業績に貢献したのは、英国子会社Rising Star Games Limitedなど海外向けにゲームソフト 『Harvest Moon』が好調だったデジタルコンテンツ部門である。グループ全体のプロジェクトとして 取り組む『家庭教師ヒットマン REBORN!』は、PS2向けに2タイトル、Wii向けは1タイトルを発売している。 連結売上高69億300万円(前年比35.8%増)、連結営業利益は4億5700万円(前期比91.2%増)である。
また、マーベラスが強みを発揮しているミュージカルなどを中心とした舞台公演事業は好調だった。 連結売上高は8億2500万円と前年比で65.5%増、連結営業利益は1億6500万円の43.5%増といずれも 大幅に伸びた。 主な公演は3つのシリーズを開催し、過去最高の観客動員を実現した『テニスの王子様』をテーマに したミュージカルのほか、「ミュージカル『エア・ギア』 vs. バッカス Super Range Remix」、ミュージカル 「DEAR BOYS」などである。 アミューズメント事業は、連結売上高4億6800万円、連結営業利益500万円だが、同事業は分割して アトラス、ザ・サードプラネット譲渡された。マーベラスはアミューズメント事業からは撤退し、映像音楽事業、 デジタルコンテンツ事業、舞台公演事業の収益拡大を目指す。