今や1,500万人を超えるユーザーアカウントを集め、その対応タイトルは440本以上、
今後のPCゲームカルチャーを支える巨大なプラットフォームになりつつあるValveの
配信サービスSteam。IT関係のニュースをいち早く伝えるThe Inquirerによると、
信頼できる情報筋の話として、あのGoogleがValveの買収に動いているという噂が
飛び出しています。
それもなんと「今すぐにも」、なんだとか……。
実はMicrosoftの元従業員だったりする、Gabe Newell氏とMike Harrington氏によって、
ワシントン州で1996年に設立された小さなデベロッパーながら、デビュー作の
Half-Lifeを世界中で大成功させて以来、PCゲームのコミュニティから続々とユニーク
な才能を集め、ゲームファンには毎回オリジナリティと完成度を両立した、質の高い
作品を世に送り出してきたお馴染みValve Corporation。
現在パブリッシングを担当しているEAなど、何度か現れた買収の話題にも以前は
「喜んで話し合う」としていたValveですが、さっそくゲームメディアとして真っ先に
Kotakuが連絡を試みたところ、同社の顔役の一人Doug Lombardi氏はただいま
「全くの噂」だと、完全に否定されているみたい。
世界でも、いち早く取り組んできたダウンロード配信システムのSteamは、とうとう自前で
配信サービスを行っていたEAから、今週Crysisとその最新作の対応も発表され、
今や世界中の独立デベロッパーから大手パブリッシャーまで400本以上を扱う存在に
まで成長していますが、ソースによれば今回の噂、これまで数多くの企業と買収劇を
繰り広げてきたインターネットの巨人Googleの関心事も、やはりコンテンツ配信の方に
あると考えられているようです。
GameSpark
http://www.gamespark.jp/modules/news/index.php?p=6965