ガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営している『エミル・クロニクル・オンライン』(略称:
『ECO』)の、2008年のアップデート情報に関して、同社開発本部第1開発部で『ECO』の開発を
担当する水落貴嗣氏と、オンライン事業部マーケティング本部でプロモーションを担当する
平原智子氏に話をうかがった。
--2008年のアップデートスケジュールは?
水落貴嗣氏(以下、水落):2008年内にSAGA8からSAGA10まで実装する予定です。
--では、SAGA8の内容からお話ください。
水落:SAGA8 では、『ECO』を構成する3つの世界のひとつ、ドミニオンの世界が初めて実装
されます。これにより、エミル(人間族)の世界、タイタニア(天使族)の世界、ドミニオン(悪魔族)の
世界がそろい、『ECO』本来の世界が姿を現し始めます。これまでオープニングムービーなどで
断片的に語ってきた『ECO』の物語が、SAGA8の実装を機に本格的に語られると思ってください。
ドミニオンの世界は”闘争の世界”なんです。その”闘争”という世界の特質を表現するために、
ドミニオンの世界には PvP(プレイヤーどうしの戦闘)を導入します。これまでにも『ECO』には
演習といった形で対人戦ができるシステムはありましたが、ドミニオン世界では街から1歩外に
出たら、どこでもPvPが可能になります。うかうかしていると寝首をかかれるという緊張感が
感じられる世界になります。
-SAGA8のそのほかの実装内容は?
水落:いちばん最後に実装する予定の攻防戦というのがあるのですが、これがSAGA8最大の
目玉になると思います。これは、ユーザーのみなさまが団結して第4の種族からドミニオンの世界を
守る戦いです。この攻防戦のおもしろいところは、戦いの結果によって街の機能がガラリと変わる
というところです。
--街の機能が変わるとは、具体的にどのようなことでしょうか?
水落:たとえば、街が100パーセント、ドミニオンのもので何ら脅かされていない状態だったら、
民は穏やかに暮らしていて、物流も問題なく機能しています。ところが、第4の種族に50パーセント
占領されてしまったら、商人は逃げていくつかのショップは閉鎖されているかもしれません。
物流は止まり、売っているものも少なくなるかもしれません。そういう変化をリアルタイムで
見せたいと考えています。現在、検討しているのは、町の城壁に耐久度を設定して、第4の種族に
攻撃されることで耐久度が落ちていくという仕様です。
平原:そうすることで、直接戦闘に参加しにくいバックパッカー(採取生産型)系の職業でも城壁を
直すことで、攻防戦に参加できるんですね。商人も閉鎖されたショップの変わりにアイテムを
売ることもできる。
ファミ通.com(一部抜粋)
http://www.famitsu.com/pcent/news/1214588_1341.html エミル・クロニクル・オンライン
http://www.econline.jp/