11月22日と23日に、シンガポール市内で、日本のアニメを広く紹介するイベント
「Anime Festival Asia 2008」が開催される。
このイベントは今年初めて開催されるもので、現地の大手広告代理店I-Promoが主催する。
また電通シンガポールやバンダイ、アニマックス アジアが協力を行う。
さらに在シンガポール日本大使館、国土交通省、国際交流基金、国際観光振興機構なども
連携する大型イベントである。
シンガポール市内の大型コンベンション会場サンテック国際会議場と展示センターが会場となる。
会場内は、アキバタウン、アニメライブ、アニメブロックバスター、インダストリー、
マンガ家、プラネットメカの6つのゾーンに分けられる。
日本からのゲストによる講演会やアニメ上映会、ホビー関連、コスプレ、コンテスト、
さらに日本のアニメや関連商品のビジネス見本市の機能も兼ねるとしている。
欧米にはフランスのジャパンエキスポや米国のオタコン、ニューヨークアニメフェスティバルなどの
日本アニメに特化した大型イベントが数多くある。Anime Festival Asiaは、東南アジア地域における
日本アニメ・マンガ文化の核となることを目指している。他の多くのイベントと異なり、
企業主導、日本政府のサポートも厚いところも特長になっている。
さらに2日間の開催期間で欧米の最大級のアニメコンベンションに匹敵する8万人の動員を見込むなど、
開催初回からかなり野心的な企画である。
それだけに、イベントに招かれるゲストも豪華だ。音楽ゲストには『マクロスF』で
歌姫シェリル・ノームの歌を担当するMAY’Nさんが招かれ、コンサートを行う。
また、クリエイターでは『Genius Party Beyond』などの森本晃司さん、メカデザイナーの大河原邦男さん
の講演など盛りだくさんである。上映会では『D.Gray-man』、『灼眼のシャナ』、『機動戦士ガンダム00』、
『スキップ・ビート!』、『コードギアス 反逆のルルーシュ』などが紹介される。
同時期には文化庁メディア芸術祭シンガポール展も現地で開催されており、
日本のアニメ文化が注目される機会が増えそうだ。
ここ一年、アニメ文化の広がりや、ビジネスでの新しい試みなどシンガポールでの日本アニメの状況が
注目されることが増えている。東南アジアのアニメビジネスの拠点としてシンガポールの存在感が
拡大しているようだ。
Anime Festival Asia 2008公式サイト
http://www.afa08.com/ animeanime.jp
http://animeanime.jp/biz/archives/2008/10/mayn.html http://animeanime.jp/biz/archives/afa.jpg