【ゲーム】インタビュー：開発陣に質問状 PS2「ペルソナ4」ワクワクさせるゲームを RPGの推理サスペンスに挑戦
ゲームに込めた思いをクリエーターに聞くコーナー「開発陣に質問状」。今週はゲームファン注目の
RPG「ペルソナ4」（PS2）です。アトラスの橋野桂プロデューサーに、開発の裏話や狙いを聞きました。
（回答はほぼ原文のまま掲載）
−−ゲームのセールスポイントは？
高校生活を送りながら、学生の仲間と共に、町で起きている殺人事件の謎を解いていくRPGです。
一般にRPGでは「剣と魔法」や「SF」など全くの異世界を舞台にしている事が多い中で、現実を
舞台にしている点が、このシリーズの特徴です。青春イベント満載の学園生活を満喫しながら、
ある時は殺人事件の謎を追い、またある時は未来を守って怪物と戦ったりもする……盛りだくさん
の内容です。実在のカレンダーに沿って1日ずつ進行する上、時とともに季節や天気まで変わります。
「生活している」実感があって、他のゲームとは随分プレー感が違うと思います。
ファンタジーは敷居が高いという方にも、ぜひプレーしていただきたいです。
−−シリーズ誕生と、最新作誕生の経緯は？
シリーズ1作目は10年以上さかのぼります。当時、それまでコアファン向けだった女神転生シリーズを、
共感してもらいやすい「学園ジュヴナイル」に味付けし直すことで、プレイステーションという
新ハードで開拓された新たなユーザー層にも手に取ってもらおうとした作品です。「現代が舞台」
「学園」「ジュヴナイル」……。こうした普遍的な部分は4作を通して受け継いでいますが、システム面や
テイストは前作ペルソナ3（P3）から大きく刷新し、時代に則したポップな要素を取り入れています。
P4は、前作までに無いミステリーの要素を盛り込むことで、謎解きの面白さと同時に
「真実を知ろうとすること」にまつわるテーマが描けるのでは……という発想が起点の1つに
なっています。若者の成長を描くという点で、クリア後のユーザーの心に、プレーを体験したから
こその「何か」が残るよう、毎作心がけて作品をまとめています。
−−開発に苦労したことは？
出来ることなら、3年も4年もかけて1作に打ち込みたいところですが（笑）、毎度のことながら現実の
スケジュールが厳しいので、実験的なことも含め、瞬間瞬間の判断勝負……みたいな部分がありまして……。
システム部分のチャレンジの多くは、前作P3でほぼ済ませていたので、今回の推理サスペンスが
RPGでやれるのか？というチャレンジに、力を注ぐことが出来ました。剣や魔法、レベルアップなど、
RPGというゲームのジャンルと、現実で起こることをベースに描かれることが多い、推理サスペンス
をどうやって合わせていこうか……という部分が、P4ならではの苦労でしたね。推理ものでは、
シナリオの二転三転は当たり前だと思いますが、開発しながら、あれやこれやと展開を変えて
いったので、開発終盤まで、現場スタッフのほとんどが犯人を知らない……なんていうことも、
起こっていました（笑）。キャラクターデザインの担当者も、知らないまま書いていた…
なんていう時期も実はあったんですよ（笑）。
>>2へ続く
まんたんウェブ
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080802mog00m200016000c.html
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/images/20080802mog00m200013000p_size5.jpg
ペルソナ４ 公式サイト
http://p4.atlusnet.jp/
RPG「ペルソナ4」（PS2）です。アトラスの橋野桂プロデューサーに、開発の裏話や狙いを聞きました。
（回答はほぼ原文のまま掲載）
−−ゲームのセールスポイントは？
高校生活を送りながら、学生の仲間と共に、町で起きている殺人事件の謎を解いていくRPGです。
一般にRPGでは「剣と魔法」や「SF」など全くの異世界を舞台にしている事が多い中で、現実を
舞台にしている点が、このシリーズの特徴です。青春イベント満載の学園生活を満喫しながら、
ある時は殺人事件の謎を追い、またある時は未来を守って怪物と戦ったりもする……盛りだくさん
の内容です。実在のカレンダーに沿って1日ずつ進行する上、時とともに季節や天気まで変わります。
「生活している」実感があって、他のゲームとは随分プレー感が違うと思います。
ファンタジーは敷居が高いという方にも、ぜひプレーしていただきたいです。
−−シリーズ誕生と、最新作誕生の経緯は？
シリーズ1作目は10年以上さかのぼります。当時、それまでコアファン向けだった女神転生シリーズを、
共感してもらいやすい「学園ジュヴナイル」に味付けし直すことで、プレイステーションという
新ハードで開拓された新たなユーザー層にも手に取ってもらおうとした作品です。「現代が舞台」
「学園」「ジュヴナイル」……。こうした普遍的な部分は4作を通して受け継いでいますが、システム面や
テイストは前作ペルソナ3（P3）から大きく刷新し、時代に則したポップな要素を取り入れています。
P4は、前作までに無いミステリーの要素を盛り込むことで、謎解きの面白さと同時に
「真実を知ろうとすること」にまつわるテーマが描けるのでは……という発想が起点の1つに
なっています。若者の成長を描くという点で、クリア後のユーザーの心に、プレーを体験したから
こその「何か」が残るよう、毎作心がけて作品をまとめています。
−−開発に苦労したことは？
出来ることなら、3年も4年もかけて1作に打ち込みたいところですが（笑）、毎度のことながら現実の
スケジュールが厳しいので、実験的なことも含め、瞬間瞬間の判断勝負……みたいな部分がありまして……。
システム部分のチャレンジの多くは、前作P3でほぼ済ませていたので、今回の推理サスペンスが
RPGでやれるのか？というチャレンジに、力を注ぐことが出来ました。剣や魔法、レベルアップなど、
RPGというゲームのジャンルと、現実で起こることをベースに描かれることが多い、推理サスペンス
をどうやって合わせていこうか……という部分が、P4ならではの苦労でしたね。推理ものでは、
シナリオの二転三転は当たり前だと思いますが、開発しながら、あれやこれやと展開を変えて
いったので、開発終盤まで、現場スタッフのほとんどが犯人を知らない……なんていうことも、
起こっていました（笑）。キャラクターデザインの担当者も、知らないまま書いていた…
なんていう時期も実はあったんですよ（笑）。
>>2へ続く
まんたんウェブ
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080802mog00m200016000c.html
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/images/20080802mog00m200013000p_size5.jpg
ペルソナ４ 公式サイト
http://p4.atlusnet.jp/
−−ファンへ一言お願いします
お陰様で無事発売を迎えることができ、しかもご好評をいただけているようで、スタッフ一同、
大変うれしく思っています。……と、なんか最近、形式ばった回答ばかりしている気がするので、
たまには、真面目な想いも（笑）。
昨今のゲーム市場を見ながら思うんですが、「これはどうしても見ておかなくちゃ」と思えるゲームが
減ってきている気がするんですよ。古くからゲームをプレーしているせいかもしれないですが、
プレーする前から、プレーの感触に大体の予想が付いたり、例えば、雑誌などで新作情報を見ても、
「なんだ？これは？」っていうワクワクした感じを受けることが少なくなってきていると思うんですね。
それを「年をとったから」とか「ゲームが過渡期」では、簡単には片付けたくないというか（笑）。
僕はファミコン世代なので、ゲームには本当にワクワクさせてもらったんです。なので、僕らが
作るものは、一般ユーザーの方はもちろん、古くからゲームに親しんできた方でも、「なんだか気になる」
ものであり続けたいと思っていますし、それでワクワクしてもらえる、期待してもらえる、
「楽しみ」にしてもらえることを、目標の一つにしています。
ペルソナシリーズは、学園モノという「定番ジャンル」だし、前作P3以降は、キャラクター性や、
ポップな世界観など、表面的には「今風な新鮮さ」を演出してあります。でも、その裏で開発者として
こだわりたいのは、ユーザーの皆さんに、「プレーして何を感じてもらえるのか」という「感触」です。
見えない部分こそが、映画やドラマとは違う、ゲームという遊びならではの「楽しみ」の部分だと思うので。
P4は、前作P3をベースに「よりP3が進化したもの」と仕立てようとした反面、これまで都会だった舞台を、
思い切って「田舎町」にシフトさせたんですが、「こんどは、RPGで殺人事件の謎解き？大丈夫か！？（笑）」
っていう、ワクワク感（心配って言った方がいいのかも）を感じていただけるように、
企画してみました。いかがだったでしょうか？
今後も、たくさんの方に「楽しみ」にしてもらえるゲーム作りを、スタッフの皆と共に
がんばっていきたいと思いますので、どうか、温かい応援をよろしくお願いします！
ペルソナ4（PS2）1人用 CEROレーティングB（12歳以上対象） アトラス 7329円 7月10日発売
アトラス ペルソナ4 プロデューサー＆ゲームディレクター 橋野桂
お陰様で無事発売を迎えることができ、しかもご好評をいただけているようで、スタッフ一同、
大変うれしく思っています。……と、なんか最近、形式ばった回答ばかりしている気がするので、
たまには、真面目な想いも（笑）。
昨今のゲーム市場を見ながら思うんですが、「これはどうしても見ておかなくちゃ」と思えるゲームが
減ってきている気がするんですよ。古くからゲームをプレーしているせいかもしれないですが、
プレーする前から、プレーの感触に大体の予想が付いたり、例えば、雑誌などで新作情報を見ても、
「なんだ？これは？」っていうワクワクした感じを受けることが少なくなってきていると思うんですね。
それを「年をとったから」とか「ゲームが過渡期」では、簡単には片付けたくないというか（笑）。
僕はファミコン世代なので、ゲームには本当にワクワクさせてもらったんです。なので、僕らが
作るものは、一般ユーザーの方はもちろん、古くからゲームに親しんできた方でも、「なんだか気になる」
ものであり続けたいと思っていますし、それでワクワクしてもらえる、期待してもらえる、
「楽しみ」にしてもらえることを、目標の一つにしています。
ペルソナシリーズは、学園モノという「定番ジャンル」だし、前作P3以降は、キャラクター性や、
ポップな世界観など、表面的には「今風な新鮮さ」を演出してあります。でも、その裏で開発者として
こだわりたいのは、ユーザーの皆さんに、「プレーして何を感じてもらえるのか」という「感触」です。
見えない部分こそが、映画やドラマとは違う、ゲームという遊びならではの「楽しみ」の部分だと思うので。
P4は、前作P3をベースに「よりP3が進化したもの」と仕立てようとした反面、これまで都会だった舞台を、
思い切って「田舎町」にシフトさせたんですが、「こんどは、RPGで殺人事件の謎解き？大丈夫か！？（笑）」
っていう、ワクワク感（心配って言った方がいいのかも）を感じていただけるように、
企画してみました。いかがだったでしょうか？
今後も、たくさんの方に「楽しみ」にしてもらえるゲーム作りを、スタッフの皆と共に
がんばっていきたいと思いますので、どうか、温かい応援をよろしくお願いします！
ペルソナ4（PS2）1人用 CEROレーティングB（12歳以上対象） アトラス 7329円 7月10日発売
アトラス ペルソナ4 プロデューサー＆ゲームディレクター 橋野桂
3 ：なまえないよぉ〜：2008/08/03(日) 21:41:28 ID:4iLtEdUS
4 ：なまえないよぉ〜：2008/08/03(日) 21:46:41 ID:1kBRrP9U
犯人は足立透
真犯人はガソリンスタンドのアルバイト
真犯人はガソリンスタンドのアルバイト
シレン３とラスボスがまったく一緒なのはどうかと思ったｗ
6 ：なまえないよぉ〜：2008/08/03(日) 23:40:52 ID:tLgt+SwN
犯人はミッキーマウスの黒電話
初めてキャラデザを見たときはあまりの地味っぷりに
ペルソナ終わったなって思ったけど、ほんっと面白かったなあ
ペルソナ終わったなって思ったけど、ほんっと面白かったなあ
ゲームとしては面白かったけど
サスペンスとしてはベタベタで
特にミツオの辺りじゃ
何で分からねぇの？とイライラさせられた
サスペンスとしてはベタベタで
特にミツオの辺りじゃ
何で分からねぇの？とイライラさせられた
10 ：なまえないよぉ〜：2008/08/04(月) 06:03:47 ID:bcvl7Xef
久々にｸﾘｱするのが惜しいと思ったゲームだぜ
りせちー激萌え。ゲーム版のキャラと声優でアニメやってほしい
サスペンスなら最初から犯人が判っているよな。
14 ：なまえないよぉ〜：2008/08/04(月) 11:18:59 ID:GclbPvUG
眼鏡じゃなければ買ってた
眼鏡だったから買った