列車脱線時に積荷の『Xbox』を落としたとして、Microsoft が配送業者の DHL EXPRESS (USA) を提訴した。
ワシントン州西部地区連邦地裁 (在シアトル) に提出された訴状によれば、1年ほど前に
テキサス州デューク近くで起きた列車事故の際に、DHL は Xbox 2万1600台を列車から落としたという。
Microsoft は損害賠償として200万ドルを要求している。
この訴訟は、2つの権利に基づいている。海事および海運に関する請求権と、各種コストと利息を
除いた価値が1万ドルを超える訴訟対象物品の州間輸送に関する連邦問題裁判権だ。
訴状によれば、訴訟対象物品 (Xbox) は「損傷を受け、かつ数が足りない状態で積み出し地にて荷下ろしされ、
配達された」が、DHL は Microsoft の要求にもかかわらず、これまで損害を賠償していないという。
Microsoft の広報担当者が取材に対して語ったところによれば、同社は訴訟についてはコメントしないという。
また、同社の弁護士 James F. Whitehead 氏のコメントも得られなかった。
訴状によれば、問題の脱線事故は、2007年10月13日に発生した。Xbox は6つのコンテナで輸送され、
カリフォルニア州ロングビーチで香港行きの船に積み込まれる予定だった。
この Xbox の荷受人は、中国の広東省珠海にある Flextronics Industrial だった。
シンガポールに本社を持つ Flextronics は、30か国にまたがる施設のネットワークを活用し、
エレクトロニクス製品の設計、製造、輸送、サービスを行なっている。
Flextronics のコメントは得られなかった。
http://japan.internet.com/ecnews/20081014/11.html