【鉄道】青森　最後の新幹線レールウオーク開催

二〇一〇年の東北新幹線新青森駅開業を前に、最後のレールウオークが
十九日、青森市と七戸町で開かれた。参加した約千五百人の市民、町民が、
ともに約二キロの道のりをゆったり歩き、高架橋からの景色を楽しんだ。

県や両市町などの主催で、今冬から融雪設備の試験が本格化するため、
市民参加のレールウオークはこれが最後となる。

七戸町膝森地区の陸橋を出発した約五百六十人は、七戸駅（仮称）ホームで
地元の和太鼓団体「八甲田太鼓」の歓迎を受けながら、
七戸保守基地までのコースを歩いた。

青森市では千人ほどが八回に分かれ、高田軌道基地から細越トンネルまでを往復。
小さな子どもの手を引く親子連れや年配夫婦、鉄道愛好家などが
レールをバックに記念写真を撮るなどし、迫ってきた新幹線の到来に思いをはせた。

祖父の坂充さん(61)と一緒に歩いた同市堤小一年の成田心ちゃん(6つ)は
「まだ歩ける 。写真もいっぱい撮ったよ」と笑顔で話した。

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/124427.html
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13年後

青森を襲った未曾有の大地震により、再びここを歩くとは思いもしなかった。


2008年開通前に最後のレールウォークに参加した当時6歳の成田さんは
放心のまま記者に語ってくれた。