【コラム】ツンデレ姫がレディに育って工業界にデビュー　世界に打ち出していくモノづくりの付加価値のキーは「羊の皮を被った狼」

前回はタカラトミーの開発した、世界初のツンデレ機能搭載テレビ「SEGNITY」の開発秘話を
紹介致しました。ファンならすぐに気付くあのアニメの声優さんの声を使って音声対応をする
という機構は、冷たい電子技術部品の塊である商品に、妄想という物語性をまとわせる力を
持っています。これによって、その商品は単なる機能提供手段の域を超え、商品自身への
愛着という価値を導き出すものになるわけです。

■ 「ドラえもん目覚まし時計」に始まり、音声の用い方が進化

音声を用いた商品開発の歴史を振り返ってみましょう。最も素朴なものとして例えば
「ドラえもん目覚まし時計」があります。ドラちゃんの声で「起きろー! ガンバレー」と騒ぐ
子供用のキャラクター商品です。これが少し進化するとアニメストーリーの中での名セリフを
声優さんの声で再現する人形になります。バンダイの「Voice I-doll Superior」などが該当します。

ツンデレTVの場合には使用頻度の変化を唯一の手掛かりとして、応答パターンに違いを
持たせているのですが、今後は、携帯電話機など常時身につけている機器の動作ログを
様々な角度から解釈して、持ち主の置かれている状況を推測できるようになり、バリエーションが
豊かになっていくことでしょう。

ちなみに、セグニティで開拓されたツンデレ機能は、その後別の分野にも展開しています。
バンダイが9月に発売した貯金箱「イケメンバンク」には5種類の性格のイケメンたちの画像と
音声パターンが内蔵されています。

単純なオウム返しの録音音声の繰り返しのレベルでは子供だましにすぎませんでしたが、
センサーや論理回路などの電子技術の発達によって、状況を把握し、TPOに応じて反応に変化を
もたせるレベルにまで成長しつつあります。大人まで十分にだませそうになってきたわけです。

■ ハードも込みでツンデレ

セグニティ開発者の1人、永岡順一さんが強調した設計思想の1つに「テレビとしても恥ずかしくない
レベルに仕上げたい」という部分がありました。

愛着を求め、長く使ってもらうことを目指す商品ですから、基本性能のみならず耐久性にも
家電品並みの品質が求められるでしょう。使いこなすうちに馴染むという現象がツンデレの
1つですが、ハードにも応用できるという事例を紹介しましょう。

例えば万年筆、新品の時にはペン先の角が立って書きづらい部分もありますが、使い続けるうちに
自分の持ち方に合わせた角度で角が取れてきます。長年使うことで、オーナーの癖に合わせて
形状までがカスタマイズされるわけです。劣化や消耗とは呼ばずに、馴染むと表現される現象です。

NBonline（川口盛之助、一部抜粋）
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20081111/176916/
続き >>2

■ 三位一体の羊の皮を被った狼

このツンデレTVの開発者たちはプロジェクトを進めていく際、社内外を通して、従来あまり
お付き合いのなかった種類の人たちと接する機会があったと聞きました。興味深いと感じたのは、
業界や年代別での反応の微妙な違いについてです。

まず頭の軟らかそうなイメージのする「玩具メーカー」の社内ですが、タカラトミーぐらい伝統もあって
規模も大きな企業となると、意外なことにこれまであまり「アキバ系」の流れを本格的には商品企画に
汲んでこなかったというのです。実は今回の開発プロセスを通じて同社内にも「いい歳した隠れオタク」の
社員がかなりの数で潜んでいたことが分かったのが意外だったと加藤國彦さんは言います。
おもちゃ屋の社内でも、こちら方面に詳しいということはなんとなくこっぱずかしいんですね。

一方で、液晶表示機など中身の設計に協力した家電業界の開発関係者。同じ異業種でも
硬派側の人たちです。企画を開示した最初の反応は「戸惑いの表情」に尽きたということです。
ところが、実務ベースに入って、若い担当者レベルの方々と検討をするフェーズに入ると、意外にも
「ハイハイ、こーいうのを待ってました」ふうな反応の人が多くなったといいます。

もう少し時間がたてばソフトな業界もお堅い業界も関係なく、「こーいうの」が肌感覚で分かる世代、
こーいう企画を聞いて「ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━ !!!!!」と感じる年齢層が各産業界の経営層に
上がってくるとも言えるのです。まことに心強い限りです。

■ これから来るオタク世代の管理職の波

いろいろと力説してまいりましたが、例えば商品の決裁権を持つ開発責任者が、「灼眼のシャナ」の
“シャナ”のお人柄を心得ている方であれば、こんなグダグダ説明なんぞ一切不要です。
こういう主旨なんですけどと申し上げるだけで、一発で「そーだよねぇ、わかるョ言いたいこと！」と
なって、狙いの本質やその重要性を肌感覚で共有できるはずです。

今のところ、このようなオタク界発の機能は「際物」として扱われており、なんちゃってなおもちゃに
搭載して様子をうかがっている状況です。

当の玩具業界ですら、大手＆老舗のタカラトミーくらいになると社内でも、隠れオタクとして
潜伏しているのが実態のようです。その一方で世代の交代とともに、敷居の高いはずのハイテク
メーカーの開発現場であっても、変化が起きつつあります。

実際、ソニーのPSP用のナビソフト『MAPLUSポータブルナビ』には、上述の“シャナ”役などの
ツンデレボイスで知られる釘宮理恵さんの音声案内機能がナビソフト上の新キャラ“ラティ”役で
登場しています。

2次元界で生まれたキャラが、キャラクター商品を経てハードボイルドなハイテク機器にも
染み出してくる。その乗り移っていく過程で、個々のキャラクターそのものでなく、ツンデレのような
普遍的な機能に価値が翻訳されて広がっていくのです。そう考えると、いい歳になっても
ガキっぽい私たち日本人も捨てたもんじゃあないかもしれませんね。

昨冬にソフトバンクから発売されたシャア専用ケータイもそうですが、「大きな子供」市場が
着実に広がっています。大人の玩具市場があるというのは何と稀有な財産か！と感じます。
一見すると子供じみた外観や機能、しかしそれを支える裏方にはハイテクが詰まっています。
中身も表皮も私たちの得意技です。今後私たちが世界に打ち出していくモノづくりの付加価値は、
「羊の皮を被った狼」がキーワードです。

（゜д゜）ﾊｧ？

カーナビに声優使うのは良いアイディアだと思う

…また釘宮か？
それにしても気持ち悪い企画だな

http://www.nagoyatv.com/park/metere/index.html

めーてれ

ねらーは、みんな、皮かぶりだゼ！(＊^-')b

地デジってチャンネルがすぐに切り替わらないんだろ？
その間を埋めるのに使ったらいいんじゃないの

スレタイがセンスなさすぎてワロタ

あ、そこ右折だからね！
か、勘違いしないでよ…べ、別にあんたのために言ったんじゃないんだからぁ！

素人のイケメンホストが罰ゲームで格闘技の公式試合に出される為にグレイシー柔術のプロ格闘家にリング上で殺されかける映像
http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_081116143066_1.htm

に、にひゃくめーとる先の交差点を、さ、さ、させ･･･じゃなくて右折よ！

何やってるのよ！交差点過ぎちゃったじゃない！バカ！ノロマ！
ルート再検索なんて嫌だからね！さっさとUターンしなさいよ！ほらっ！

>>13
ほしいかもしれん。

釘宮ツンデレ三部作

灼眼のシャナ
ゼロの使い魔
ハヤテのごとく

・・・あれ？

＞セグニティ開発者の1人、永岡順一さんが強調した設計思想の1つに「テレビとしても恥ずかしくない
レベルに仕上げたい」という部分がありました。

いや、十分恥ずかしいから。

俺的には三石か井上でお姉さま系のアダルティな声のカーナビを希望wwww
(*´д｀)ﾊｱﾊｱ

ドジっ子カーナビ早く出せ

ツンデレカーナビと言えばナイト2000

>>16
ここでの「恥ずかしくない」ってのは「人前で使っても恥ずかしくない」ってことじゃなくて
「テレビとして恥ずかしくない十分な性能」ってことだと思うぞ。

>>13
買った

あげ

長いから長し読みしたがまた釘宮か

>>18
はわわ、行き先まちがってしまいましたのです

>>18
マプラスは素でドジナビ。
＃起動時、GPSの電波拾い難い。
＃曲がり角の表示が遅い。
＃ちょっと停車してると「新しいルートで…」
＃そのくせ道１本飛ばしても判らない。
＃ルートの再検索が遅い。

ツンデレテレビ売れたんか？
このまえソフマップで安売りされてたけど…。
新しい携帯買えばワンセグ付いてくる時代にワンセグ単体機は辛い。

もう昭和じゃないんだから、モノづくりに固執するのもなんだかなあ。
モノづくりよりマーケティング。
作る人間よりは、売る人間の方が優れているもんだ。