【漫画】デジタルと手作業を使い分けた漫画制作 ――奥さんよりもPCが愛しい?漫画家・赤松健インタビュー
1 :
あやめφ ★:
『ラブひな』や『魔法先生ネギま!』で数々の魅力的なキャラクターを生みだし、そのキャラクター
グッズにもファンが多い漫画家の赤松健氏は、自他共に認めるパソコンマニアだ。赤松氏の原稿は、
デジタル処理を多用するためパソコンやノートPCが欠かせないという。漫画家としてのノートPC
活用法や、パソコンでのファンとの交流について語ってもらった。
■ デジタル処理で作業効率がアップ
――パソコンを使って作業することはあるのでしょうか。
赤松:主に3Dのポリゴン(3D-CGで立体を表現する際に用いる多角形の平面データ)制作ソフトを
使った背景作業ですね。他には遠近感のある物体、特殊な光効果などでも多く使います。例えば
本の表紙に奥行きを出そうと思ったら、表紙の正面画像を用意してフォトショップの3D変形で
立体感を出し、さまざまな角度から使えるようするんです。またぼかし効果のある魔法陣を
描きたい時は、パソコンで作ってしまいます。何度も登場するものを、一回一回手描きで作業して
いったら日が暮れてしまいますからね。
背景はフルで3Dを使っているわけではなく、コンピュータでワイヤーフレームだけを描いて、
トーンは手で貼っています。そうすることで、手で描くよりも作業時間はかなり短縮されました。
ただし描写にかかる時間はそれほど変わらないのです。手描きで3日くらいかかっていたものは、
パソコンで作ってもやはり3日くらいかかる。でも、一度作ってしまえば流用が効くので、効率性は
上がりましたね。背景に関しては相当早くなったので、ワークフローの中でますます私のペン入れの
遅さが際立ってきました(笑)。
でも、こういった作業をパソコンによって省力化するのはよいことですよね。例えば前景に主人公を
描いて、背景にそれを見つめる大勢の観衆がいるようなコマでは、普通だったら背景を省略することが
多いんですよ。人物を大きめに描いて、背景は描かずにごまかしてしまう。でも3Dポリゴン背景を
使えば、その辺を省略せずにきっちり描き込むことができる。週刊連載をしている漫画家でこれほど
3D-CGを駆使しているのは、うちぐらいではないでしょうか。
――では、逆に手描きの部分でのこだわりとはどういったところでしょうか。
赤松:パソコンで描くとどうしても線が一定になってしまいます。手で描くと、ペンの強弱が出て、
生きた線が描けるんです。例えばパンチの拳を描くとしたら、手で描いた方が迫力が出ます。
人間が描くと誇張しますよね。拳を身体よりも異様に大きく描いて、「ありえないだろう!」というような
バランスになります。こうした表現がパソコンではなかなか出せない、やはり迫力は違いますね。
最近はペーパーレス化している漫画家さんも多いんですよ。ペンタブレットなどを使って、パソコンの
画面に直接描写するという手法ですね。でもそれだと先ほど言ったとおり、質感や強弱が出にくい。
うちはペンの強弱の持つ味と、トーンの凹凸感を重要視しているので、フルデジタル化は考えていません。
日経トレンディネット(一部抜粋)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20080702/1016322/ 続き
>>2
2 :
あやめφ ★:2008/07/11(金) 12:45:28 ID:???
■ ノートPCは旅のお供
――赤松さんはパソコン好きで有名ですが、パソコンにご興味を持たれたのはいつ頃からなのでしょうか。
赤松:中学生のころにNHKやテレビ東京などで放映していた、「マイコン入門」的なテレビ番組を見て
興味を持ちました。高校生のときにはマイコン部の部長を務めて、高校2年生のころには自分で
制作したパソコン用のアクションRPGゲームを、ゲーム開発会社のボーステックに売り込んで
発売してもらったこともあります。
――お仕事の中でノートPCを活用することはあるのですか。
赤松:主には取材時ですね。取材というのは、背景とか絵の資料になる場所に赴いて実際に
描きたい場所の写真を自分で撮ってくるんですが、『ネギま!』は水着の絵がよく出てくるので、
海辺の資料が必要になるんです。取材して撮った写真はノートPCに取り込んで、それをもとにして
線画を作ります。
――旅行先などに持って行って、役に立ったというエピソードは?
赤松:用事で私が事務所を空けるときなどは、作業をアシスタントに進めてもらうことがあるんです。
そこで問題が起こった場合に、ノートPCで遠隔操作するんですよ。それでオフィスのコピー機に
出力できるようにしていて、地球の反対側からでも指示出しできるようにしています。それと私が
遅刻したときには、事務所のパソコンを遠隔操作して画面に線画を表示すれば、電話で「この背景を
描いておいて」と頼むことができるんです。オフィスでは、アシスタント達にもパソコンを与えていて、
LANを構築しています。仕上がった絵をまとめて入れておけば、みんなが自由に取り出せますからね。
――仕事でもプライベートでもパソコンを駆使されていますが、ノートPCは何台くらいお持ちなのでしょうか。
赤松:サブノートだけを2台です。とにかくコンパクトなものが好きですね。なんでこんなに小さいもの
ばかりに惹かれてしまうんだというくらい。愛用しているバイオのPCG-U101は、ブルートゥース
(無線通信技術)が付いてないので、PCカードでそこを強化して、旅先などではFOMAのブルートゥースを
通してインターネットに接続しています。
台数を多く持つのではなくて、1つのマシンに愛情をこめて使いやすいように整備して使うんです。
それが「パソコン愛」ってもんでしょう。奥さんの次に愛しいですね。いや、もしかしたらこっちのほうが
上かも知れない(笑)。ノートPCを触っているときは、それに没頭してすべてのストレスから解放されますね。
3 :
なまえないよぉ〜:2008/07/11(金) 12:56:43 ID:flaHpoB9
パラディン
4 :
なまえないよぉ〜:2008/07/11(金) 13:00:31 ID:AYzp5fcR
キモいヲタ漫画・アニメの代表格。
現代アニメのキモさを象徴。
5 :
なまえないよぉ〜:2008/07/11(金) 13:02:42 ID:rTZvAxGh
奥さん・・・
6 :
なまえないよぉ〜:2008/07/11(金) 13:04:23 ID:T/fZNR3e
>なんでこんなに小さいものばかりに惹かれてしまうんだというくらい。
ロリだからな。
7 :
なまえないよぉ〜:2008/07/11(金) 13:06:23 ID:bOP5QP4K
8 :
なまえないよぉ〜:2008/07/11(金) 13:06:52 ID:bZkoyRVU
ハヤテのごとくもComicStudioで書いてるよね
メイドガイの人も背景はほぼ3Dで出力してるし
今時珍しくないと思うぞ
9 :
なまえないよぉ〜:2008/07/11(金) 13:14:36 ID:0X7/Noxs
週刊で完全デジタル入稿始めたの久米田じゃないの?
聞くべき人間が違わないか?
10 :
なまえないよぉ〜:2008/07/11(金) 13:15:59 ID:bC1lmhDS
ネギまって背景細かすぎて読むのに時間かかるわ
11 :
なまえないよぉ〜:2008/07/11(金) 13:16:37 ID:dyPHNwW+
10歳以上離れた美人の嫁
>>9 その話の事は知らないが、デジタルでの作業ならやっぱりこっちだと思うよ。
単行本でよく背景の事とか書いてるけど、使い方が上手い。
ペンがアナログなのはともかく、トーンがアナログって拘りがイマイチ分からない。一緒やん。
つか、PCだとグラデも覆い焼きも自由自在でどう考えてもデジタルがいいでしょう。
あと、この人、パーツ切り貼りしてるんでしょ?それがまた分からん。
そここそPCが最も便利なのに。
元がヲタクだから妙な拘りあるんだろうな〜〜
14 :
なまえないよぉ〜:2008/07/11(金) 13:26:19 ID:XcTCZVM5
トーンは削りとか考えるとデジタルのというかコミスタ全般あんまりよくないような
>>13 デジタルだと、細かいエッジが出せず「CGぼかし」っぽくなってしまう+トーン会社の横の繋がりがあって断れない
>>9 久米田は紙の代わりにペンタブ使ってるだけで作画そのものはアナログ的作業
PCに名前をつけないようじゃ愛してるといえん
>>17 最初に「綾香」と名付けたのが始まりだったな。
離婚フラグか
20 :
なまえないよぉ〜:2008/07/11(金) 17:29:10 ID:/b0Cpjt0
デジタルトーンとか違和感しかねえだろ
なかなかアナログのようなトーン削りって出来ないんだよなー
22 :
なまえないよぉ〜:2008/07/11(金) 21:10:19 ID:gH1ib9h3
奥さんは奥さんで自分の趣味をやりたい放題。
>1
>生きた線が描けるんです。
ええ?