プレイステーション3向けに展開されている“Folding@home”が、財団法人日本産業デザイン
振興会が主催する2008年度グッドデザイン賞の金賞を受賞。
Folding@home は、ネットワーク上のPCやプレイステーション3を使った分散コンピューティングを
用いて、人間のタンパク質の折りたたみ現象を研究し、さまざまな疾病との関連を解き明かそう
というプロジェクト。プレイステーション3では、宇宙から見た地球をモチーフにしたユーザー
インターフェイスを採用し、Folding@homeに参加している地域や人数の規模が地球上に表示される
光によって確認できる。グッドデザイン賞に選ばれた理由はまさにこれで、「エンターテインメントの
要素を取り入れる形で社会貢献活動を可視化したことが、今後のデザイン領域の進むべき
方向性を示唆している」(リリース)として受賞が決まった。
ソニー・コンピュータエンタテインメントのエグゼクティブ バイスプレジデント(テクノロジープラット
フォーム担当)兼CTOの茶谷公之氏は、「これまで150万以上のプレイステーション3ユーザーの
皆様にご参加いただいており、Folding@homeプロジェクトに貢献できたことを誇りに思います。
これからもプレイステーション3ならではのエンターテインメントの世界をお楽しみいただきながら、
より多くのユーザーの皆様にご参加いただけるよう、努力してまいります」とコメント。
なお、PlayStation Networkのロゴマークと、PlayStationStoreのユーザーインターフェイスについても
2008年度のグッドデザイン賞を受賞している。
ファミ通.com
http://www.famitsu.com/game/news/1219535_1124.html Good Design Award
http://www.g-mark.org/library/2008/award-best15.html