19日(土)から公開されるアニメ
『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空(そら)の花束シェイミ』
の前売り券が、好調な売れ行きを見せている。
6月29日段階で、興収50億2000万円を記録した昨年の
『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』
の108%の売れ行き(劇場のみ)。
配給の東宝は枚数は明らかにしていないが、破格の売れ行きになっていることは間違いない。
ちなみに前作は、劇場枚数とプレイガイドなど非劇場での枚数も含め売り上げ枚数は210万枚だった。
昨年、ポケモンシリーズは一昨年
『アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海(うみ)の王子マナフィ』
の興収34億円から見事にV字回復を果たした。
その要因は、公開に合わせた新しいゲームソフト「ダイヤモンド&パール」の発売と、
新ポケモン・ダークライの劇場での配信だった。子どもたちが持参したニンテンドーDSに、
劇場内に特別に設置されたシステムからワイヤレス配信するもの。劇場に出かけないと、
ダークライが入手できないため、それが好調な前売り券の売り上げに反映され、
子どもたちの圧倒的な人気を得るまでになった。今年も、昨年同様の配信を行っており、
これがそのまま前売り券の人気に結びついている。
東宝では、「映画の観客は、ポケモンファンのなかでゲームに特に関心のある子どもたちと、
そうではない子どもたちに色分けされているようですね。ゲームに関心のある子どもたちが、
前売り券の売れ行きを伸ばす原動力になっている」と話す。
今回も、このような配信サービスのほか、カードやアイテムなどさまざまなプレゼントキャンペーンも
実施されている。例年行われているものもあるが、とにかくポケモン映画は、ポケモンに付随した
総合的な一大イベントの様相を呈してきた。当分の間、この方向性は続くのではないだろうか。
Variety Japan
http://www.varietyjapan.com/news/movie_dom/2k1u7d000004xv33.html http://www.varietyjapan.com/news/movie_dom/2k1u7d000004xv33-img/2k1u7d000004xv4h.jpg ◆ポケモン映画公式サイト「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」◆
http://www.pokemon-movie.jp/