6月29日、「阿佐ヶ谷ロフトプラスワン」にてトークライブ「夜のゲーム大学〜ふいんき語り〜」が
開催された。
このイベントは、麻野一哉氏、飯田和敏氏、米光一成氏の3人のゲームデザイナーが、ゲームに
ついてのさまざまな講義を行うというもの。チケットは前売りの時点で完売、当日券はなしの
盛況ぶりで、3人の講義を聞きたい熱心な観客が会場いっぱいに集まった。
この3人といえば、さまざまな本を時に鋭く、時になんとなく語り合うトークユニット「ふいんき語り」として
活動中。「あの有名日本文学をゲーム化したら……?」という設定の「日本文学ふいんき語り
(双葉社刊)」や、全20作の恋愛小説を独特の視点で読み解く「恋愛小説ふいんき語り(ポプラ社刊)」
などが共著として発売されている。
また、3人のもう1つの共通点といえば、大学・専門学校でゲームに関する講義を開いていること。
実は今回のイベントも、他のメンバーがどんな授業をしているのかを知りたいという願望から
スタートしたという。
■1時限目「ゲームの歴史:50にして天命を知る」 講師・麻野一哉
■2時限目「発想力ゲーム:思いつきを活かす」 講師・米光一成
■3時限目「我が国における成人向けPCゲーム発展史」 ゲスト講師・江戸栖方
■4時限目「未来のゲームを開拓しよう:インディゲーム宣言!」 講師・飯田和敏
個性豊かなゲームデザイナーたちによる、普段聞くことのできない夜ならではの授業。ただの
トークショーの枠に捕らわれず、次はどんな授業が展開するのかというワクワク感が絶えず、
長丁場のイベントにもかかわらず観客を飽きさせることはなかったようだ。各講師の持ち時間が
足りず、少々駆け足で授業が進み、「もっと続きが聞きたい!」という若干の物足りなさは
あったものの、集まった観客たちは満足そうな顔で会場を後にした。
電撃オンライン(一部抜粋)
http://news.dengeki.com/elem/000/000/090/90651/