「マジンガーZ」「コン・バトラーVのテーマ」など多くのアニメ・特撮ソングを歌い、
“アニソン”ことアニメソング界のアニキと慕われる水木一郎が、ことしデビュー40周年を迎える。
CS放送「キッズステーション」のアニメ情報番組「アニメぱらだいす!」では、そんな水木をフィーチャーした特別番組
「アニぱらSP『アニキぱらだいす!』」を放送。番組収録を終えた水木が単独インタビューに応じた。
水木は、「アクビ娘」や「キャンディ・キャンディ」などで知られる歌手の堀江美都子ら
40名のアーティスト仲間から40周年祝いにプレゼントされたという深紅のジャケットを着て登場。
15歳のときは落語家を目指していたという意外な過去やデビュー秘話、今後の目標などを語った。
収録を振り返り、「こういう話をしていると、昔のことが次から次へと蘇ってくるね」と30分の番組では語り尽くせなかった様子。
水木が歌手活動を始めた'70〜'80年代には、アニソン歌手というものは存在しなかった。
水木がアニメ「原始少年リュウ」('71年)で主題歌を歌い、その後多くのアニメ・特撮の歌を担当することになって
アニソン歌手という呼び方が確立した。アニソン界の礎を築いた立役者でもある水木の願いは、
今後もアニソン歌手が育っていってくれること。「おれたちの歌を純粋に愛して、若い世代に伝えてくれている
しょこたん(中川翔子)のような存在は貴重。もっと若い子たちが出て来てほしい…」と思いを馳せる。
また、水木は7月2日(水)にCD5枚に116曲を詰め込んだデビュー40周年記念 CD-BOX「道〜road〜」を、
7月16日(水)には、ジャズ&オーケストラ&ブラスのアレンジによるセルフカバーアルバム『WAY〜グランド・アニキ・スタイル〜』を発売する。
「『マジンガーZ』をはじめ、おれが歌ってきた曲はいまだに支持され続けている。アニソンは大人になっても忘れないんですよ。
聴くと元気になる。アニソンを聴けば、純粋な気持ちで夢を描いていたあのころの自分に戻れる。
『道〜road〜』は、おれの歌を聴いて育った人が聴けば、自分の歩んできた道が思い出されて懐かしい気分に浸れるだろうし、
そうでない人には、実に新鮮でバリエーション豊かな音楽の玉手箱として聴き応え十分なものになる」とPR。
『WAY〜グランド・アニキ・スタイル〜』については、「俺がこどものころアニソンに影響を受けた
音楽的ルーツを掛け合わせたアレンジになっています。普段、アニソンとは縁遠いような音楽通の人たちにも、
興味深い音になっているんじゃないかな。もちろん、アニソン好きな人たちのツボも外していないと思うので、
オリジナルと聴き比べてみても楽しめると思う。アニソンは、もともとスタンダードなもの。
もっともっと広い層に、ぜひ聴いてもらいたいね」と2つの40周年記念盤に対する自信をのぞかせた。
秋には同局で「アニぱら音楽館」のスペシャル番組が決定し、ウェブ上で水木のアニソンのリクエストを募集する。
「どんな曲が選ばれるか楽しみ。たくさんの人にリクエストに参加してほしい」と期待を寄せた。
アニぱらSP「アニキぱらだいす!」
7月7日(月)深夜0:30-1:00ほか キッズステーションで放送
webザテレビジョン
http://blog.television.co.jp/entertainment/entnews/2008/07/20080701_01.html