千葉市美浜区の幕張メッセで、「東京ゲームショウ2008」が11日から一般公開されています。
ゲーム業界ではここ数年、新たに女性をターゲットにした動きが起きているようです。
一般公開初日の11日、朝から多くのファンが詰めかけた。全体を見回すと、男性客だけではなく、
女性客の姿が非常に目立っていた。あるブースでは、9割近くが女性で、アクションゲームに
没頭していた。
来場者は「生きがいです」と話した。
女性のゲーム人気は、ここに限ったことではない。この5年で、女性向けゲームは、年間販売本数が、
実に7倍に増加している。
週刊ファミ通の加藤克明編集長は「新しく(市場を)成長させていくためには、今までゲームを
してなかった人に売っていかないと、もっとこの市場の規模は拡大していかない。そういうところで、
一番手っ取り早くといいますか、ターゲットになっているのが、女性ということだと思います」と語った。
セガの人気アクションゲーム「龍が如く」は、もともと男性向けのゲームだが、最新作では、いまや
ギャルたちのカリスマ的存在となっているファッション雑誌モデルの「age嬢」が登場する。
女性に人気のモデルを登場させることで、女性層の取り込みを狙う。
セガの「龍が如く」総合監督・名越稔洋氏は「ゲームショウにいないタイプの女性たちが、たくさん
ゲームが出たときに、それでこのゲームを買ってくれるんだろうなあと思うと、いろんな意味で、
(市場の)すそのが広がっていくというのは本当に感じますね」と語った。
スクウェア・エニックスは、女性をターゲットとした新ブランド「ピュア・ドリームス」を立ち上げ、
10月9日に、スヌーピーをキャラクターとしたゲームソフトを発売したばかり。
スクウェア・エニックスの惣水清貴氏は「『このキャラクター知ってる!』と思っていただければ、
(女性が)ゲームを始めるきっかけにもなると思いますので」と語った。
ゲーム業界の拡大には、「女性の取り込みが不可欠」といわれ、女性をターゲットとした動きは、
今後も加速するとみられる。
FNN
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00142183.html