2008年3月8日、東京・秋葉原のUDXシアターにて”第2回声優アワード新人発掘オーディション”が
開催された。
オーディションの審査には、青二プロダクション、アトミックモンキー、ウィットプロモーション、
81プロデュース、エーエス企画、大沢事務所、オフィス PAC、銀プロダクション、ケッケコーポ
レーション、元氣プロジェクト、賢プロダクション、トリトリオフィス、ビーボ、ぷろだくしょんA組、
プロダクションタンク、ぷろだくしょんバオバブ、マウスプロモーション、三木プロダクション、
ムーブマンという声優・タレントプロダクション19社が参加。声優業界の金の卵を発掘すべく、
鋭いまなざしでオーディションの模様を見守る。
そんな緊張感に包まれた会場で選考に合格した37名(1名欠席)の参加者が、オーディションに
挑戦。オーディションは自己PRから始まり、ナレーション、選択シナリオ(4種類の中から選択)、
そして審査員による質疑応答の4項目で行われる。各自の持ち時間は3分。中には審査員の要望で
複数の選択シナリオを演じる参加者の姿もあった。
オーディションの結果は、各参加者が順番に壇上に上がり、声優・タレントプロダクション19社が
自社のネームプレートを挙げるか否かで合否が決定するというもの。緊張した面持ちの
オーディション参加者が、1本でもプレートが上がることを待つ姿は、見ているこちらまで
胃が痛くなるような雰囲気。そして審査の結果、今回のオーディションでは参加者36名中、
じつに19名が合格。夢にまで見た声優としての第一歩を踏み出すこととなった。
オーディションの最後には、”声優アワード”実行委員を務める、文化放送 編成局 編成局長の
片寄好之からオーディション参加者たちに向けて、激励のコメントが贈られた。
オーディションというのは一種のお見合いみたいなもの。今日、手が上がらなかった方もまた別の
機会、あるいはこれを糧にして、もういちどきちんと自分を見つめ直して挑戦すれば、必ずやまた
チャンスが訪れると思います。受かった方を見ていると、総じて感じられるのはしっかりと物事を
捉えていると。そして自分なりの解釈、オリジナリティーがある。こんなことを感じました。
オリジナリティーというのはきっと皆さんの中にそれぞれあると思うんです。ただ、この場で出せるか
どうか、というのが非常に重要です。非常に短い時間の審査ですけれども、やはりプロが見ると
それがわかってしまうので、もう一度、受かった方もここで甘えることなく、しっかり勉強して
がんばっていただきたいと思います。まもなく第2回声優アワードが行われますが、声優という
職業が日本に現れて50周年を迎えるということです。あなた方も、ぜひその歴史のひとつに
加わっていただきたいと心から祈っております。本日は本当におつかれさまでした。
ファミ通.com
http://www.famitsu.com/anime/news/1214070_1558.html http://www.famitsu.com/fwtv/?21214070