先日、7月1日22:00よりアニマックスにて放送スタートする
TVアニメ「ウルトラヴァイオレット:Code 044」の第2話アフレコが行われた。
本作は、2006年に制作された実写映画「ウルトラヴァイオレット」を題材とした新作TVアニメーション。
近未来的な世界観を舞台に、政府に属する主人公“044(フォーティー・フォー)”と、
政府と敵対する吸血鬼軍団「ファージ」の若き戦士“ルカ”の2人を中心とした物語が描かれる。
「あしたのジョー」や「エースをねらえ」などの名作アニメを手掛けてきた出崎統氏と杉野昭夫氏らが、
それぞれ監督・脚本、キャラクターデザインを手掛ける他、制作はマッドハウスが行う。
また、主人公“044”を朴ろ美さん(「ろ」は王へんに「路」)、若きファージ戦士“ルカ”を関智一氏、
政府側のリーダー“ダクサス二世”を小山力也氏、「ファージ」の首領“キング”を羽佐間道夫氏が
演じるなど、キャストにも豪華声優陣が揃っている。
【ストーリー】“044(フォーティー・フォー)”はウイルスを使った遺伝子操作によって
ずば抜けた戦闘能力を手に入れた最強の女戦士となった。しかし、その力と引き換えに、
彼女の寿命は残りわずかとなってしまう。そんな彼女に政府から与えられた任務は、
吸血鬼軍団「ファージ」とその首領“キング”の殲滅(せんめつ)。“044”はその戦いの中で
若きファージ戦士“ルカ”と出会うが、彼女はなぜか“ルカ”を殺すことができない。
その結果、政府側のリーダー“ダルサス二世”に裏切り者とみなされてしまい、
ファージと政府の両方から命を狙われる。傷ついた“ルカ”とともに“044”は逃げ続け、
彼女は慈愛に満ちた謎の声を聞くことになる。
そして、“044”と“ルカ”は最終決戦へと突き進む。わずかな愛を感じながら。
http://dol.dengeki.com/news/200805/29/uv/n20080529_uv_01.jpg 今回、電撃オンラインでは朴さん、関氏、小山氏の3名からお話を伺ってきた。
「ウルトラヴァイオレット:Code 044」の魅力をたっぷりと語ってもらったので、
ぜひチェックしていただきたい。
http://dol.dengeki.com/news/200805/29/uv/n20080529_uv_07.jpg >>2へ続く
TVアニメ「ウルトラヴァイオレット:Code 044」
【放送】アニマックス、BS11
【放送日】
アニマックス……2008年7月1日より毎週火曜22:00〜
BS11……2008年7月放送開始予定
【スタッフ】(※敬称略)
制作:マッドハウス
制作協力:手塚プロダクション
製作:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督・脚本:出崎統
キャラクターデザイン:杉野昭夫
音響監督:山田知明
プロデューサー:丸山正雄
他
【キャスト】(※敬称略)
“044”役:朴ろ美
“ダクサス二世”役:小山力也
“キング”役:羽佐間道夫
“ルカ・ブルーム”役:関智一
他
電撃オンライン
http://dol.dengeki.com/data/news/2008/5/29/273595657cdb6bccb93f301fe78aacec.html ウルトラヴァイオレットコード044 - オフィシャルサイト
http://uvcode044.jp/ ――それぞれの役について紹介をお願いします。
朴さん:「ウルトラヴァイオレット」というミラ・ジョヴォヴィッチさん主演の実写映画から、さらに未来が
舞台となっています。その中で、(“044”は)“ヴァイオレット”の遺伝子を持っているんじゃないでしょうか?
“044”は、強化された人間で、若いころに完成させられているんですけど、寿命が短いんです。その寿命の
短さを自分で予感していて、その虚しさから解放されるのであれば、死も恐れていないと思います。自分の
存在価値ってなんなんだろう、とすごくグラついているところに、今回の第2話で“ルカ”と出会いました。
“ルカ”を見て何か思ったわけではなく、突然「お前を愛している」という言葉が聞こえて、“ルカ”を
助けてしまうんです。それが第2話の最後に描かれていて、今後どうなってしまうのかという感じです。
関氏:僕は“ルカ”という役なんですけど、“キング”率いる「ファージ」の中で、地区の暫定リーダーを
務めています。今回第2話で初登場して、“キング”のために“044”と対峙します。“044”のあまりの
戦闘力の前に敗れ去るのですが、その後どうなっていくのかというのがこれからの見どころになります。
小山氏:“ダルサス二世”はエキセントリックな男でして、およそ何でも自分の思い通りになると考えています。
「ファージは人間じゃない!」と今日も断言していました。そういう「権力に就いていて当たり前」という男が、
“044”の反抗によって自分の立場が危うくなり、どのようにエキセントリックさが増していくのか、
これからどんどんテンションが上がり放題だと思います。
――“044”はどんな性格をしていますか?
朴さん:今のところ描かれているのは、無機質――というか「ファージたちは人間ではない」、
「自分の任務はとにかくファージたちを一掃し、“キング”を倒すこと」といった任務のみに生きている感じです。
ですが、虚しさもどこかで感じていると思います。
――役作りで心掛けていることを教えてください。
朴さん:先々週、第1話の収録だったんですけれど、柄にもなくすごく緊張してしまいました(笑)。
洋画の吹き替えではよくお会いする方々ですけれど、アニメの現場で会うとすごくオーラを感じて、
ふとガラスの向こうを見ると重鎮の方々がずらっと並んでいてすごく緊張してしまいました。
そんな自分に負けないようにしようと思っています。
関氏:今日初登場なので、いろいろ世界観を探りながらというところもあります。主人公の“044”と
敵対する人間として登場しながら、彼女がふと僕を助けてくれるわけですよね。そこで、彼女も自分が
置かれた立場を裏切ることになるでしょうし、僕も自分が憎んでいた人に助けられる状況で物語が
スタートしていくので、そこをどういう風に演じていくかがおもしろいところだと思っています。
小山氏:“ダルサス二世”は、典型的な支配者でして、上からものを見て当たり前という考えの持ち主です。
今日初めて、「ちくしょう!」という出来事がありましたが、とにかく支配欲を持っていて、人間を人間と
思っていない明らかに見下す態度の人間です。でも“044”の魅力もちゃんとわかっていて、
「もしファージでなければ、お前を俺のものにしてやるんだけどな」といういやらしさもありますね。
非常に冷酷であり、自信家であり、世の中はすべて自分の思うように動かして当たり前だという傲慢なところ
(が彼のキャラクター)ですね。でもそれが、いろいろな弱さと実は裏腹なところだと思うんです。それゆえに、
これから乱れてくるところもあると思うので、どんな風に変わっていくのか楽しみでもあります。
――朴さんにお聞きしますが、実写映画「ウルトラヴァイオレット」を参考したところはありますか?
朴さん:実写版の「ウルトラヴァイオレット」自体、とても楽しく見させていただきました。だから、
「こうしてやろう」とは思いませんでしたが、アニメになったら「あの世界観がどう動いていくんだろう?」
という点はすごく興味があります。ミラ・ジョヴォヴィッチさんとこの人(“044”)、
似てますけどなんで似てるのかなと。
>>3へ続く