「インターネット依存症」を病気の一種として認知した中国ですが、
上海デイリーが報じるところによると、殺人事件の犯人が精神鑑定を要求した結果、
「インターネット依存症」と診断されました。
四川省に住むHu Ange(22)は、両親から援助された5万元(約70万円)を
オンラインゲームにつぎ込んだ上、両親を二度にわたって毒殺しようと画策。
手口は毒入りの牛肉を食べさせるというもので、二度目の試みで両親共に死亡しました。
Hu Angeは死刑を宣告されましたが、精神鑑定を要求すると共に上告。
鑑定の結果「インターネット依存症」と診断されました。
中国では「インターネット依存症」がギャンブル依存症、アルコール依存症と
同様のものとして認知され、来年にも対応マニュアルが作られる予定。
北京の軍病院にはインターネット依存症を専門に扱う部署も作られるとのことです。
今回の事件は「インターネット依存症」が適用される初のケースとなっており、
再審時にどのような影響を与えるかが注目されます。
(Article written by 水口真)
iNSIDE
http://www.inside-games.jp/news/321/32175.html