【企業】インデックス第3四半期赤字続く マッドハウスは大型投資先行

このエントリーをはてなブックマークに追加
1コロッケそばφ ★
インデックス・ホールディングス(インデックスHD)は、7月18日に平成20年8月期第3四半期
(19年9月〜20年5月)の連結決算を発表した。連結売上高は903億6800万円(前年同期比10.1%減)、
営業利益は15億円(同17.9%増)だが、経常利益は79億6700万円の赤字、
当期純利益も131億7700万円の赤字と依然厳しい決算が続いている。
これは今期、ワールドワイドでの事業構成の見直し、再編を行い、不採算事業からの撤退、
グループ各社の再編・統合による管理コストから多額の特別損失を計上した影響によるものである。

インデックスHDは、モバイル・IT関連、リテール・出版事業と並んでエンタテイメント事業を
主要事業としている。このうちエンタテイメント事業は、コンピューターゲームのアトラスと
映画関連の日活、それにアニメの製作を行うマッドハウスから構成されている。
アニメ、ゲーム、映画の全てをグループ内で全て展開できる、国内でも数少ない企業グループである。

このエンタテイメント事業の第3四半期は、売上高が342億9800万円(前年同期比25.4%減)、
営業利益は4億7000万円(同67.6%減)と不振だった。
インデックスHDはこれについて、アトラスの業務用ゲーム関連事業とアミューズメント施設関連事業で
売上高が伸び悩んだこと、日活の劇場映画で大きなヒットがなかったことを理由に挙げている。
しかし、アトラスの家庭用ゲーム関連事業は、新作ソフト、オンラインゲームとも好調であるとしている。
また、マッドハウスについても、大型作品への先行投資段階の案件が多くなっているとしている。
マッドハウスは現在、劇場アニメの企画を複数進めている。
そうしたことが、今回の決算にも影響を与えていそうだ。

一方、同じ7月18日には、このエンタテイメント事業に関連して、
日活とデズペラードの業務提携も発表されている。
デズペラードは映画配給や宣伝、企画、製作、買付出資を行う中堅企業だが、
日活はこのうち配給営業事業を同社から引き継ぐ。
デズペラードは配給営業事業を移管することで、配給宣伝事業を含めた映画事業に集約と特化を行う。

インデックス・ホールディングス http://www.index-hd.com/
  アトラス http://www.atlus.co.jp/
  日活 http://www.nikkatsu.com/
  マッドハウス http://www.madhouse.co.jp/

animeanime.jp
http://animeanime.jp/biz/archives/2008/07/3_14.html
22
>>2