エレクトロニック・アーツは、都市育成シミュレーション「シムシティ」シリーズの最新作をWii向けに
発売することを明らかにした。タイトル名は「シムシティ クリエイター」。発売時期は9月(予定)で、
価格は6,090円(税込)。
まずポイントとなるのは、32種類のヒーロービルディングの存在。ケーキのようなファンシーな建物、
ピサの斜塔を思わせるヨーロピアンな建物、氷のようなクリスタルの建物などがヒーロービルディング
として用意されており、これを街の中に建てることで周囲の建物の外観が変化していくのだ。例えば、
日本のお城を模したヒーロービルディングを建てれば、周りの民家は瓦ぶきの低層住宅になる
といった具合だ。
またこれまでの「シムシティ」シリーズでは直線の道路しか配置できなかったが、本タイトルでは
曲線状の道路を敷設することが可能となる。先日、エレクトロニック・アーツの社内で行われた
説明会では、プロデューサーのミッチ上野氏がWiiリモコンを使って、広大な土地の上に人の顔のような
形で道路を敷いて見せてくれた。また周辺の建物が、道路に沿ってさまざまな角度で並ぶ様子を
確認することもできた。
「シムシティクリエイター」に収録されるゲームモードは、フリープレイ/ミッション/コレクション/
思い出アルバム/街づくりコンテスト/チュートリアルの6種類。ミッションでは、“お金もうけ”や“クリーン
都市を目指せ”など、20種類以上の“お題”を達成することを目的に都市を開発していくことになる。
コレクションでは、ゲームプレイの中で登場した建物やランドマーク、イベント、ミュージックなどを
まとめてチェックすることができる。さらに、UFO(災害の一種)に奪われた建物を“UFOコレクション”
として鑑賞することも可能だ。また本タイトルではプレイ中に気に入った風景を写真として撮影し、
“思い出アルバム”でその写真をじっくりと眺めて楽しめるという。
「シミュレーションゲームは難しい」と感じているユーザーのために、アドバイザーと助手が用意されて
いるのも特徴の1つ。アドバイザーは、プレイ中にさまざまなアドバイスをしてくれるNPC。もちろん
アドバイスに従うかどうかはプレイヤーの自由だ。助手は、プレイヤーの代わりに街の開発と管理を
行ってくれるNPC。エリア助手として雇い入れ、担当地区を指定すれば、後は自動でマネージメントを
行ってくれる。
そのほか、プレイ中に“フリーフライト”を選択すれば、飛行機やヘリコプターといった乗り物を操縦して、
自分の街の上空を飛び回ることもできる。選んだ乗り物の種類によって飛行特性が異なるので、
Wiiリモコンによる操縦を楽しみながら景観を楽しんでみてはいかがだろうか。
また「シムシティ」シリーズで避けて通れないのが、自然災害だ。地震、恐竜、流星群の襲来によって
壊れてしまった街を再建するのも、プレイヤーの腕のみせどころとなる。さらに「シムシティクリエイター」
では、自らの手で災害を引き起こすこともできる。ミッチ上野氏のデモンストレーションでは、巨大な
鉄球によって街が破壊される様子が披露された。鉄球はWiiリモコンによって自由自在に操作できるため、
「街を壊してフラストレーションの解消!」といったプレイも楽しめるだろう。
Online Player EX(一部略)
http://www.onlineplayer.jp/modules/topics/article.php?storyid=9887 http://www.onlineplayer.jp/modules/gallery/cache/albums/albuv11/creator_4.jpg http://www.onlineplayer.jp/modules/gallery/cache/albums/albuv11/creator_14.jpg http://www.onlineplayer.jp/modules/gallery/cache/albums/albuv11/creator_17.jpg シムシティ クリエイター
http://www.eajapan.co.jp/ja-jp/games/wii/simcity/creator/