株式会社フジヤマ(本社:東京都港区、代表:吉井順子)は、YouTubeが公開している
APIのクロムレスプレーヤーを使用した多言語字幕の同期配信を、
字幕視聴ビューアー「MABL(マーブル)」で実現。
株式会社GDH(本社:東京都新宿区、代表:石川真一郎)が4月25日より開始している
赤塚不二夫原作/フジオ・プロダクション(代表:赤塚りえ子)製作のコミック
「へんな子ちゃん」のインターネット限定Webアニメーションに、
この多言語字幕シンクロ配信システムを提供した。
フジヤマでは字幕や音声などの2次情報をシンクロ配信する管理するデータベースとMABL、
そして字幕製作ソフト「NATSU(ナツ)」等で構成する、字幕制作からPC/携帯/IPTV/店舗ビジョン等
への配信までの一元管理が行えるシステム「Secondary data Synchronous Distribution System(以下2SDS)」
を提供している。2SDSは字幕を動画に付加する作業が不要なため字幕制作にかかる制作期間を短縮するほか、
配信後の修整についてもテキストデータの修整だけで対応できるシステム。
今回のYouTube対応の多言語字幕シンクロ配信システムは2SDSのいちサービスメニューである
MABLにおいて実現したもの。フジヤマは「3月にYouTubeがAPIを公開した後、早々に弊社の
多言語シンクロ配信での対応については志向していた。現在のYouTubeを初めとした動画共有サイトが
オリジナル言語のみであるために、本来のコンテンツの魅力を多言語配信する事ができれば、
より『共有』という本来の言葉の意味どおりになるだろうと考えていた際、YouTubeがAPIの
公開を行った事などもあり、次世代の動画共有サイトのあり方を提示できうるのではないか
と思い同APIを採用するに至った」とコメント。
これによってGDHでは「へんな子ちゃん」Webアニメにおいて、音声付きの日本国内向け提供に加
え英語/中国語の字幕の同期配信も実施する。同社では、多言語字幕シンクロ配信システム自体は
2年程前から開発を進めており、今回のYouTube APIを使用した機能のほか
既にまた新たな機能も開発している。
本件についてフジヤマは「弊社ではエンターテインメントコンテンツ/ニュース情報/観光情報/IR
などの企業情報/eラーニングや、聴覚障害の方への日本語字幕といった市場において各社に
多言語シンクロ配信サービスを提供しているが、昨年後半にGDHに対して弊社サービスの説明を行っていた。
その後、コンテンツのグローバル配信という潮流の中で改めてGDHよりご連絡を頂き今回の件に至る」と話す。
なお今回GDHに提供した技術については従来通りあらゆるジャンルのコンテンツホルダーらにも
広く展開する予定。但しフジヤマとGDHの今後の取り組みについては「現在ノーコメント」(同社)とした。
Venture Now
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