はっとりみつるさん:センバツ出場の母校「山商」にエール
「ウミショー」の原点は「山商(ヤマショー)」−−。「週刊少年マガジン」(講談社)に
連載中の漫画「ケンコー全裸系水泳部ウミショー」が人気の漫画家、はっとりみつる
=本名・服部充=さん(30)は、22日に開幕する選抜高校野球大会(毎日新聞社、
日本高校野球連盟主催)に出場する三重県立宇治山田商高(同県伊勢市)の卒業生。
漫画の中で主人公たちが通うウミショー(海猫商高)も地元で「山商」と呼ばれる母校が
モデルだ。はっとりさんは初めてセンバツに挑む母校のナインにイラストでエールを送る。
連載中の「ウミショー」は、水泳部員が主人公の学園コメディーで、記憶に残る母校の
プールを舞台に描いている。
はっとりさんは高校時代、部活動などはせず、漫画やイラストを描き続けていた。
「それぞれ好きなことに取り組める自由な校風が心地よかった。3年生の時に
学園祭の看板を描いたのが良い思い出」と振り返る。
「模擬取引」という授業で野球部員らと机を並べたこともあった。内線電話で、模擬商談をする。
「丸坊主で、真っ黒に日焼けした野球部員が『いつもお世話になっております。ご用件は……』
と話している姿を見るのが楽しかった」
昨年夏の甲子園で、佐賀北(佐賀)を相手に引き分け再試合の熱戦を演じた母校の活躍には、
「テレビで観戦していて目がくぎ付けになった」という。
今度の舞台は、センバツ。はっとりさんは愛着のある「ヤマショー」の球児たちに
「甲子園でぜひ1勝してほしい」と期待を寄せる。【岡大介】
毎日新聞 2008年3月13日 15時00分 (最終更新時間 3月13日 19時43分)
http://mainichi.jp/photo/news/20080313k0000e040089000c.html