フルCGの劇場版アニメ「バイオハザード ディジェネレーション」の
小林裕幸プロデューサーに見どころなどを聞いた。
−−ゲームファン待望の映画ということですが、作品の特徴を簡単に。
ゲームの登場人物たちやストーリーの設定をそのまま映画に持ち込んだことです。
ヒーローのレオンとヒロインのクレアもそのまま。ゲームを楽しんでいる人たちには、
なじみのある心地良さがあるはずです。もちろん、ゲームはまだという人も楽しめます。
−−ハリウッド映画にも負けない出来ですね。
ゾンビものの得意な神谷誠監督が「やりたい放題」にやってくれました。実際に米国人モデルの動作を
そっくりCGに取り入れる「モーションキャプチャー」も実施しているので、どの人物も自然な動きに
なっているはずです。しかも単なるアクション映画ではなく、恋愛やサスペンス、
さりげないユーモアも散りばめています。
−−空港ロビーに飛行機が突入する場面や女性の髪が風に揺れる場面などは実に良く出来ています。
CGの制作で特に難しかったのはどんな場面ですか。
水の流れ、炎、煙などです。水の動きは何種類もあります。どれもリアルに見せる工夫を凝らしています。
−−「1人を救えない人間に大勢は救えない」というセリフが何度も使われ、耳に残りました。
要所で複数の人物が使い、決めぜりふのようになっています。アクションだけでなく、
ヒューマンなストーリーに仕上げる手段の一つです。また、ストーリーに現実味を加えるためにも
登場キャラクターの個性をはっきりさせました。よく洋画などでありがちな
「別の登場人物が同一に見える」なんてこともありません。
−−米国をはじめ、海外での上映も予定されていますね。今後の展望は。
アメリカではゾンビの映画は結構受けるんですよ。
映画を見てもらってのお楽しみですが、続編が見たくなる結末にもご期待ください。
まんたんウェブ
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20081015mog00m200017000c.html http://mainichi.jp/enta/mantan/news/images/20081015mog00m200016000p_size5.jpg バイオハザード ディジェネレーション - オフィシャルサイト
http://www.biohazardcg.com/