東映アニメーションとウォルト・ディズニー、日本と米国を代表するアニメーション会社が手を組んだ
新作アニメ『ロボディーズ風雲篇』が、6月2日からトゥーン・ディズニーで放映開始する。番組の
長さはおよそ2分半、毎週月曜日と土曜日の18時25分と23時25分の放映となる。
作品は東映アニメーションとウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナルジャパン
(WDTVI-J)による初の共同製作アニメとして大きな注目を浴びている。さらに東映アニメ初の
3DCGアニメーションのテレビシリーズ、実写との組み合わせなど話題が多い。
『ロボディーズ風雲篇』は、宇宙最強の征服者バッドル軍団と地球を守るために戦うロボディーズの
精鋭ネジ丸たちを描いたSFアクションコメディとなる。また、技術面では3DCGのキャラクターを
実写背景に組み合わせる革新的な試みを行っている。3DCGを使った派手なアクションシーンが
期待できそうだ。
東映アニメといえば、セルアニメーションから発展した2Dアニメのイメージが強い。実際に同じ
CGでも、『モノノ怪』や『ワンピース』、『Yes!プリキュア5GoGo!』などでは、2DのアニメーションCGが
多用されている。
しかし、これまでには映画『男たちの大和/YAMATO』などの3DCGシーンも制作しており、今回は
そうした技術がテレビアニメに活かされることになる。
近年、アニメ製作会社が海外進出をするにあたり、海外の企業と共同製作を行うことが増えている。
東映アニメーションも、これまでカートゥーンネットワーク(米国)や韓国KBSなどと共同製作を
行うなど、この分野では特に積極的に展開を進めている。
今回は、アニメーション製作の老舗ともいえるディズニーとテレビアニメで世界的な強みを持つ
東映アニメが、企画段階から共同製作する。これはWDTVI -Jにとっては初の試みである。
『ロボディーズ風雲篇』は、アニメビジネスの新たなトレンドを特に印象づける作品と言っていいだろう。
「ロボディーズ 風雲篇」
トゥーン・ディズニー 2008年6月2日(月)放送スタート 毎週月曜・土曜 18:25〜、23:25〜
製作:東映アニメーション/ウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナル ジャパン
【製作スタッフ】
プロデューサー:池澤良幸、林美千代
演出:西尾大介、宮原直樹
【出演者】
ネジマル:伊倉一恵
バッドル隊長:子安武人
ソンブレノスケ:竹本英史
部下A:松本保典
ドラムカンベエ:置鮎龍太郎
部下B:高木渉
アニメ!アニメ!
http://animeanime.jp/news/archives/2008/05/3dcg.html ロボディーズ-RoboDz-風雲篇
http://www.toei-anim.co.jp/tv/robodz/