東映アニメーションや日本貿易振興機構(JETRO)など日本アニメの関係各社が、6月24、25日に
ドイツのミュンヘンで開催されるカートゥーン・ファイナンスで日本のエンタテインメント業界の
現状を紹介するとともに、欧州の共同製作者を募る。
カートゥーン・ファイナンスは、アニメ・コンテンツにかかわる従来の製作方法と新しい資金調達
スキームの両面における可能性を探る商談イベント。製作者たちがコンテンツの魅力を最大限に
引き出すことを目的に、放送事業者との海外共同製作やパートナーシップから、公的金融および
民間金融を活用した資金調達スキームまで、幅広く網羅していく。
スピーカーとして、東映アニメーションの国際部営業室長の江波戸憲司氏とマネージャーの
山口晶氏が、日本市場における共同製作と資金調達の可能性について議論するほか、日本
コンテンツの振興に積極的なJETRO輸出促進部の主査・豊永真美氏やディズニー・チャンネル・
ワールドワイドのグローバル・オリジナル・プログラミング部門VPであるSteve Aranguren氏らの
出席も予定されている。
ドイツの公共放送局ZDFの営利部門であるZDF Enterprisesの買い付け・共同製作部門の担当者
Arne Lohman氏は、商品化の可能性や国際展開の計画などを含め、ドイツのテレビ局が企画投資を
するにあたり、製作者たちに何を求めているかというポイントを説明する。また、BavariaやTelepool
といった公共放送の営利部門の役割と国際共同製作の可能性についてもカバーしていく。
さらに、欧州で増加の一途をたどるテレビ局による新しい資金調達の可能性や、ライセンスや
商品化による資金回収や利益構造について議論するほか、契約や予算管理において発生する
問題などのケース・スタディも披露される。
Variety Japan
http://www.varietyjapan.com/news/business/2k1u7d0000029tsv.html http://news24.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1211855076/125