、こっちを思い出すな
CSで偶然見ていて、ちょっと面白いと思ってしまったw
ttp://www.e-rose.jp/anime/index.html

>>35
ノ
何度か飲んだくらいだが

アニメでは簡略化されたパッケージが一瞬出てきただけだけど、
それでコントレックスだってすぐわかる？