アニメ制作会社の大手であるプロダクション I.Gが、3Dの劇場アニメ制作に乗り出すようだ。
プロダクション I.Gの会社のホームページは、現在、3D劇場作品制作のためとして
4つの職種でCGアーティストの人材を募集している。
同社の募集によれば、今回募集されるのは、若干名のCGアーティストとエンジニアで、
業務委託者、正社員の双方である。制作ソフトには、3D映像の制作で一般的なMayaを用いるとしている。
具体的な募集ポジションは、背景のモデル、テクスチャ作成、パースマッピング、
ライティングを行う「背景モデリング」、キャラクターや背景、プロップなどのモデルを
アニメーションさせるセットアップをする「セットアップ」、キャラクターの衣服のシミュレーション
に対してのパイプラインの構築する「クロスシミュレーションTD」、キャラクターの衣服の
シミュレーションを行う「クロスシミュレーション」である。
募集職種からは、制作中の作品がキャラクターから背景まで、
幅広い範囲で3Dを用いたものであることが理解出来る。
プロダクション I.Gは既に自社ホームページで、沖浦啓之氏が監督する劇場アニメのアニメーター募集も
行っている。こちらで募集するのは原画担当で、作品はファミリー層向け、現代劇のファンタジーとされる。
今回の募集はそれに次ぐものだが、募集を行なっている3D劇場作品が沖浦作品と異なる作品かどうかは
明らかでない。
しかし、プロダクション I.Gの親会社であるIGポートが7月に発表した平成20年5月期の決算説明会の資料では、
プロダクション I.Gは、来期以降公開の4つの劇場作品を制作するとしている。
今回の作品もそうした作品のひとつとみられる。
プロダクション I.Gは、『イノセンス』や現在公開中の『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』などの
劇場映画で、3Dアニメーションを多用している。テレビシリーズも含めて、3Dアニメーションの
得意なアニメスタジオである。
しかし、これまで映画やテレビシリーズで、3Dと名打った本格的な作品はなかった。3Dの技術力に
定評があるプロダクション I.Gが、本格的に3Dアニメに乗り出dせば大きな注目を浴びることは間違いない。
2007年から2008年は、大手のアニメスタジオが本格的な3Dアニメに次々と乗り出した時期といえる。
最大手の東映アニメーションは、この夏に『ロボディーズ -RoboDz- 風雲篇』で
初の3Dテレビアニメシリーズを制作、作品は来年米国での放映が決定している。
さらに、トムス・エンタテインメントが制作し現在放映中の『スケアクロウマン』も、
本格的な3Dのテレビアニメシリーズである。
サインライズの大型OVAシリーズ『FREEDOM』は、2Dタッチながら制作は3Dである。
劇場アニメでは、マッドハウスが来年の劇場公開に向けて、大作『よなよなペンギン』を制作中である。
このため大手の一角であるプロダクション I.Gも、3D作品を企画していると見られていた。
今回の劇場作品で、主要なアニメスタジオの全てが3Dアニメの制作に大きくシフトしていることが
明らかになった。
セルタッチの2Dアニメが今後もなくなることはないと考えられるが、アニメ制作手段のひとつとして、
多くのアニメスタジオが、3Dへの関心を深めていることは確かだ。
プロダクション I.G
http://www.production-ig.co.jp/ animeanime.jp
http://animeanime.jp/biz/archives/2008/08/_ig3dcg.html >>1 適当な記事書くなバカ。
IGの3D部門であるIGFXは常に3Dアーティストを募集してる。ここ2年間ずっとだ。
ロボットアニメだったRAIDEENもIGFXでやった。人材募集ぐらいで変な憶測するな。
押井監督と神山監督は絶対I.G内部の3D部門は使わない
(スカイクロラは全部ポリゴンピクチュアズ)、
神山監督はプロジェクト毎に3Dアーティストを抱えて作ってる(車とタチコマを3Dでやるから)。
3Dに定評があるスタジオとかわけわかんない分類するな!
知ったかぶりするな!