【業界】ゲーム記事に偏見は存在するか?--ゲーム業界における報道の公平性を考える
「この記事はひどい。この著者の見方は偏っている」
ビデオゲーム関連ウェブサイトのコメントスレッドを読んだことがある人ならば、よく目にする意見では
ないだろうか。このような非難の声は、レビュー(視点によっては偏っているように見えがちなもの)や
ニュース(名目上過度の偏りがあるべきではないもの)だけでなく、読者が個人的に賛同しない
あらゆる記事についてあがることがある。こうした非難には、著者が隠された要因
(金品、広告圧力、または単なる個人的嗜好(しこう))によって不当な影響を受けることがあるため、
そのレポートや意見は無視すべきだというような意味合いがあるようだ。
記事内容が偏っていると匿名で批判するのは簡単なことだが、そうした批判に反論するとなると
簡単にはいかない。記事内容の偏りについてゲーム業界のメディア数社に質問をぶつけてみたが、
答えはさまざまであった。
「人は誰でも何らかの偏見を持っているものだろう。まずは、自分には先入観があることを認めることが
大事なのではないか」とWired MagazineのChris Baker氏は述べている。「ゲームを扱うジャーナリストは、
選挙運動を扱うジャーナリストと同様に、ある種の競争に巻き込まれてしまいがちだ。すべてのゲームを、
それ自体の価値ではなく、ゲーム機戦争の情勢に基づいて評価してしまうのだ」(Baker氏)。
さまざまな理由からゲーム関連の記事に微妙な先入観が入り込んでしまうことについては、
多くのジャーナリストが同意している。「ゲーム業界のメディアは時流に乗りやすい傾向がある」と
フリージャーナリストのMatthew Sakey氏は述べる。「あるゲーム機に対する反感がトレンドとなると、
一種の集団心理によってそれが強まっていくことがしばしば起こる」(Sakey氏)
ゲーマー自身の過度な期待が、ジャーナリストに不当な影響を与えているとする人もいた。
「このような現象は『Halo 2』で見られ、『Halo 3』でより顕著になった」とThe Denver PostのDave Thomas氏は
述べている。「この2タイトルのどちらかでも、歴代ゲームトップ10に選ぶ評論家を私は1人も知らない。
しかし、この2作品に対するゲームコミュニティーからの期待は高く、皆が熱中したため、メディアは半ば
強制的にこれらの作品を取り上げさせられ、批判精神も鈍った。これは、ファンの熱狂が一種の偏見を
生み出した興味深い事例だ」(Thomas氏)
もちろん、個人的な偏見が記事に影響を与えているかどうかを直接聞かれて、自らそれを認めるジャーナリストは
ほとんどいないだろう。フリージャーナリストのKieron Gillen氏は「すべてのゲーム機メーカーを平等な
批判精神を持って見ているし、業績の良い会社ほど優れているという幻想も抱いていない」と述べているが、
同じような意見を口にするジャーナリストは多い。ペンシルバニア州ハリスバーグに拠点を構える
Patriot-NewsのChris Mautner氏のように、ジャーナリストは特定のゲーム機の運命よりも
「個々のゲームの芸術性に興味がある」と主張する者もいる。
しかし、自身の個人的な嗜好(しこう)について驚くほど正直で悪びれもしないジャーナリストも少数ながら
存在した。「3つのゲーム機すべてを持っているが、ゲーマーとしてはPLAYSTATION 3が私の好みに合うと感じた」
とEpileptic Gamingの共同主催者Robert Summa氏は述べている。「われわれのウェブサイトの読者はゲーム機に
関するライターの傾向を知っており、実はライターもある程度そういった面を強調して記事を書いている。
私はPLAYSTATION 3以外のゲーム機が嫌いというわけではなく、それぞれが業界にとって重要な役割を果たしている
と考えている。読者にはいつもこう言っている。私はただのマニアではない。最高のゲーム機のマニアなのだ」
(Summa氏)
もちろん、すべてのジャーナリストがソニーを支持しているわけではない。「私はPLAYSTATION 3が好きではないし、
大幅に価格が下がるまで購入する気はない」とGaming Targetの編集長John Scalzo氏は発言している。
「残念ながら、ほかの2つのゲーム機に比べて、PLAYSTATION 3のトラブルに関するレポートは少々熱心すぎる
ことがある。ただ、私がPLAYSTATION 3のトラブルとしてレポートしていることはすべて明確な事実であり、
必ずしもこの姿勢に問題があるとは思わない。ゲーム開発は遅れており、開発者は開発ツールに不満を述べている。
ゲーム機の売り上げは伸びていないし、なにより値段が高すぎるのだ」(Scalzo氏)
>>2へ続く
GameSpot Japan
http://japan.gamespot.com/news/story/0,3800076565,20375778,00.htm
Scalzo氏のコメントは、PLAYSTATION 3の発売を追う報道の多くに広がった、反ソニーの立場を反映するものである。
「『次世代』の幕開けにあたり、メディア全体が反ソニーの立場をとったと思う」とフリージャーナリストの
Tim Stevens氏は述べている。「自分たちが業界を支配すると高らかに宣言した後、Electronic Entertainment Expo(E3)
でのPLAYSTATION 3のお披露目が失敗に終わったとあれば、ソニー経営陣の高慢さに多少なりとも当惑するのは当然だろう」
(Stevens氏)。反ソニーの動きを、単純にゲーマー全体の感情を反映したものととらえた人もいた。
「PLAYSTATION 3を徹底的に批判したElectronic Gaming Monthly(EGM)の記事は勇気あるものであり、
ゲーマーとジャーナリストの双方で明白になりつつあった感情を代弁したものだった」と
ベテランのゲームジャーナリストBill Kunkel氏は述べている。
一方、任天堂のWiiは、メディアに発売当初から好意的に受け入れられていると見る人が多い。それには期待度が
大きく関係しているという意見があった。「一般的なメディアの反応は、驚きから来るものだったと思う」と
Sakey氏は述べている。「2005年当時、『Revolution』と呼ばれていたこのゲーム機は、任天堂がゲーム業界での
つなぎとして作る『必要』があったおまけのようなもので、ニンテンドーDSとは比べようもないと考えていた。
操作方式が明らかになり、さらに実際に動いている初期タイトルの画面を見るまで、私と同じように感じていた人が
メディアの中にも多かったのではないだろうか」(Sakey氏)。もちろん、Wii本体の安さと爆発的な売り上げも
記事の内容に影響を与えた。「価格が手ごろで、素晴らしいソフトがあるゲーム機に、悪い印象を抱きようが
あるだろうか」とKunkel氏は述べている。「成功には議論の余地がないので、この流れは変わらないと思う」
(Kunkel氏)
多くのジャーナリストによると、ゲーム機に対する初期の見解は、時間の経過とともに変化することがある。
Sakey氏によれば、こうした傾向は偏見の変化ではなく、元となる事実の変化によって起こるという。
「Wiiのコントローラは革新的だ。しかし、このゲーム機にとって本当に重要なゲームがバート・シンプソン
(アニメ「シンプソンズ」のキャラクター。指が4本しかない)の片手で数えられるほどしかないという事実に、
メディアも我慢できなくなってきている」とSakey氏は述べている。「反対に、PLAYSTATION 3は危機的状況を脱しており、
特にソニーが的確に価格の値下げを行えば、2008年にはメディアからより好意的な反応があると思う」(Sakey氏)。
Stevens氏もPLAYSTATION 3に対するメディアの態度が軟化してきていると感じており、「メディアの大部分は
PLAYSTATION 3の逆転劇を望んでいるようだ」と考えている。もちろん、こうした論調の変化も、各ゲーム機に対する
初期の印象を変えるには遅すぎるかもしれない。「『2008年はPLAYSTATION 3の年だ』
『Wiiのヒットは一時的なものにすぎない』といった記事は絶えず書かれており、増える一方だ」とScalzo氏は言う。
「ただし、こうした記事も、これら2つのゲーム機に対する一般の印象を変えるには至っていない」(Scalzo氏)
結局のところ、個人的な意見を色濃く反映した記事も時にはあるかもしれないが、ほとんどのジャーナリストは
終わりなきゲーム機戦争の中で記事の公平性とバランスを保とうとしている。「特別扱いしても何も得るものが
ないことは、この業界で働くほぼすべての人が理解しているだろう」とGiant BombのJeff Gerstmann氏は述べている。
「主要メディアにおけるレビュー点数の操作で得られる見返りは、少なくとも北米では、実際には存在しない。
この業界の多くの人は、あらゆるゲーム機とゲーム用PCに囲まれて仕事をしている。広報部門の人たちと
個人的に深い関係だったりしないかぎり、そもそも先入観を持つ理由など存在しないのだ」(Gerstmann氏)
3 :
なまえないよぉ〜:2008/06/23(月) 22:40:22 ID:iUnIv0hM
ファミ通の評価ではもちろんナンバー1!
4 :
なまえないよぉ〜:2008/06/23(月) 22:45:26 ID:URBfAN69
大丈夫?ファミ痛の攻略本だよ・・・
5 :
なまえないよぉ〜:2008/06/23(月) 23:27:07 ID:YydU2Egl
>「Wiiのコントローラは革新的だ。しかし、このゲーム機にとって本当に重要なゲームがバート・シンプソン
>(アニメ「シンプソンズ」のキャラクター。指が4本しかない)の片手で数えられるほどしかないという事実に、
>メディアも我慢できなくなってきている」
マリオギャラクシーと、ゼルダの伝説トワイライトプリンセスと、
Wii SportsとWii Fitかな?
そのほかにもスーパーペーパーマリオとか機動戦士ガンダム MS戦線0079とか
宝島Z バルバロスの秘宝とかファミリースキーとかエレビッツとかカドゥケウスとか
テイルズオブリバースラタトスクの騎士とか零 月触の仮面とか佳作的ゲームはいっぱいあるけど、
注目を集める重要なゲームはこの4つしかない、かなあ。
6 :
なまえないよぉ〜:2008/06/23(月) 23:36:16 ID:PdyUWeCB
>>5 Metroid Prime 3 : Corruption
The Legend of Zelda: Twilight Princess
Super Smash Bros Brawl
Mario Kart Wii
か?
7 :
なまえないよぉ〜:2008/06/23(月) 23:37:47 ID:Z8G/YsKP
ファミ痛のことですね
わかります
8 :
なまえないよぉ〜:2008/06/23(月) 23:43:10 ID:1gbeQaz/
ギャルゲーなんかついにレビューの対象ですらなくなったからな…
9 :
なまえないよぉ〜:2008/06/23(月) 23:46:21 ID:bhJXcMqN
スレタイしか読んでないがハミ痛の事だとわかった
10 :
なまえないよぉ〜:2008/06/24(火) 00:22:35 ID:tZKQxG/h
最近はゲーマガが好き
じゃあ、おまえらファミ通で3343の点数つけた大奥記やってみろよ
ゲーム批評・・・だっけ?
を思い出した
13 :
なまえないよぉ〜:2008/06/24(火) 00:59:42 ID:pINhcPSa
ファミ通のレビューほど当てにならないものはない
14 :
なまえないよぉ〜:2008/06/24(火) 01:03:07 ID:awXULg8I
ファミ通「ポケモン赤緑?糞ゲーだろwwww」
ノブコフ205
成沢大輔、手塚一郎>>>>>越えられない壁>>>>>浜村弘一
17 :
なまえないよぉ〜:2008/06/24(火) 01:26:43 ID:z/nBZJtw
今北産業
またゴミ痛か
ファミ通スレと聞いてやってきました
ファミ通は唯一のPS3擁護者だったろ
編集長の変態発言の数々
ファミ通クロスレビューの事かあああああああああああああ
22 :
なまえないよぉ〜:2008/06/24(火) 11:21:35 ID:vGyZV78H
一番多く売れたゲームが人気タイトルだということになっているが
買わない奴は買ったやつよりも圧倒的に多いし
そもそも好みは人それぞれだから人気の有無は無関係
積みゲーはたくさん買ってしまう
ハード如きを最重要視し、それに云々講釈垂れ本気になってるのなんざゲハ厨くらいだ。
つーかファミ通も電撃も、“大人の事情”やレビュアーの思想が介在していて信用出来ない、
まだゲーム誌界の週刊金曜日、批評やゲーム誌界の諸君+故・噂真ラボの方がマシ。
25 :
なまえないよぉ〜:2008/06/24(火) 15:55:55 ID:MeuBmJVQ
ファミ通信用まるでなしワラタ
結局この記事何が言いたいのか分からんがハミ痛はゲームをプレイしてからレビューしろ
町内会だけは許してあげてください
>>16 FFTの攻略本の恨みはまだ忘れられないんだが