韓国ゲーム産業振興院は、校内暴力を予防するためのゲーム『スターストーン』を発表しました。
『スターストーン』は、小学生やその父兄、そして教師を対象とするゲーム。
ゲームはRPGの体裁をとっており、プレイを通して対人関係に関する知識を得られるという内容。
ゲーム内での対話を通じ、暴力性を抑制するだけでなく、『スターストーン』を使用した教育プロ
グラムを実行することで、校内暴力の抑制に効果があるとされています。
2006年から韓国の小学校で実証テストが行われていましたが、今後は小学校教師を対象に
『スターストーン』を使用したプログラムの研修が行われるとのことです。
暴力事件が起こるたびに、日本ではゲームが青少年に与える害が議論されてきました。
ナムコと早稲田大学こどもメディア研究所、財団法人ニューテクノロジー振興財団が、ビデオ
ゲームのプラスの効能に注目した『ゲームの処方箋』プロジェクトを推進したりもしているのですが、
現状においては、まだまだ賛否どちらも決め手を欠いている感があります。
もはや現代人とは切っても切り離せないのがゲーム。ならば、いかに関わり合うかを決めるべき
時期がそろそろ訪れているのではないでしょうか。
今回の『スターストーン』や火事予防ゲーム、2008年に予定されている学習効率向上ゲームなど、
教育の場に積極的に取り入れていく韓国式アプローチと、日本式の慎重なアプローチ、どちらが
子供のためになるかは、今後要注目のテーマといえそうです。
iNSIDE
http://www.inside-games.jp/news/280/28065.html